K2 5.56mmアサルトライフル



口径 5.56mm×45
全長 970mm(折畳時730mm)
銃身長 465mm
重量 3,370g
装弾数 30発
ライフリング 6条右回り

K2アサルトライフルは韓国が独自に開発し、M16A1(603K)の後継として軍用制式になった5.56mm×45口径の軽量アサルトライフルである。K2の開発は、M16A1のライセンス生産で経験を積んだ大宇精工(大宇プレジション・インタストリーズ)が担当した。K2は韓国各軍に供給されるほか、セミ・オートマチックの民間型も生産されている。

作動メカニズムは伝統的なガス・オペレーション(ガス圧利用式)で、ガス・ピストンを備えたボルト・キャリアーにターン・ボルトを装備している。特徴は全体的なデザインをM16A1から借用し、上部、下部のレシーバーもM16A1と同じアルミニウム系の軽合金で製作している事だ。オリジナルのM16A1とK2の最大の違いは、M16A1のリュングマン式(ガス直接利用式)をK2はピストンを使用するガス圧利用式にした点だ。マガジンはM16のものがそのまま使用できる。プラスチック製のストックは折り畳む事ができ、携帯性も高い。銃口初速はM193で960m/sec、K100(SS109)で920m/sec。有効射程はM193で460m、K100で600m。セレクタはセーフティ、単発、3発バースト、連射の4つを選択できる。K2は銃身にM7バイヨネット(銃剣)を着剣して近接戦闘を行うことが出来る。またK201 40mmグレネードランチャーを銃の下部に装着する事もできる。

【参考資料】
最新軍用ライフル図鑑(床井雅美/徳間書店)

【関連項目】
K1A1 5.56mmアサルトカービン


2007-07-15 23:44:01 (Sun)

最終更新:2007年07月15日 23:44
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