経済人類学シリーズ「経済と文明」

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66 名前:lamba ◆L/zbHmux3k [] 投稿日:2008/05/31(土) 23:20:55 ID:s20ccvG2 経済人類学シリーズ「経済と文明」要約No.1-1 ■第2部 経済の諸形態 第1章 再配分-経済の国家的領域 1. 1727年~約1世紀、西アフリカのダホメ王国の政治経済行政が焦点 2. ダホメ王国の位置は、およそ現在のトーゴ、ベナン、ナイジェリアの各一部 3. 最盛期人口20万。無文字の文明で、独自の算術方法を持っていた、 4. 政体は君主制であり、地方市場の設立認可と国の総人口把握は王の専権 5. 政府の経済活動への介入は非常に強いものだが、ノルマありの計画経済ではない 6. 全ての人民に耕作地が与えられるよう王が配慮した 7. 政治の中心「都市」と経済の中心「王陵」の二つの首都を持った 8. 双分制に基づく行政官吏体系があり、女性が統制、男性が実務を担当した 9. 行政の役割は報告内容の点検と報告内容に基づく徴税であった 10. 政治決定として食糧、原料、労働、土地の分配を徹底した 11. 職業別の労働人口は厳格に管理され、過不足は地方間で融通した 12. 狩猟、漁労など採り過ぎには配慮され、疫病等での減少の際は屠殺が禁止された 13. 通貨には子安貝のみが用いられ、貿易にこの通貨は用いなかった 14. 価格は市場の需要供給関係で決定されず、価格の代替「等価量」を王が調整した 本日はこの辺りで、明日はこれらの詳細を触れます。次の通りです。 ■貢租大祭 ■経済管理 ■行政的発明センサス ■徴税制度 ■王が定める諸等価 ■宮廷経済と宮殿 ■行政と双分制 経済過程のうち、再配分の他、互酬、家族経済、交換の3つも報告します。 67 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:12:43 ID:zF+AfLbm >>66 確か、クレタ文明もガチガチの管理統制経済だったはずです。 68 名前:lamba ◆L/zbHmux3k [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:04:38 ID:De+/j7zn >>67 計画経済とか統制経済は、「近代」の用語なので、説明に不適切かもしれない。 (どうも文の裏に、ポランニーのそういう意識が透けて見える) ちょっと先走るけど、この国の通貨の発行手順を述べる。 収穫が終わって、収穫量を報告してもらい、その収穫量に応じて ^^^^^^^^^^^^^^^                ^^^^^^^^^^^^^^^^^ 全人民に食糧が行き渡るように、通貨である子安貝を平等に分配し、 なお、食糧そのものを地方間で融通し合ったとのこと。^^^^^^^^^^^^ なかなかうまい政治だと思わない? 単純化して考えると、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^ 最低限の貨幣は王からの贈り物なんだ、実物の食糧をはかって通貨を発行しているから。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 食糧は確保されるから、安心して日々過ごせる。 今でいうと社会主義に相当するよね? これは。 74 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:29:27 ID:zF+AfLbm >>68 金本位制ならぬ、食糧本位制とも解釈できますね。 生産物を担保に通貨を流通させるのには賛成ですね。 なぜなら、実体経済から乖離して通貨だけが自己増殖したりしないからですよ。 江戸時代の日本は、一種の米本位制で、このシステムに近いものだったと 私は解釈しています。 93 名前:lamba ◆L/zbHmux3k [] 投稿日:2008/06/01(日) 07:48:47 ID:De+/j7zn >>74 > >金本位制ならぬ、食糧本位制とも解釈できますね。 >生産物を担保に通貨を流通させるのには賛成ですね。 >なぜなら、実体経済から乖離して通貨だけが自己増殖したりしないからですよ。 利子の話かな。ちょっとダホメとはまだ絡まないのでこの点は、後にさせて頂戴。 >江戸時代の日本は、一種の米本位制で、このシステムに近いものだったと >私は解釈しています。 そうだね。8代将軍吉宗以前は、検見法と呼ばれて収穫前に、収穫高を見積もった。 後に、定免法になって幕府の財政は安定したという。手間もかからないしね。 定免法(享保の改革の一) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E5%85%8D%E6%B3%95 >定免法(じょうめんほう)とは、江戸時代における年貢徴収法のひとつ。 > >それまでの年貢徴収法は、年毎に収穫量を見てその量を決める検見法がとられていた >が、これでは収入が安定しないので、享保の改革の一環で導入された。 > >定免法では、過去数年または数十年の収穫率の平均から年貢率を決めるもので、豊 >凶関わらず一定の年貢を納めることになった。しかし、余りにも凶作のときは >破免(年>貢の大幅減)が認められることがあった。 > >これにより幕府の収入は安定化したと言われる。 94 名前:lamba ◆L/zbHmux3k [] 投稿日:2008/06/01(日) 08:19:05 ID:De+/j7zn >>74 >江戸時代の日本は、一種の米本位制で、このシステムに近いものだったと >私は解釈しています。 江戸時代の武士階級(下々の旗本まで)は、貨幣(金銀の大判小判)で俸給が支払われた。 幕府は「貨幣」そのものがなくなると俸給が支払えなくなるので、 あの手この手で貨幣の改鋳をした。 貴金属の貨幣は持ち運びに便利な代わり、溜め込まれると 通貨流通量を実質的に減らすことになる。これは、 交換機能を持つ貨幣としては非常に困ったことになるんだよね。 税金は貨幣で幕府に納めるられることで、貨幣は幕府の手にもどってきた。 これは古代の貨幣制にとって共通の悩みの種(他にも偽造という問題もある) 溜め込まれた貨幣を吐き出させるために、売官制があったのもそのせい(中国もかな) それと、江戸時代は、確か、貨幣の額面と手に入れられる米が変動していたので、 (そこは現代と同じ) 貨幣への信用と米の豊作不作で物価変動に悩まされたようね。 ダホメでは価格の決定は市場ではなく王が決めた。 これもある意味、近代的には価格統制に相当するかもしれない。 95 名前:グルーチョ[] 投稿日:2008/06/01(日) 08:57:01 ID:yDf4+RKm 未開社会は社会主義計画経済だった。 自分だけが金持ちになるよりも、自分も持ち物を全部人にあげてしまって素寒貧になった方が尊敬される。 それが、「贈与原理」に支えられた未開社会の掟だった。一見すると馬鹿馬鹿しいこのルールは、しかし、 食糧危機を生き残びるという戦略からすると、コンピューター・シミュレーションからも優れ物であったことが見えてくる http://www14.plala.or.jp/Cuba/estudio07.htm 97 名前:グルーチョ[] 投稿日:2008/06/01(日) 09:08:26 ID:yDf4+RKm >>66 メソポタミアで私権社会が成立する際の大きな疑問は、 ウルク期には私権社会の原型がそろっていた。 それにもかかわらず、武力支配や王などの支配者の登場は結構後からで、長らく共同体や神殿の代表による民会や長老会などによって、民主的な運営が比較的長期に渡っていたらしいこと。 なぜ民主的な運営を行って私権社会が完成するのだろうか? それを解く鍵は、人々の信仰を集め共認を左右する神殿の機能にあると考えられます。 神殿文書の記録よると集落の収穫物は一旦神殿付属の倉庫に収納されしかる後に分配されていたらしい。これはかなり後代まで続き、ウルク第3王朝(4000年前頃)まで続いたらしい。 これはウバイド期から続く収穫物の共有分配(採集民族の共同体にもよくみられる共認に基づく分配)を踏襲したものと思われます。 www.kodai-bunmei.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=88148 98 名前:グルーチョ[] 投稿日:2008/06/01(日) 09:14:09 ID:yDf4+RKm もちろん我輩は原始民主制説を支持しているがね。 