301 :無名草子さん :2007/08/13(月) 20:03:30>>295298だが、もう一度。佐伯啓思のは「戦後民主主義を問い直す」というサブタイトルで、戦後レジーム批判の色彩が濃い。つまり、ひどく政治的。その意味でも、はずした方がいいと思う。それに代わるものとして、篠原一『市民の政治学』(岩波新書)を挙げたい。「討議デモクラシーとは何か」というサブタイトルからは「朝日新聞」的な「共産党=市民政治」的な臭いがするが、中身はいたってまともで、ポピュリズム批判も組み込んでいる。というわけで、入れ替えを提案。
302 :無名草子さん :2007/08/13(月) 20:11:28「ポピュリズム批判」とやらも充分政治的じゃないか。
304 :無名草子さん :2007/08/13(月) 20:15:25>>302もちろんだ。問題はなにを「ポピュリズム」と見なしているかだろう。
432 :無名草子さん :2007/08/22(水) 14:17:21篠原一『市民の政治学』にちょっと物言いをつけておく。まず、定常化社会、ウォーラーステインと来た時点でお腹いっぱい。べックの「リスク社会」という概念も個人的にはあまり好きではない。共同体が健在だった前近代にはリスクはなかったんですか?と問いたくなる。子供を5人産んで3人死ぬのが当たり前だった時代とか、飢饉があれば村一つ全滅していた時代より市場経済が発達した現代の方が安全じゃないかと。まぁ近代においてリスクはチャンスでもある、という文脈はわかりますが。ポピュリズム批判も世の中が右傾化してきてから言い出すのは姑息な感じ。香山リカのプチナショナリズム批判を引用してくるのもショボイ。オルテガやフロムなどのポピュリズム批判はもともと保守派が援用してたのに。アドルノなんかはまぁ左翼だけど、大衆批判という文脈では保守っぽいでしょ。ハーバーマスではまだちょっと保守っぽいのでもう少し左が良いと言ってるだけの感じ。
433 :無名草子さん :2007/08/22(水) 14:21:35ま、篠原先生は姜尚中先生なんかに比べればずっと誠実な感じはするけどねw
434 :無名草子さん :2007/08/22(水) 20:35:43つまりこのスレは一応、討議デモクラシーを目指してやってるけど、2ch自体がポピュリズムの総本山だから無理ってことでつね?
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