※主に一般書籍(和書)のレビューを書いている人気レビュアーの中から自分の琴線に触れた人を勝手に選びました。
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・モワノンプリュさん ⇒
豊かな教養に裏打ちされた質の高いレビュー。
基本は人文系だが守備範囲広し(意識的に広くしている感がある)
硬軟自在、華麗なレトリック、品の良さ、高い見識、あらゆる点でプロレベル。
但し、やはり理数系は若干苦手か。経済に関する判断も迷走気味?
・古本屋Aさん ⇒
古書店経営者の方だろうか。哲学・歴史・古典など重厚なものを多くレビューされている。
昔風の狷介な読書人のイメージ。ヘーゲル贔屓。
・野火止林太郎さん ⇒
この方も古いタイプの教養人といった感じ。思想・歴史・社会科学・文学などが守備範囲。
古本屋A氏よりは、ややソフトか。
クラシックCDのレビューも多い。古本屋A氏もそうだが、この手の人はクラオタ(=クラシックオタク)多し。
・h.yamagataさん ⇒
知っている人は知っている山形浩生氏。書評は明晰にして辛辣。
→YAMAGATA Hiroo Official Japanese
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・まげ店長さん ⇒
戦史・軍事ものが多く、他には理数系入門書など。書店店長の方らしく、
出版ビジネスや書籍流通関係の本のレビューも多い。
・白頭さん ⇒
哲学、特に分析哲学系に強い。理系・文系・ジャーナリズム・マンガまで広くカバー。
おそらくお歳を召された方だと思われるが、ラノベなども取り上げている。ハルヒを絶賛。この人もクラオタ。
・ホッカルさん(改)さん ⇒
野放しamazonレビュアーと言えばこの人。ラノベ・マンガなどオタク関係全般。
悪フザケの限りを尽くしつつも、そこはかとない知性の煌きがなきにしもあらず。なぜか学歴ネタに執着。
・ジャッキー・アイドル "ホシガエル"さん ⇒
幻想文学・SFなどに強い。新本格ミステリーやメジャーな漫画も取り上げている。
映画マニアらしく、香港映画などのレビュー数が書評数を圧倒。
・ラスカル "ラスカル"さん ⇒
経済学・ビジネス関係が主。クールなリフレ派。
→ラスカルの備忘録
・子母原心さん ⇒
経済学と野球(メジャーリーグ)関連。
もうあまり書いていらっしゃらないようだが、また経済書をレビューしてほしい。
・煽尼采さん ⇒
文学・哲学・現代思想。この人も映画オタらしくDVDのレビューが多い。アニメもあり。
一般人には取りつくしまのない難解なドゥルーズの哲学や現代文学に接近する手がかりを提供してくれる。
オカルトに対する警戒感が薄いのが少し気になる。ドゥルージアンの特徴か。
・蒼龍さん ⇒
認知科学・哲学など。まだレビュー数は少ないが、認知科学・心理学のリストマニアリストが充実。
→蒼龍のタワゴト-評論、哲学、認知科学-
・さるサルさん ⇒
理数系の本を簡潔かつ的確に紹介。「蒼天航路」など漫画のレビューも少々。
・kogonil_35さん ⇒
社会学・環境・思想など。大澤真幸・内田樹・赤木智弘らへの逡巡しながらの批判は印象的。
森達也への一刀両断はワロタ。
個人的に非常に共感するところの多いレビュアーです。
・philosophiaさん ⇒
現代史・政治学・山に関する本。まだレビュー数は少ない。政治的にはやや右寄りか。
・お気に召すままさん ⇒
社会学・哲学入門書・芸術・古典など。やや星(点数)の付け方が甘いか。
人文系教養主義に自足しているような物足りなさも個人的には感じる。
書評以外ではモーツァルト歌劇のレビュー多し。
→charisの美学日誌
・okuno40 ⇒
理工系の教科書や参考書が主。精神医学・現代史関係も若干。
文章が少しぎこちないが、評価がストレートでわかりやすい。
・MMさん ⇒
生物学・医学・脳科学・心理学などを中心に、理系啓蒙書の紹介が主。