99 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/01(日) 10:07:59 ID:mgcmBUTF >>95-98 グルーチョさん、乙 >もちろん我輩は原始民主制説を支持しているがね。 そういう原始社会、未開社会を植民地支配してまわった者達がいる http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0 スペインとポルトガル  ポルトガルとスペインはイベリア半島におけるイスラム勢力に対する国土回復運動であるレコンキスタを達成した後、大航海時代の先頭を切って海外に進出した。  スペインはコロンブスの新大陸発見後、中米のメキシコ、南米のペルーを中心とする大領土を獲得し、さらに太平洋を横断してフィリピン諸島の領有にも成功した。  ポルトガルとスペインの領域を分けたのは、1494年にローマ教皇アレクサンドル6世が定めたトルデシリャス条約である。  大西洋上に西経46度の子午線を引き、東をポルトガル、西をスペインの領土とした。このため南米大陸では、ブラジルのみがポルトガル領となった。  1529年のサラゴサ条約では現在のインドネシアにあたるモルッカ諸島の東297.5リーグ(ニューギニア島中央部に相当する東経144度30分)を境に、東がスペイン、西がポルトガルの領土とされた。  この2つの条約の結果、世界はポルトガルとスペインによって分割された。 イギリス  イギリスの最初の植民地は、イングランドが中世以来入植を繰り返してきたアイルランドといえるだろう。  その後大航海時代の波に乗って北アメリカ大陸に植民し、ニューイングランド植民地が成立、さらに当初は交易を目的として東洋に渡った東インド会社はインドの諸勢力を巧みに操ってインドに植民地を広げる。  七年戦争ではフランスと争い、カナダを獲得、インドからフランス勢力をほとんど駆逐した。  19世紀始めのナポレオン戦争に勝利したイギリスは世界の海の覇権を握り大英帝国を建設することになる。  (略)これらの植民地は第二次世界大戦後民族独立の波に乗って次々に独立していった。また1997年には香港を中華人民共和国に返還している。  ただし、現在でもケイマン諸島、ヴァージン諸島、バミューダ諸島などのカリブ海や大西洋の島々、フォークランド諸島、ジブラルタルなどを海外領土として保有している。 100 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/01(日) 10:22:46 ID:mgcmBUTF >>99 つづき >そういう原始社会、未開社会を植民地支配してまわった者達がいる スペインとポルトガル、イギリス以外は省略するが 日本が明治維新をやり、開国したのは、この植民地化への圧力に抗するためだった 上海の租借地「犬と中国人入るべからず」、こうならないようにするためには、開国と明治維新しか選択肢はなかった http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/nihonwomamottutatakasugisinsakunoigyou.htm 日本を守った高杉晋作の偉業  「彦島租借」拒絶の精神を今に 桜山神社総代 金 家 恭 平   2003年10月28日付  イギリスのクーパー提督は、彦島の租借を持ち出したが、高杉さんは断固として「ノー」といった。  これは確かな事実であって、高杉さんは事前にむこうが彦島租借を要求してくることを察知し、出してくれば断固として「ノー」といおうと、通訳の伊藤俊輔と話しあっていた。  高杉晋作はその二年まえに、上海に行って西洋の租借地を見ていた。  「犬と中国人入るべからず」と書かれた立て札を見て、烈火のごとく怒り、このままでは日本もいずれこうなる、絶対に日本の土地を租借させてはいけないと考えていた。  「高杉しかいない」という判断はまったく正しかったと思う。  高杉さん以外のものであれば、彦島をイギリスに貸していただろう。  彦島がそのとき香港みたいになっていたら、今日にいたる日本の近代化はなかった。 (引用おわり) そして、21世紀2008年の日本 いま、未開の社会、原始民主制説を一つの選択肢として提示しても、多くの日本国民は支持しないだろうな 現実的選択肢としては、原始民主制説の精神を取り入れたOSバージョンアップ版にすることだろうな 生マルクスが食えないとはそういうこと。マルクスの精神を取り入れたOSバージョンアップ版が提示されるなら検討に値するだろうが、資本論から論じるのは反対。あまりにも迂遠だ。 101 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/01(日) 10:26:21 ID:mgcmBUTF >>100 生マルクスの話しは、part3のこれだったね http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1204340420/849 資本主義というOSは不具合が多発だ! part3 194 名前:グルーチョ[] 投稿日:2008/06/01(日) 20:10:34 ID:yDf4+RKm http://courrier.hitomedia.jp/doida/2008/04/post_35.html 203 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/01(日) 20:59:04 ID:De+/j7zn >>66 つづき 経済人類学シリーズ「経済と文明」要約No.1-2 ■貢租大祭 1. 主権者である王が主催する義務を持つ、王は世襲 2. 対外戦争が終わり、収穫が終わりその後、開かれる 3. 参加者は、国を構成する人民の家族代表、官吏、地方の名士、外国商人(客人)、王 4. 役割は、(1年間の国民総生産+輸入品+王への贈り物)の分配と通貨-子安貝の分配 5. 戦争で得られた捕虜は、大祭のために一定数犠牲になる 6. また捕虜は、まず王と王室に割り当てられ、王陵・宮殿の役につき、罪科あれば売られた 7. 次に、貿易商品として売られた 8. 最後に、功ある兵士や士官に与えられ表彰された ■経済管理 1. ダホメの首長は誰もが耕作できる場所を持たせるよう、王から命令があった 2. 浮浪の民は決して土地に深い愛情を抱かないことから、移住は禁じていた 3. 農産物の不作が続けば別作物の栽培指導がなされた 4. 豚の頭数調整のため、場合によって一定期間の屠殺は禁止された 5. 野生のヤシからのみヤシ酒を造ることを許し、若木を保護した 6. 塩は生活必需品のため塩に税はかけず、求められれば売られねばならなかった 7. 蜂蜜は軍のために貯蔵され、私的生産販売は禁止 8. ショウガは医療品として王室の管理 9. 収穫量に応じた通貨-子安貝を、貢租大祭で分配させた 10. 客人の旅行のために、王から子安貝が渡された ■行政的発明センサス 1. センサスは袋と袋に入れる石から成り、ダホメ独自の行政用計数方法だった 2. 計数対象は、人口、職業別の各従事者数、生産物(農産物+道具+資源)の量があった 3. 各地方の首長は、袋に所定の数の石を入れ、王宮に送られた後、管理用の箱に入った 4. 特に、人口は王のみが知る国家機密であり、他の首長に知らせた首長は処刑された 5. 例えば人口は14種類の箱があり、年に一度13番目の箱の内容を14番目に混ぜ、 その中から死亡者数が取り除かれた。開いた箱には新生児の数に相当する石が入った 204 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/01(日) 21:01:16 ID:De+/j7zn 本日はここまで、明日は次の通りです。 ■徴税制度 ■王が定める諸等価 ■宮廷経済と宮殿 ■行政と双分制 ■第2部 経済の諸形態 第2章 互酬-相互扶助と協同 205 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/01(日) 21:02:25 ID:mgcmBUTF >>194 グルーチョさん、乙! 