【2009年4月6日追記】
THE KOREA TIMESネット版の2009年3月20日付の記事によると、韓国軍所属のBo-105が、搭載している目標捕捉・指示照準装置(TADS:target acquisition and designation system)を製造していたアメリカ企業が倒産した事により、運用に支障を来たしているとの事[1]。陸軍の情報提供者は、軍が保有する13機(記事ママ)のBo-105の内、観測任務に従事する事が可能な機体は2機に過ぎないことを明らかにした。原因としてBo-105に搭載されるTADSを製造していた米企業の倒産を上げている。Bo-105が搭載するTADSはAH-64アパッチが搭載している装備と同じもので、安定化された光学電子センサー、レーザー測遠機、レーザー目標照準装置、暗視装置等で構成されており、最大探知距離は昼間18km、夜間5.8km。情報提供者は、韓国軍は対応策として国内企業に代替TASDの開発を発注する事を計画していると述べた。
▼Bo-105の後部
▼キャビン後部には4人掛けのシートがある。ウィングに12.7mmガンポッドを装備
▼対戦車ミサイルのランチャー。左右のウィングに1発ずつ装備できる
▼ウィング上に装備されているチャフ・ランチャー
▼Bo-105のローター前に装備されている球状のものがTADS(目標捕捉・指示照準装置)
【参考資料】
別冊航空情報 世界航空機年鑑2005(酣燈社)
Aviation Now / 航空の現代
THE KOREA TIMESネット版「Spy Copter Operations Hit Obstacle」(2009年3月20日)