クリティカルシンキングに則った批評は冷静かつ丁寧、必要に応じて辛辣。
環境問題に関連して武田邦彦を酷評・糾弾。
・モチヅキさん ⇒
歴史・政治・社会・思想など。政治的には微かに左寄りか。
しかし一方でハイエクなど保守系にも目配りし、視野は広い。
・佳少爺 "Jia-(shao)-ye"さん ⇒
歴史が中心。他に国際政治や軍事など。軽めの小説なども。
自転車が趣味の人らしく、それ関係の本も散見される。
・ソコツさん ⇒
社会学・民俗学・宗教学・文化人類学など。点数の付け方が甘い(ほとんど星5か4)。
しかしレビューは非常に丁寧で的確。
・革命人士さん ⇒
新書のみに特化したレビュアー。ジャンルは歴史・ビジネス・政治など。
書評はどちらかというとアカデミズムや教養主義的視点ではなく、
生活者的視点(と言っても市民派サヨク的意味ではなく)からされているようだ。
・簿記受験生さん ⇒
歴史・古典・語学・宗教・理数系など。
ガチガチの古典をガチでレビューしているのが特徴。レビュー数も密度も驚異的。
ただ、もう長いこと新規の投稿がない。
・θさん ⇒
分析哲学・法哲学・システム論などが主。他に政治学・経済学など社会科学全般。
フーコー・デリダなど現代思想には若干批判的で、サイードなどはボロクソ。
左傾化ポモに厳しく、保守派にはやや甘いか。みっしり書き込まれた長文は迫力あり。
→異端的考察
・ib_pataさん ⇒
歴史・思想・宗教・精神医学・文学など人文系全般をカバー。他に政治・理系啓蒙書など。
サッカー・料理など趣味関連も幅広い。
プロフィールによると経済紙の記者をされているいうことだが経済書関係のレビューは意外に少ない。
記者としての立場上さしさわりがあるのか、あるいは単に仕事関係の書籍は除外しているだけなのかもしれない。
(蛇足; 私見では堂目『アダム・スミス』への低評価はあまりにも不当と思う。「エスタブリッシュメントによる新自由主義批判」との読みは違うのではないか。むしろ「程度の低い新自由主義批判に対する批判」として読むべきでは?)
・梶ピエールさん ⇒
中国関連が主。他に歴史・経済など。質が高いのにレビュー数が少なくて残念。
→梶ピエールの備忘録。
・ ishilinguist "一言語学徒"さん ⇒
歴史・語学・言語学など。英語学習書の紹介が充実。点数の付け方はやや甘いか(悪くても星三つ)
書籍以外では、モー娘ファンということでハロプロ関連レビューが多い。
・フジキセキさん ⇒
経済・ビジネス書・文学・理系啓蒙書など。
箇条書きなどを駆使して内容の要点がきれいに整理されている非常に有用性の高いレビュー。
趣味は囲碁・将棋。音楽の趣味はビートルズなど古いロックやジャズ、クラシックまでと骨太。
・鈴木純一さん ⇒
ソフトウェア開発・プログラミング・ビジネス書が主。
司馬遼太郎、真保裕一やロバート・B・パーカーなどの小説も精力的に紹介。
音楽はジャズが中心。レビュー数は膨大。
・ゴルゴ十三さん ⇒
理数系啓蒙書と語学が充実。
理系研究者の方らしいが、感覚が一般大衆と乖離しておらず、
親しみやすくわかりやすい文章。関連する書籍や情報も丁寧に紹介されていて親切。
半面、茂木や竹内薫や齋藤孝や立花隆らへの評価は少し甘いのではないかという気がした。
経済に関しての見解はやや通俗的か。
・文字読みさん ⇒
文学・現代思想が中心。取りあげている本は人文系の難しい本が多いが、レビューはわかりやすい。
現代思想の有効性については楽観的なスタンス。
・498円さん ⇒
社会学・障害学・教育など。他に歴史・民俗学・マンガ。
ろう教育関係の仕事をされている方でしょうか。
書籍以外では音楽レビューに高い見識を示す。
(今見たら全削除してある…何故?このままだとしたら非常に残念です)
(追記;どうやら復活の兆しは見えませんが、個人的に愛惜の念強くどこかで再開されることを願ってこの項はこのままにしておきます)
(祝・一部復活…どうやらアマゾン側のバグだった模様。まったくもー)