見た 土井田 勉氏か なかなか良いね マルクスのバージョンアップを頼みたいね 資本論や共産党宣言で止まったらだめだ、先へ進めないと そう思う 207 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/01(日) 21:07:39 ID:mgcmBUTF >>203-204 lambdaさん、乙! これ、良いけど、難しすぎる すこしづつ、現代日本との関係を語ってほしいね 例えば、現代日本に参考になりそうな制度とか 209 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/01(日) 21:44:49 ID:De+/j7zn >>207 どもども、おばんです。 >>203から、現代日本に参考になりそうなところといえば 1. 国(王権)の役割は明確に、”分配”となっている 2. 行政が、徹底した計数管理と生産調整をしていた(人口でさえ) 3. 国と地方地方は、むしろゆるい繋がりで、地方地方は独立してやっていけるように 指導された=>国が貿易、軍編制、人事を一手に管理 4. 貢租大祭という場で、「表彰」されるという儀式が行われたことは、 もう、現代では忘れられた儀式かも。意外と「表彰」されるってのは重要なんだよな。 日本では、天皇陛下が顕彰してくださるけど、アメリカではどうかな? イギリスは、ナイトの叙勲があるよね。ガーター勲章だっけ。 5. 古代社会らしく、王室は世襲、職業も比較的世襲。相続の部分は良く見えてない。 (1)現代と比べて職業選択の自由がない、とみるか (2)教育コストが低い、とみるべきか メリットデメリットがあると思う。 食糧が供給される限り、身分は保証されているといえるが、 超長期的な「研究」という発想が出てこないと思う。 それで、満足しちゃうんだな。 => 外圧に屈する危険性(日本がそうだ、内需が強いとそうなるのか?) この”再配分”では、明日予定の「徴税」の本義と、「行政制度」が白眉。 明日をお楽しみに。 ---- 328 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 11:25:14 ID:K65rEQBk >>203 つづき経済人類学シリーズ「経済と文明」要約No.1-3 ■徴税制度 1. 集品、計算、管理のために必要な人員(官吏)へ支払われる代価 2. 特徴は二重点検 3. 猟師の税は殺された動物の首、漁夫の税は干魚 4. 豚を所有するもの年一頭と屠殺した頭数で課税 5. 馬を所有するもの一頭につき年4000子安貝 6. 塩は重大なので、製塩総督から報告数を、宮廷からの派遣役人が数え、一致しなければ 総督の1年の収入は没収された 7. 鋤の製造は鉄工所限定で、販売は市場役人の監督下で実施された。 8. 鉄工所には神官を設置し、神官が鉄工所で働く鍛冶工を報告した。 9. 国内商業の課税には運搬人数と取引への税のために「旅券」が用いられた 10.町には門があり、割符となった「旅券」を検査する布告吏が置かれた 11.「旅券」は布と環状の鎖となっており、門を通貨する度に、小石がとって置かれた 12.地方市場の物品税は売られた全製品の<見本>として徴収されたが、子安貝でもよかった 13.全住民へは人頭税であり、奴隷も課税対象だった 14.役人が死ぬと相続税がかかった。故人の財産はいったん王室あずかりとなり、 戦いに手柄があった兵士に授与されるか、故人の息子が相続した。 15.全農産物へは、村落を単位として総量で税率が決まった 16.埋葬数について、墓堀人夫に課税し死者の家族から献納された 329 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 11:25:56 ID:K65rEQBk ■王が定める諸等価 1. 輸入商品の諸価格、入港税 2. 地方市場の価格は地方団体が決定したが、全体の水準と貯蔵の過不足で調整された 3. 物価上昇することもあった 4. 労働市場、つまり労働に対する支払いはまったく存在しなかった 5. 「支払いを受けるサービスは、黒人には未知のものであり、アフリカの言語には、 そういう言葉はない」 6. 最低賃金が決まっていた 7. 運搬人の「荷物量」も定め、運搬人が運搬に遅れが生じた際、総理大臣に伝令し、 総理大臣は荷物量と重さを調べ、定められた重量以下の場合、督促する命令とともに 人員を送った 8. 王は公共事業を主催し、対価を支払った 9. 宮殿から指名された一団の公娼を置き、妻がお産をしたあと三年は妻との性交は禁じられた。 次の子供が病弱になると考えられたからである ■宮廷経済と宮殿 1. 王の妻妾は約2000人いたが、彼女らの多くは宮殿に常駐し行政もこなした 2. 王の子は特別な使者となり、仕事上の義務を遂行した 3. 王は菜園を持ち王室収入の源泉となった 4. 宮殿にはさまざまな同業者組合が存在し、王の妻たちが参加していた 330 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 11:26:51 ID:K65rEQBk ■行政と双分制 1. 行政の目的は、点検と統制であった。 2. 男女ペアになるという原則が徹底され、男は実働の役人として、女は統制者として働いた 3. 統制者<ナイエ>は配下の役人の全行政行動を把握し絶えず点検した 4. 役人は<ナイエ>に報告し、必ず王は<ナイエ>に尋ねてから役人に接した 5. 新王は父の王に使えた大臣を留任させ、新王の代理として高貴な身分の若い男を指名し 大臣の力量を点検した 6. 官吏の数を増やすこの原則は、実は顕著な効率性を持っていた 7. ある女性的特徴―細事をよくし、常識の根ざす日常事実を情報をよく記憶し欠点がないことがうまく働いた、と考察している 8. 王は、叢林(地方と王陵)の王であり、都市の王であった 9. 叢林の王と都市の王として、各宮殿があり、それぞれ行政官が置かれた 10.王室の王陵は、国の最古最大の市場であり、黄泉の政府と廷臣の居所として経済的首都となった、現物の再配分経済の中心として、貯蔵と産業の中心となった。 11.政治的首都は、貿易、軍事をよくし、地方市場のために、武器や道具の原料、 砦、門、城壁、橋等の建築資材が分配された 331 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 17:00:57 ID:K65rEQBk 本日の範囲で、現代日本との関係でいうと… 1. 税を納めるには、自分の職業の生産品であったこと 現代で実施されているのは、書籍のみ=>国会図書館 企業の製品履歴そのままで博物館を作ってくれた方が広報として良さそうに思う。 大量生産、大量消費の社会ではないから、こういうことができたのかもしれない 2. ほとんど何でも課税 貢租大祭でいわばお金をばらまくから、その代わりたくさん税をかけてそれを回収 している印象を受ける。 また、子安貝には希少性が求められていないこと。 交換媒体と割り切って使っている。共同体内での「信用」が確立している様子が伺える。 3. 王が定める諸等価における4.5.は、特筆するところ 経済活動―互酬によって労働市場がないということは別途言及する。 4. 公娼の社会的役割 メソポタミア文明中でも言及されるし、日本でも遡ると神の嫁と呼ばれる公娼(後に零落する)に 人口調節という意味合いがあったことが少々驚き。理由は迷信のようなものであっても。 5. 現代で言うと公務員に、女性が多く、決定的に重要な役割があること 伝え聞く日本の江戸時代での大奥と大違い。 現代でいうと、結婚しある程度子供が大きくなった時、女性が再就職するということは難しい。 この点は見習うべきではないか。 6. 行政では、男女性差による得意分野を相互に補完する関係にあり、これも優れていると思う。 7. 政治と経済は、現代日本ではほとんど一致している ここでも二分する役割分担がみられ興味深い。 経済活動―市場の話でこれは詳しく言及する。 333 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 20:02:47 ID:qzgMpCbj >>331 lambdaさん、乙! ま、”1727年~約1世紀、西アフリカのダホメ王国の政治経済行政が焦点”>>66 それがなぜだめになったのか? おそらくは、欧州列強諸国の侵略と植民地政策によるのだろう 日本がアメリカと戦ったとき、アフリカは全部が植民地化され、アジアでも独立を保っているのは、日本とタイと中国くらいだったろうか 中国は列強の圧迫を受け、風前の灯だった http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0 植民地  古代にも植民地はあるが、「植民地」の規模をそれまでにないほど大きくしたのは近代西欧諸国の産業資本主義の対外交易戦略によってである。  