グレネードランチャー(韓国)


K4 40mmグレネードランチャー


性能緒元
重量 32.92kg
  9.53kg(三脚架)
  19.89kg(ターレット)
全長 109.47cm
口径 40mm
初速 240.69m/s
最大射程距離 2,200m
有効射程距離 1,600m
発射速度 325~375rds/min

K4は韓国の大宇精工(大宇プレジション・インタストリーズ)が開発したグレネード・ランチャー(自動擲弾発射機)である。韓国はアメリカが開発したMk19グレネード・ランチャーに刺激を受け1986年から大宇精工が開発を開始、1991年に完成した。有効射程は約1,600mで、榴弾を1分間に60発発射する連射速度を持つ。1,000mまではほぼ直線で擲弾が飛んでいく良好な弾道特性を有しており、熟練した射手にかかればタンジェント式リアサイトを使用して正確に目標へ命中弾を送ることができる。夜間にはAN/TVS-5暗視装置を使用する。弾丸はKM385訓練弾、殺傷半径5m、危険半径15mを持つ対人用のKM383高性能榴弾、対装甲車輌用のKM433成形炸薬弾の3種類が用意されている。K4は歩兵用火器としては重いためBv206やK311などの車輌に車載する事が基本となっているが、K-6重機関銃の三脚架に載せて陣地配備する事も可能。また海兵隊のAAV-7A1の砲塔にも装備されている。

韓国軍は歩兵1個中隊にK4を1挺配備する事を目標にしているが、将来的には中隊に2挺を配備したいと考えている。しかし実際にはDMZ付近の最前線部隊にしか配備が進んでおらず、ほとんどの兵士はK4を見たこともないようだ。



K201 40mmグレネードランチャー

▼左の兵士がK201グレネードランチャーを装着したK2アサルトライフルを持っている



M79 40mmグレネードランチャー




【参考資料】
コンバットマガジン(株ワールドフォトプレス)


2009-05-10 16:05:31 (Sun)

最終更新:2009年05月10日 16:05