「AEGIS」知能型警備ロボット


▼2007年のソウル・エアショーで展示された12.7mm機関銃装備型
▼同じくソウル・エアショーで展示された7.62mm機関銃装備型

このAEGIS(イージス)と呼ばれる知能型警備ロボット(自動迎撃システム)は、大徳バレーの防衛産業専門ベンチャー企業、ドダム・システム(DODAAM SYSTEM)社が、4年の研究過程を経て開発した。このロボットは敵の動きを捕捉すると自動追跡を開始し、射撃を行なう最新鋭の軍事装備で、韓国軍の主要任務地域や危険地域の警戒はもちろん夜間警戒などにも使用される。ロボットの昼間射撃距離は500m以上。一般兵士らの昼間射撃距離である250mの2倍以上の水準である。侵入者を探知できる監視範囲は昼間には1.2km、夜間には500m。また自軍に向けた発砲の防止のため前方にのみ射撃が可能なように設計されており、誤発射防止のために中央統制室の指揮下で射撃が可能なよう半自動射撃設定と任務地域設定機能を持っている。

AEGISロボットはイラク派遣部隊に送られ、テストを兼ねて警戒任務に活用された。軍事境界線の警備用として開発されたAEGISだが、2007年10月現在韓国軍には採用されていない。しかし輸出は積極的に行なわれており、中東某国で採用され好評を博しているという。

▼試作型のAEGIS

【参考資料】
News from Daedeok Valley KOREA


2007-10-28 21:53:23 (Sun)

最終更新:2007年10月28日 21:53