初期にはポルトガル・スペイン両帝国が、19世紀から20世紀にかけては英国が、植民地交易によって世界覇権を握った。  一般に帝国主義的先進国が植民地を原料工場・商品市場として開発するとともに、住民を政治的に抑圧支配する。  抵抗勢力は虐殺されることが多い。例えばフランス帝国はマルティニーク島の原住民を殲滅し、島民は絶滅したといわれる[1]。  1804年、フランス革命に触発されたハイチが非白人国家としては史上はじめて独立して以来、旧植民地諸国は以降現在にいたるまで数多く独立していった。  ただし先進国が独立を認めた背景には、世界経済システムの変容があるといわれる[2]。こうした一連の過程を脱植民地化という。 (引用おわり) 334 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 20:13:21 ID:qzgMpCbj >>333 >日本がアメリカと戦ったとき、アフリカは全部が植民地化され、アジアでも独立を保っているのは、日本とタイと中国くらいだったろうか 「太平洋戦争は日本の侵略戦争であったかも知れないが、結果としてアジアの植民地支配を終わらせた」>>48 そして、日本の敗戦から祖国復興 日本第二の敗戦論がある(下記) ま、しかしいま21世紀 戦後日本の高度成長期が第一ラウンド ソ連崩壊から日本バブル崩壊が第二ラウンドとすれば 第三ラウンドはまだ始まったばかりだ http://www.bekkoame.ne.jp/~hujino/no34/34imamura2.html 続「日本第二の敗戦論」について http://www.bekkoame.ne.jp/~hujino/no33/33imamura.html 日本 第二の敗戦 http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_1/jog078.html 戦略なきマネー敗戦 335 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 20:27:57 ID:qzgMpCbj >>333 >こうした一連の過程を脱植民地化という。 脱植民地化はこれだね http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B1%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0%E5%8C%96 で、植民地主義の時代は終わったが いま警戒すべきは、アメリカなどの大資本による間接経済侵略だ 「日本人はわれわれの企業で”はけーん”として働きなさい」 「支配するのはわれわれ外国資本家だよ」と 336 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 20:29:34 ID:qzgMpCbj アメリカなどの大資本による間接経済侵略をふせぎつつ 日本経済をどう立て直し 少子化対策をどう打つのか そこらが、21世紀の日本の課題 創価じゃだめだな 337 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 20:54:32 ID:K65rEQBk >>333 ども。おばんです。 >ま、”1727年~約1世紀、西アフリカのダホメ王国の政治経済行政が焦点”>>66 >それがなぜだめになったのか? 歴史的な経緯はばっさり削っていますが、初めに言及した方がよかったですね。 (1)この地域で唯一、海岸を押さえたダホメ王国は、常に内陸の諸部族と抗争状態にあった。 (2)ヨーロッパがアメリカに進出し、西インド諸島でサトウキビの栽培がなされるようになると、 アフリカから奴隷が連れてこられた (3)ダホメ王国はその奴隷の供給源の一つであり、代わりに火薬と銃器を手にし内陸の 諸部族と対抗した (4)18世紀に入り、フランス砲兵隊が上陸しダホメ王は交渉テーブルでだまし討ちに あい、占領された。ダホメ王国の最期であった。 やはり、ここでも技術の進歩が決定的な影響を与えています。 338 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 21:04:25 ID:K65rEQBk >>337 訂正 ×(4)18世紀に入り ○(4)19世紀に入り 339 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 21:43:58 ID:qzgMpCbj >>337 lambdaさん、どもども >(4)18世紀に入り、フランス砲兵隊が上陸しダホメ王は交渉テーブルでだまし討ちに >あい、占領された。ダホメ王国の最期であった。 ああ、まあそんなもんだわな そういうことも教訓だな アメリカ資本も似たようなものさ 340 名前:グルーチョ[] 投稿日:2008/06/03(火) 21:54:04 ID:wX5AItKE >>337 技術決定論を考えるとやはり唯物史観が正しいと思ってしまう 341 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 22:26:47 ID:qzgMpCbj >>340 またそこへ戻るんかいな 第二次大戦で日本が劣っていたものに レーダーと近接信管(下記)があるといわれた http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E6%8E%A5%E4%BF%A1%E7%AE%A1 レーダーはもちろん物理の原理で動くが 敵の位置という情報を得る兵器だと理解した方がいいだろう 近接信管ももちろん物理の原理で動くが 敵の位置という情報を得る兵器だと理解した方がいいだろう 342 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 22:35:31 ID:qzgMpCbj おいらの意見は 1.ベースは資本主義 2.但し、原理主義ではなく 3.資本の暴走をlambdaさんが制御する 4.ルールのある競争 5.弱者・落ちこぼれは救済する 6.広義の社会主義(あくまで資本主義がベース) というものだけど それを政権交代を通じて実現する(というか、おいらが直接政策をやるわけじゃないから) 343 名前:名無しさん@3周年 ◆9YzZouIJBw [sage] 投稿日:2008/06/03(火) 22:46:53 ID:qDbVUmyB >>340 唯物史観で見た場合、将来の予測とかに影響があるんですか? 344 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 23:36:14 ID:qzgMpCbj >>342 補足 >それを政権交代を通じて実現する(というか、おいらが直接政策をやるわけじゃないから) 1.日本は代表民主制(代議制ともいう)  なので、lambdaさんのコンピュータ屋のことばで言えば国民が発注者なわけ 2.で、国民は、「提案書をもってこい」といえばいいのであって、各党が政策をマニフェストみたいな形でまとめる  国民は、おおざっぱに「こんな国にしてほしい」と(例えば品格ある国とかw) 3.で、党の政治家がSEみたいなものよ  それを具体的に要件定義まで落とし込んで、システム提案書に仕上げる 4.システム提案書を具体的にプログラムにするのがプログラマーだ  で、これ官僚の役割  筆者みたく、あんな細かい政策まで国民が書く必要ない  まして、バグだらけの政策じゃ、どうしようもないわ  国民は、もっと大まかに、「おまいら政党はどっち向いて仕事してんだ! 国民かアメリカか! ごら~!」と言えばいいのよw  全てはそこから始まる ---- 356 名前:和紙[] 投稿日:2008/06/04(水) 20:50:27 ID:FzxQoUKj あいのりでゾマホンが奴隷貿易の残酷さを訴えてたけどさ。 黒人を団結させないために、やったことって、 支配者層なら誰でも考える事だよな。 聖書でも書こうかな。 序章は、神は人間を団結させないように、 どのような仕組んだのかっていうサー。 357 名前:和紙[] 投稿日:2008/06/04(水) 20:52:36 ID:FzxQoUKj 民主主義っていうとまるで、民が主みたいな、字面だけどさ、 たしかに、主は民だけど、民は奴隷でもあるんだよな。 