・kurubushi "読書猿"さん ⇒
心理学・精神医学・認知科学を中心に、社会科学全般および理系・文系全般をカバー。
その守備範囲の広さから推察するに、現代の百科全書派を目指しておられるのでしょうか。
批評の切れ味が冴えており、松岡正剛のような単なる衒学とは一線を画していると思う。
→読書猿
・applemanさん ⇒
法律・理数系・語学など。特に物理学・宇宙論に詳しい。映画・音楽のレビューも多い。
音楽はテクノ中心。
・ぶれぐまさん ⇒
脳科学・認知科学・心理学・その他理数系全般および哲学など。
ご自身が脳神経科学研究者とのこと。"リストマニア"リストもあり。
最近の齋藤孝に星5つを付ける見識には疑問符。
・数学太郎さん ⇒
理数系のみ(特に数学)。レビューは簡潔明瞭。
・萩原 湖太郎さん ⇒
プログラミング・理数系・語学(英語・韓国語)・哲学啓蒙書・小説・エッセイなど。
点数の付け方にメリハリがある。「名著かも」と書きながら星三つだったりする。
すなわち評価基準が結構厳しい。
・patellaさん ⇒
生物学・脳科学など理系入門書を中心に、哲学・文学・宗教など幅広くレビュー。
気合いの入った長文レビュー多し。
・FreshAirさん ⇒
近代史・ビジネス・理系啓蒙書など入門的な本全般と英語関連。
教育パパ。
・唐沢 大さん ⇒
経済・ビジネス・思想など。文学・ミステリーもかなり読まれている。
好き嫌いがはっきりしており、名作と定評のある作品でも自分の主観でバッサリ切り捨てたりしている。
権威よりも自分の直観を信じるタイプの方でしょうか。
内田樹・橋本治・中沢新一に心酔しながら、経済学啓蒙書も高く評価しているのが面白い。
(この二つの方向性は通常あまり両立しない)
・荒野の偏微分さん ⇒
ハンドル名からすると理系中心のイメージ(医師の方か?)だが、
守備範囲は、詩歌・民俗学・サブカル・SF・ラノベ・漫画、と幅広い。
むろん、医学や理数系の切れ味鋭いレビューもあり。
トンデモ糾弾のスタンスが濃い。点数の付け方は、やや辛め。
・daepodongさん ⇒
医学・医療・社会学・思想・政治・文学・古典など。この方も医師でしょうか。
ウォーラーステイン、ネグリ、サイード、岸田秀、小熊英二、内田樹、大澤真幸など、
所謂人文系に人気の論者にはおおむね好意的だが、
時おり、独自の視点から辛辣な批判がなされる。左派・右派問わず扱いが公平。
橋爪大三郎への評価が異常に低いのが目立つ。高橋哲哉にも批判的。
音楽レビューにも独自の見識を有しており、ボブ・ディランなどフォークロック系からジャズ・ブルース・クラシックまで詳しい。
・watanokuniさん ⇒
精神分析・哲学・現代思想・漫画など。
所謂サイエンスウォーズにおける現代思想批判には反感を持っておられるようだ。
リストマニアリストもあり。
・JBHHLW "OHMSS"さん ⇒
分析哲学に詳しい。他に冒険小説(007など)・インダストリアルデザイン・建築・車・武道・経済
映画・音楽(ジャズ・フュージョン・ラテン)
・chatbrunさん ⇒
古典・歴史・幻想文学(主にヨーロッパ古代・中世)・語学(古英語・ラテン語)・紀行・エッセイ・動物(パンダ・猫)。
音楽はR&Bなど。
・小谷野敦さん ⇒
知っている人は知っている小谷野敦さん。あえてノーコメント。
→猫を償うに猫をもってせよ
・灰色のアルベリヒさん ⇒
本来は理系の方らしいが、レビューは歴史・宗教・政治などの方が多い。
通俗保守系には大変厳しいが、必ずしも左翼というわけではないようだ。
評価のメリハリが強く、ダメなものには論拠を示した上で容赦なく星一つを付けている。
・ きんぐ研究会一同さん ⇒
思想・政治など。思想的には完全に右だが、視野は比較的広く硬直化からは免れているように思われる。三浦展や岡田尊司を酷評しているのは慧眼だと思うが、武田邦彦と池田清彦の高評価は解せない。
(「視野は比較的広く~」は撤回します。やはり思想的バイアスで目が曇らされている面があるかと思われます。)
