自律警戒監視ロボット(韓国)



三星テックウィン社など韓国企業4社と高麗大学が共同開発した、自立型警戒監視ロボット。2006年9月28日に三星天安研修院で公開された。開発は2003年から行われ、3年間で98億ウォン(うち政府予算が49億ウォン)が投じられた。開発者はイスラエルの同類商品よりも高性能と胸を張っている。

このロボットは哨戒ラインの警戒や陣地防御に使われる固定型の自律戦闘システムで、月の出ていない闇夜でもカラー映像で2km先の動目標を補足でき、昼間なら4km先まで探知する事ができる。探知した目標は登録された2000件のデータベースを使って、1kmの距離で人、車、動物などを自動判定可能。また音声認識技術を使用し10mの範囲内で敵味方の識別を行うという。探知された目標が敵と判断された場合、装備されているK-3機関銃や非殺傷型のゴム擲弾で攻撃する。韓国軍がこのロボットを採用するかは不明で、恐らく輸出を主眼に開発されたものと思われる。三星テックウィン社によれば2007年から販売されるという。

【参考資料】
朝鮮日報


2007-07-15 22:07:38 (Sun)

最終更新:2007年07月15日 22:07
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