労働者だから。 美辞麗句にだまされちゃイカンよな。 358 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/06/04(水) 20:53:35 ID:pH7ytpsH >>356 今の日本で行われている「受験勉強」なんてのは、実は過去にイギリスが、 インドでやらせてきた教育の真似らしいんですよ。 アメリカが、日本を植民地化するために、わざと国民をバカにする 教育を導入したわけです。だから、受験秀才は馬鹿ばかりになる。 また、黒人貿易は、主にアメリカ系のユダヤ人がやっていたらしいですよ…。 あんなエグい商売なんて、いくら白人でもやりたがらないですからね。 359 名前:和紙[] 投稿日:2008/06/04(水) 20:54:34 ID:FzxQoUKj 基本的に人間って、血縁関係から集団を作るはずだよな。 だから、社会って本当はもっと、温かいっぽい気がする。 それを、団結させないために、侵略者やらが、 労働者として、使うために、色々と仕掛けをつくるんだろうな。 360 名前:和紙[] 投稿日:2008/06/04(水) 20:58:02 ID:FzxQoUKj >>358 筆者は博識だね。年齢と合わんよ。 いつから、読書文化があるんだろね。 363 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/04(水) 22:09:07 ID:Adab04l8 >>358 >>360 筆者の問題点は、読書量は多いが、トンでも説に引かれその修正ができないことだな TVでゴーストキャンセラーとか http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E9%99%A4%E5%8E%BB%E7%94%A8%E5%9F%BA%E6%BA%96%E4%BF%A1%E5%8F%B7 あるいはドルビーみたいなノイズ除去をしていない http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%AA%E3%83%80%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0 SN比の悪い信号をそのまま受け入れて増幅しているんだな まあ、未熟だから仕方ないがw 364 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/04(水) 22:12:39 ID:Adab04l8 >>359 半分同意 >それを、団結させないために、侵略者やらが、 >労働者として、使うために、色々と仕掛けをつくるんだろうな。 世の中結構複雑になったということもある いま世の中に流れる情報量は、昔の数十倍だろう それだけの情報を処理しないと、正しい認識に到達しない ともかく、日本の政治がもうちっとしっかりしてほしいというところは同じ 365 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/04(水) 22:19:19 ID:Adab04l8 >>358 今の日本で行われている「受験勉強」 の起源は寺子屋でしょ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E5%AD%90%E5%B1%8B あるいは科挙 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E6%8C%99 日本の「受験勉強」は、戦前おそらく明治維新直後からあったと思うよ 367 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/04(水) 23:03:17 ID:ubns7t5m >>356 奴隷は昔からあったよ。古代ギリシアでも古代ローマでもね。 奴隷の扱いは時代と所で代わった。 「経済と文明」から引用 1620年代の終わり、ガンビア川の上流にいたひとりのイギリスの探検家が、アフリカ人 商人から奴隷を差し出された。彼はそれにこたえていった。「私たちはそのような品を 厚かったことのない人間であるし、また他の人間あるいは自分たちの姿をしたものをも 売買したりはしないのだ」 すなわち18世紀初頭の驚くべき侵略として語られる奴隷貿易は、海岸を離れた村々へ ひそかに進入していった白人商人たちに準備されたのであった。アフリカ人は、眠りに ついている間に抵抗するまもなくとらわれの身となり、同時に年寄りと病弱なものは虐殺 された。そうした悪魔のような略奪が、象牙海岸からわずか数時間の距離のところで おこった。 奴隷貿易は、フランス-ポルトガル-フランスを代理人としたイギリスとオランダの 順で参加したそうな。 368 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/06/04(水) 23:21:13 ID:pH7ytpsH >>359 血縁が重視され過ぎると、封建的になってくるんですけどね。 つまり、世襲が増えてしまう。実際には、今の日本の医者やら官僚なんて、 二世三世ばかりですけどね…。 ちなみに、南ヨーロッパなどでは、未だに親戚づきあいが 物凄く濃厚ですよ。今の日本は、親戚関係が凄く希薄化していますからね。 ここらへんにも、社会全体の解体現象がみられますね。 369 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/06/04(水) 23:23:22 ID:pH7ytpsH ちなみに、私は血縁の重視や、世襲を全て悪いとは言い切りませんね。 確かに社会を硬直化させてしまう側面もあります。 ただ、私は人間同士の結束や団結を重んじる人間なので、 血のつながりを大切にする価値観には一定の理があると見なしていますね。 387 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 14:47:27 ID:2n81Dpp6 >>369 団結や結束は血ではなく、個人個人が自らの意志で選んだ者同士によってなされるべきだ。 強制される者ではない。 親が子に継いでほしいのならば、立場にあぐらを掻くことなく 魅力を示して相手が自分の意志で選んでくれるようにすべきだ。 ----
66 名前:lamba ◆L/zbHmux3k [] 投稿日:2008/05/31(土) 23:20:55 ID:s20ccvG2 経済人類学シリーズ「経済と文明」要約No.1-1 ■第2部 経済の諸形態 第1章 再配分-経済の国家的領域 1. 1727年~約1世紀、西アフリカのダホメ王国の政治経済行政が焦点 2. ダホメ王国の位置は、およそ現在のトーゴ、ベナン、ナイジェリアの各一部 3. 最盛期人口20万。無文字の文明で、独自の算術方法を持っていた、 4. 政体は君主制であり、地方市場の設立認可と国の総人口把握は王の専権 5. 政府の経済活動への介入は非常に強いものだが、ノルマありの計画経済ではない 6. 全ての人民に耕作地が与えられるよう王が配慮した 7. 政治の中心「都市」と経済の中心「王陵」の二つの首都を持った 8. 双分制に基づく行政官吏体系があり、女性が統制、男性が実務を担当した 9. 行政の役割は報告内容の点検と報告内容に基づく徴税であった 10. 政治決定として食糧、原料、労働、土地の分配を徹底した 11. 職業別の労働人口は厳格に管理され、過不足は地方間で融通した 12. 狩猟、漁労など採り過ぎには配慮され、疫病等での減少の際は屠殺が禁止された 13. 通貨には子安貝のみが用いられ、貿易にこの通貨は用いなかった 14. 価格は市場の需要供給関係で決定されず、価格の代替「等価量」を王が調整した 本日はこの辺りで、明日はこれらの詳細を触れます。次の通りです。 ■貢租大祭 ■経済管理 ■行政的発明センサス ■徴税制度 ■王が定める諸等価 ■宮廷経済と宮殿 ■行政と双分制 経済過程のうち、再配分の他、互酬、家族経済、交換の3つも報告します。 67 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:12:43 ID:zF+AfLbm >>66 確か、クレタ文明もガチガチの管理統制経済だったはずです。 