・itgakiさん ⇒
理数系啓蒙書・エッセイ・数学学習書(初等レベル)など。
理系ではあるが「普通の人」の穏やかさを感じさせる庶民感覚のレビュー。
養老孟司・河合隼雄・藤原正彦・立花隆らに好意的 。
・遊鬱さん ⇒
社会学・政治・思想・教育・犯罪・環境問題など。
貧困・ワープア問題や後藤和智氏らの主導する「俗流若者論批判」に強くコミット。
オタク擁護のスタンスも仄見える。リフレ派にも割と好意的か。他にラノベ・漫画など。
→水紋鏡~呪詛粘着倶楽部~
・ほそみちさん ⇒
経済・ビジネス・法、その他諸ジャンル入門書(新書など)。
星の付け方はやや甘く、強い批判は少ない。
音楽はロック中心。
・Bibliothekarさん ⇒
図書館情報学・書誌学・哲学・美学・社会学・詩・旅行案内・映画。
図書館学専門家ならではの重厚な教養を誇るが、
竹内薫の「99.9%」や榊原英資を褒めているところは普通のおっさん的。
・yukkiebeerさん ⇒
レビュアーランキング2位・レビュー数膨大(1400件以上)・ジャンル広大。
しかし、これほど大量のレビューを書き続けながら惰性に陥らず、質が維持されているのは凄い。
・ymatsui4さん ⇒
幻想文学(重厚な伝奇小説から軽めの冒険ファンタジー・SF・ミステリーまで)
クラシック音楽についての造詣深し。
・鈴屋飯依比古 "シリウスのヘルダーリン hölderlin on sirius"さん ⇒
詩歌・俳句・古典・文学・歴史・宗教など。
ほとんど評価が星5つで、点数による批評は放棄しているのかと思いきや、
なぜか西田幾多郎だけは酷評しているのが面白い。
あと、ニックネームすげえ…
・yoshik-yさん ⇒
プログラミング・理数系・萌え系・音楽理論 ・と学会・ライフハックなど。
最近の「と学会」のあり方には批判的。
評価のメリハリが強い。文章からIQの高さと自負が伺える。
オタクでありながら現実逃避志向が微塵もない。
・雑学家さん
⇒
理数系、特に数学が中心。
関連する書籍や、本の理解に役立つネットのサイトなどの紹介がされているので非常に便利。
ただ政治経済関連のセレクトは微妙。五次元文庫て…
・いとみみずさん
⇨
山形浩生氏ご推薦の、進化生物学中心のレビュアー。一般人でも読みやすい啓蒙的な本が中心。
・shorebirdさん
⇨
同じく山形浩生氏ご推薦の、進化生物学中心のレビュアー。こちらは専門的な本も多い。
・アホかさん ⇨
同じく山形浩生さんご推薦のレビュアー。哲学・科学・バロック音楽など。分かる人には一目瞭然かと思いますが、哲学者の内井惣七先生ですね。
・あぎ "ε-δ"さん ⇨
同じく山形浩生さんご推薦のレビュアー。科学・数学・哲学・ビジネス書など。ゲーデル不完全性定理について誤解している哲学者を批判している。
・Billy-Burroughsさん ⇨
ジャンルは文学・漫画・映画・ロックなど。批判がものすごく辛辣なのでかなり反発を食らってるレビュアーだが、面白い。
・ Yaginumaさん ⇨
文学中心。古井由吉の小説や詩歌などについて、こってりした文章て語られている。
※自分も尼レビューを以前少し書いてましたが、ここには入れてません。
※自分の興味の範囲で選んだのでジャンルや傾向は偏ってますがあしからず。
※寸評はあくまで個人的な感想です。
その他注目のレビュアー
http://www6.atwiki.jp/nasakenai/pages/16.html
参考書籍
http://www6.atwiki.jp/nasakenai/pages/12.html
新書関連
http://www6.atwiki.jp/nasakenai/pages/13.html
新書ベスト @wiki
http://www6.atwiki.jp/nasakenai/pages/69.html
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