68 名前:lamba ◆L/zbHmux3k [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:04:38 ID:De+/j7zn >>67 計画経済とか統制経済は、「近代」の用語なので、説明に不適切かもしれない。 (どうも文の裏に、ポランニーのそういう意識が透けて見える) ちょっと先走るけど、この国の通貨の発行手順を述べる。 収穫が終わって、収穫量を報告してもらい、その収穫量に応じて ^^^^^^^^^^^^^^^                ^^^^^^^^^^^^^^^^^ 全人民に食糧が行き渡るように、通貨である子安貝を平等に分配し、 なお、食糧そのものを地方間で融通し合ったとのこと。^^^^^^^^^^^^ なかなかうまい政治だと思わない? 単純化して考えると、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^ 最低限の貨幣は王からの贈り物なんだ、実物の食糧をはかって通貨を発行しているから。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 食糧は確保されるから、安心して日々過ごせる。 今でいうと社会主義に相当するよね? これは。 74 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:29:27 ID:zF+AfLbm >>68 金本位制ならぬ、食糧本位制とも解釈できますね。 生産物を担保に通貨を流通させるのには賛成ですね。 なぜなら、実体経済から乖離して通貨だけが自己増殖したりしないからですよ。 江戸時代の日本は、一種の米本位制で、このシステムに近いものだったと 私は解釈しています。 93 名前:lamba ◆L/zbHmux3k [] 投稿日:2008/06/01(日) 07:48:47 ID:De+/j7zn >>74 > >金本位制ならぬ、食糧本位制とも解釈できますね。 >生産物を担保に通貨を流通させるのには賛成ですね。 >なぜなら、実体経済から乖離して通貨だけが自己増殖したりしないからですよ。 利子の話かな。ちょっとダホメとはまだ絡まないのでこの点は、後にさせて頂戴。 >江戸時代の日本は、一種の米本位制で、このシステムに近いものだったと >私は解釈しています。 そうだね。8代将軍吉宗以前は、検見法と呼ばれて収穫前に、収穫高を見積もった。 後に、定免法になって幕府の財政は安定したという。手間もかからないしね。 定免法(享保の改革の一) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E5%85%8D%E6%B3%95 >定免法(じょうめんほう)とは、江戸時代における年貢徴収法のひとつ。 > >それまでの年貢徴収法は、年毎に収穫量を見てその量を決める検見法がとられていた >が、これでは収入が安定しないので、享保の改革の一環で導入された。 > >定免法では、過去数年または数十年の収穫率の平均から年貢率を決めるもので、豊 >凶関わらず一定の年貢を納めることになった。しかし、余りにも凶作のときは >破免(年>貢の大幅減)が認められることがあった。 > >これにより幕府の収入は安定化したと言われる。 94 名前:lamba ◆L/zbHmux3k [] 投稿日:2008/06/01(日) 08:19:05 ID:De+/j7zn >>74 >江戸時代の日本は、一種の米本位制で、このシステムに近いものだったと >私は解釈しています。 江戸時代の武士階級(下々の旗本まで)は、貨幣(金銀の大判小判)で俸給が支払われた。 幕府は「貨幣」そのものがなくなると俸給が支払えなくなるので、 あの手この手で貨幣の改鋳をした。 貴金属の貨幣は持ち運びに便利な代わり、溜め込まれると 通貨流通量を実質的に減らすことになる。これは、 交換機能を持つ貨幣としては非常に困ったことになるんだよね。 税金は貨幣で幕府に納めるられることで、貨幣は幕府の手にもどってきた。 これは古代の貨幣制にとって共通の悩みの種(他にも偽造という問題もある) 溜め込まれた貨幣を吐き出させるために、売官制があったのもそのせい(中国もかな) それと、江戸時代は、確か、貨幣の額面と手に入れられる米が変動していたので、 (そこは現代と同じ) 貨幣への信用と米の豊作不作で物価変動に悩まされたようね。 ダホメでは価格の決定は市場ではなく王が決めた。 これもある意味、近代的には価格統制に相当するかもしれない。 95 名前:グルーチョ[] 投稿日:2008/06/01(日) 08:57:01 ID:yDf4+RKm 未開社会は社会主義計画経済だった。 自分だけが金持ちになるよりも、自分も持ち物を全部人にあげてしまって素寒貧になった方が尊敬される。 それが、「贈与原理」に支えられた未開社会の掟だった。一見すると馬鹿馬鹿しいこのルールは、しかし、 食糧危機を生き残びるという戦略からすると、コンピューター・シミュレーションからも優れ物であったことが見えてくる http://www14.plala.or.jp/Cuba/estudio07.htm 97 名前:グルーチョ[] 投稿日:2008/06/01(日) 09:08:26 ID:yDf4+RKm >>66 メソポタミアで私権社会が成立する際の大きな疑問は、 ウルク期には私権社会の原型がそろっていた。 それにもかかわらず、武力支配や王などの支配者の登場は結構後からで、長らく共同体や神殿の代表による民会や長老会などによって、民主的な運営が比較的長期に渡っていたらしいこと。 なぜ民主的な運営を行って私権社会が完成するのだろうか? それを解く鍵は、人々の信仰を集め共認を左右する神殿の機能にあると考えられます。 神殿文書の記録よると集落の収穫物は一旦神殿付属の倉庫に収納されしかる後に分配されていたらしい。これはかなり後代まで続き、ウルク第3王朝(4000年前頃)まで続いたらしい。 これはウバイド期から続く収穫物の共有分配(採集民族の共同体にもよくみられる共認に基づく分配)を踏襲したものと思われます。 www.kodai-bunmei.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=88148 98 名前:グルーチョ[] 投稿日:2008/06/01(日) 09:14:09 ID:yDf4+RKm もちろん我輩は原始民主制説を支持しているがね。 99 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/01(日) 10:07:59 ID:mgcmBUTF >>95-98 グルーチョさん、乙 >もちろん我輩は原始民主制説を支持しているがね。 そういう原始社会、未開社会を植民地支配してまわった者達がいる http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0 スペインとポルトガル  ポルトガルとスペインはイベリア半島におけるイスラム勢力に対する国土回復運動であるレコンキスタを達成した後、大航海時代の先頭を切って海外に進出した。  スペインはコロンブスの新大陸発見後、中米のメキシコ、南米のペルーを中心とする大領土を獲得し、さらに太平洋を横断してフィリピン諸島の領有にも成功した。  ポルトガルとスペインの領域を分けたのは、1494年にローマ教皇アレクサンドル6世が定めたトルデシリャス条約である。  大西洋上に西経46度の子午線を引き、東をポルトガル、西をスペインの領土とした。このため南米大陸では、ブラジルのみがポルトガル領となった。  1529年のサラゴサ条約では現在のインドネシアにあたるモルッカ諸島の東297.5リーグ(ニューギニア島中央部に相当する東経144度30分)を境に、東がスペイン、西がポルトガルの領土とされた。  この2つの条約の結果、世界はポルトガルとスペインによって分割された。 イギリス  イギリスの最初の植民地は、イングランドが中世以来入植を繰り返してきたアイルランドといえるだろう。  その後大航海時代の波に乗って北アメリカ大陸に植民し、ニューイングランド植民地が成立、さらに当初は交易を目的として東洋に渡った東インド会社はインドの諸勢力を巧みに操ってインドに植民地を広げる。  七年戦争ではフランスと争い、カナダを獲得、インドからフランス勢力をほとんど駆逐した。  19世紀始めのナポレオン戦争に勝利したイギリスは世界の海の覇権を握り大英帝国を建設することになる。  (略)これらの植民地は第二次世界大戦後民族独立の波に乗って次々に独立していった。また1997年には香港を中華人民共和国に返還している。  ただし、現在でもケイマン諸島、ヴァージン諸島、バミューダ諸島などのカリブ海や大西洋の島々、フォークランド諸島、ジブラルタルなどを海外領土として保有している。 100 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/01(日) 10:22:46 ID:mgcmBUTF >>99 つづき >そういう原始社会、未開社会を植民地支配してまわった者達がいる スペインとポルトガル、イギリス以外は省略するが 日本が明治維新をやり、開国したのは、この植民地化への圧力に抗するためだった 上海の租借地「犬と中国人入るべからず」、こうならないようにするためには、開国と明治維新しか選択肢はなかった http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/nihonwomamottutatakasugisinsakunoigyou.htm 日本を守った高杉晋作の偉業  「彦島租借」拒絶の精神を今に 桜山神社総代 金 家 恭 平   2003年10月28日付  イギリスのクーパー提督は、彦島の租借を持ち出したが、高杉さんは断固として「ノー」といった。  これは確かな事実であって、高杉さんは事前にむこうが彦島租借を要求してくることを察知し、出してくれば断固として「ノー」といおうと、通訳の伊藤俊輔と話しあっていた。  高杉晋作はその二年まえに、上海に行って西洋の租借地を見ていた。  「犬と中国人入るべからず」と書かれた立て札を見て、烈火のごとく怒り、このままでは日本もいずれこうなる、絶対に日本の土地を租借させてはいけないと考えていた。  「高杉しかいない」という判断はまったく正しかったと思う。  高杉さん以外のものであれば、彦島をイギリスに貸していただろう。  彦島がそのとき香港みたいになっていたら、今日にいたる日本の近代化はなかった。 (引用おわり) そして、21世紀2008年の日本 いま、未開の社会、原始民主制説を一つの選択肢として提示しても、多くの日本国民は支持しないだろうな 現実的選択肢としては、原始民主制説の精神を取り入れたOSバージョンアップ版にすることだろうな 生マルクスが食えないとはそういうこと。マルクスの精神を取り入れたOSバージョンアップ版が提示されるなら検討に値するだろうが、資本論から論じるのは反対。あまりにも迂遠だ。 101 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/01(日) 10:26:21 ID:mgcmBUTF >>100 生マルクスの話しは、part3のこれだったね http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1204340420/849 資本主義というOSは不具合が多発だ! part3 194 名前:グルーチョ[] 投稿日:2008/06/01(日) 20:10:34 ID:yDf4+RKm http://courrier.hitomedia.jp/doida/2008/04/post_35.html 203 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/01(日) 20:59:04 ID:De+/j7zn >>66 つづき 経済人類学シリーズ「経済と文明」要約No.1-2 ■貢租大祭 1. 主権者である王が主催する義務を持つ、王は世襲 2. 対外戦争が終わり、収穫が終わりその後、開かれる 3. 参加者は、国を構成する人民の家族代表、官吏、地方の名士、外国商人(客人)、王 4. 役割は、(1年間の国民総生産+輸入品+王への贈り物)の分配と通貨-子安貝の分配 5. 戦争で得られた捕虜は、大祭のために一定数犠牲になる 6. また捕虜は、まず王と王室に割り当てられ、王陵・宮殿の役につき、罪科あれば売られた 7. 次に、貿易商品として売られた 8. 最後に、功ある兵士や士官に与えられ表彰された ■経済管理 1. ダホメの首長は誰もが耕作できる場所を持たせるよう、王から命令があった 2. 浮浪の民は決して土地に深い愛情を抱かないことから、移住は禁じていた 3. 農産物の不作が続けば別作物の栽培指導がなされた 4. 豚の頭数調整のため、場合によって一定期間の屠殺は禁止された 5. 野生のヤシからのみヤシ酒を造ることを許し、若木を保護した 6. 塩は生活必需品のため塩に税はかけず、求められれば売られねばならなかった 7. 蜂蜜は軍のために貯蔵され、私的生産販売は禁止 8. ショウガは医療品として王室の管理 9. 収穫量に応じた通貨-子安貝を、貢租大祭で分配させた 10. 客人の旅行のために、王から子安貝が渡された ■行政的発明センサス 1. センサスは袋と袋に入れる石から成り、ダホメ独自の行政用計数方法だった 2. 計数対象は、人口、職業別の各従事者数、生産物(農産物+道具+資源)の量があった 3. 各地方の首長は、袋に所定の数の石を入れ、王宮に送られた後、管理用の箱に入った 4. 特に、人口は王のみが知る国家機密であり、他の首長に知らせた首長は処刑された 5. 例えば人口は14種類の箱があり、年に一度13番目の箱の内容を14番目に混ぜ、 その中から死亡者数が取り除かれた。開いた箱には新生児の数に相当する石が入った 204 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/01(日) 21:01:16 ID:De+/j7zn 本日はここまで、明日は次の通りです。 ■徴税制度 ■王が定める諸等価 ■宮廷経済と宮殿 ■行政と双分制 ■第2部 経済の諸形態 第2章 互酬-相互扶助と協同 205 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/01(日) 21:02:25 ID:mgcmBUTF >>194 グルーチョさん、乙! 見た 土井田 勉氏か なかなか良いね マルクスのバージョンアップを頼みたいね 資本論や共産党宣言で止まったらだめだ、先へ進めないと そう思う 207 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/01(日) 21:07:39 ID:mgcmBUTF >>203-204 lambdaさん、乙! これ、良いけど、難しすぎる すこしづつ、現代日本との関係を語ってほしいね 例えば、現代日本に参考になりそうな制度とか 209 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/01(日) 21:44:49 ID:De+/j7zn >>207 どもども、おばんです。 >>203から、現代日本に参考になりそうなところといえば 1. 国(王権)の役割は明確に、”分配”となっている 2. 行政が、徹底した計数管理と生産調整をしていた(人口でさえ) 3. 国と地方地方は、むしろゆるい繋がりで、地方地方は独立してやっていけるように 指導された=>国が貿易、軍編制、人事を一手に管理 4. 貢租大祭という場で、「表彰」されるという儀式が行われたことは、 もう、現代では忘れられた儀式かも。意外と「表彰」されるってのは重要なんだよな。 日本では、天皇陛下が顕彰してくださるけど、アメリカではどうかな? イギリスは、ナイトの叙勲があるよね。ガーター勲章だっけ。 5. 古代社会らしく、王室は世襲、職業も比較的世襲。相続の部分は良く見えてない。 (1)現代と比べて職業選択の自由がない、とみるか (2)教育コストが低い、とみるべきか メリットデメリットがあると思う。 食糧が供給される限り、身分は保証されているといえるが、 超長期的な「研究」という発想が出てこないと思う。 それで、満足しちゃうんだな。 => 外圧に屈する危険性(日本がそうだ、内需が強いとそうなるのか?) この”再配分”では、明日予定の「徴税」の本義と、「行政制度」が白眉。 明日をお楽しみに。 ---- 328 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 11:25:14 ID:K65rEQBk >>203 つづき経済人類学シリーズ「経済と文明」要約No.1-3 ■徴税制度 1. 集品、計算、管理のために必要な人員(官吏)へ支払われる代価 2. 特徴は二重点検 3. 猟師の税は殺された動物の首、漁夫の税は干魚 4. 豚を所有するもの年一頭と屠殺した頭数で課税 5. 馬を所有するもの一頭につき年4000子安貝 6. 塩は重大なので、製塩総督から報告数を、宮廷からの派遣役人が数え、一致しなければ 総督の1年の収入は没収された 7. 鋤の製造は鉄工所限定で、販売は市場役人の監督下で実施された。 8. 鉄工所には神官を設置し、神官が鉄工所で働く鍛冶工を報告した。 9. 国内商業の課税には運搬人数と取引への税のために「旅券」が用いられた 10.町には門があり、割符となった「旅券」を検査する布告吏が置かれた 11.「旅券」は布と環状の鎖となっており、門を通貨する度に、小石がとって置かれた 12.地方市場の物品税は売られた全製品の<見本>として徴収されたが、子安貝でもよかった 13.全住民へは人頭税であり、奴隷も課税対象だった 14.役人が死ぬと相続税がかかった。故人の財産はいったん王室あずかりとなり、 戦いに手柄があった兵士に授与されるか、故人の息子が相続した。 15.全農産物へは、村落を単位として総量で税率が決まった 16.埋葬数について、墓堀人夫に課税し死者の家族から献納された 329 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 11:25:56 ID:K65rEQBk ■王が定める諸等価 1. 輸入商品の諸価格、入港税 2. 地方市場の価格は地方団体が決定したが、全体の水準と貯蔵の過不足で調整された 3. 物価上昇することもあった 4. 労働市場、つまり労働に対する支払いはまったく存在しなかった 5. 「支払いを受けるサービスは、黒人には未知のものであり、アフリカの言語には、 そういう言葉はない」 6. 最低賃金が決まっていた 7. 運搬人の「荷物量」も定め、運搬人が運搬に遅れが生じた際、総理大臣に伝令し、 総理大臣は荷物量と重さを調べ、定められた重量以下の場合、督促する命令とともに 人員を送った 8. 王は公共事業を主催し、対価を支払った 9. 宮殿から指名された一団の公娼を置き、妻がお産をしたあと三年は妻との性交は禁じられた。 次の子供が病弱になると考えられたからである ■宮廷経済と宮殿 1. 王の妻妾は約2000人いたが、彼女らの多くは宮殿に常駐し行政もこなした 2. 王の子は特別な使者となり、仕事上の義務を遂行した 3. 王は菜園を持ち王室収入の源泉となった 4. 宮殿にはさまざまな同業者組合が存在し、王の妻たちが参加していた 330 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 11:26:51 ID:K65rEQBk ■行政と双分制 1. 行政の目的は、点検と統制であった。 2. 男女ペアになるという原則が徹底され、男は実働の役人として、女は統制者として働いた 3. 統制者<ナイエ>は配下の役人の全行政行動を把握し絶えず点検した 4. 役人は<ナイエ>に報告し、必ず王は<ナイエ>に尋ねてから役人に接した 5. 新王は父の王に使えた大臣を留任させ、新王の代理として高貴な身分の若い男を指名し 大臣の力量を点検した 6. 官吏の数を増やすこの原則は、実は顕著な効率性を持っていた 7. ある女性的特徴―細事をよくし、常識の根ざす日常事実を情報をよく記憶し欠点がないことがうまく働いた、と考察している 8. 王は、叢林(地方と王陵)の王であり、都市の王であった 9. 叢林の王と都市の王として、各宮殿があり、それぞれ行政官が置かれた 10.王室の王陵は、国の最古最大の市場であり、黄泉の政府と廷臣の居所として経済的首都となった、現物の再配分経済の中心として、貯蔵と産業の中心となった。 11.政治的首都は、貿易、軍事をよくし、地方市場のために、武器や道具の原料、 砦、門、城壁、橋等の建築資材が分配された 331 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 17:00:57 ID:K65rEQBk 本日の範囲で、現代日本との関係でいうと… 1. 税を納めるには、自分の職業の生産品であったこと 現代で実施されているのは、書籍のみ=>国会図書館 企業の製品履歴そのままで博物館を作ってくれた方が広報として良さそうに思う。 大量生産、大量消費の社会ではないから、こういうことができたのかもしれない 2. ほとんど何でも課税 貢租大祭でいわばお金をばらまくから、その代わりたくさん税をかけてそれを回収 している印象を受ける。 また、子安貝には希少性が求められていないこと。 交換媒体と割り切って使っている。共同体内での「信用」が確立している様子が伺える。 3. 王が定める諸等価における4.5.は、特筆するところ 経済活動―互酬によって労働市場がないということは別途言及する。 4. 公娼の社会的役割 メソポタミア文明中でも言及されるし、日本でも遡ると神の嫁と呼ばれる公娼(後に零落する)に 人口調節という意味合いがあったことが少々驚き。理由は迷信のようなものであっても。 5. 現代で言うと公務員に、女性が多く、決定的に重要な役割があること 伝え聞く日本の江戸時代での大奥と大違い。 現代でいうと、結婚しある程度子供が大きくなった時、女性が再就職するということは難しい。 この点は見習うべきではないか。 6. 行政では、男女性差による得意分野を相互に補完する関係にあり、これも優れていると思う。 7. 政治と経済は、現代日本ではほとんど一致している ここでも二分する役割分担がみられ興味深い。 経済活動―市場の話でこれは詳しく言及する。 333 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 20:02:47 ID:qzgMpCbj >>331 lambdaさん、乙! ま、”1727年~約1世紀、西アフリカのダホメ王国の政治経済行政が焦点”>>66 それがなぜだめになったのか? おそらくは、欧州列強諸国の侵略と植民地政策によるのだろう 日本がアメリカと戦ったとき、アフリカは全部が植民地化され、アジアでも独立を保っているのは、日本とタイと中国くらいだったろうか 中国は列強の圧迫を受け、風前の灯だった http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0 植民地  古代にも植民地はあるが、「植民地」の規模をそれまでにないほど大きくしたのは近代西欧諸国の産業資本主義の対外交易戦略によってである。  初期にはポルトガル・スペイン両帝国が、19世紀から20世紀にかけては英国が、植民地交易によって世界覇権を握った。  一般に帝国主義的先進国が植民地を原料工場・商品市場として開発するとともに、住民を政治的に抑圧支配する。  抵抗勢力は虐殺されることが多い。例えばフランス帝国はマルティニーク島の原住民を殲滅し、島民は絶滅したといわれる[1]。  1804年、フランス革命に触発されたハイチが非白人国家としては史上はじめて独立して以来、旧植民地諸国は以降現在にいたるまで数多く独立していった。  ただし先進国が独立を認めた背景には、世界経済システムの変容があるといわれる[2]。こうした一連の過程を脱植民地化という。 (引用おわり) 334 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 20:13:21 ID:qzgMpCbj >>333 >日本がアメリカと戦ったとき、アフリカは全部が植民地化され、アジアでも独立を保っているのは、日本とタイと中国くらいだったろうか 「太平洋戦争は日本の侵略戦争であったかも知れないが、結果としてアジアの植民地支配を終わらせた」>>48 そして、日本の敗戦から祖国復興 日本第二の敗戦論がある(下記) ま、しかしいま21世紀 戦後日本の高度成長期が第一ラウンド ソ連崩壊から日本バブル崩壊が第二ラウンドとすれば 第三ラウンドはまだ始まったばかりだ http://www.bekkoame.ne.jp/~hujino/no34/34imamura2.html 続「日本第二の敗戦論」について http://www.bekkoame.ne.jp/~hujino/no33/33imamura.html 日本 第二の敗戦 http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_1/jog078.html 戦略なきマネー敗戦 335 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 20:27:57 ID:qzgMpCbj >>333 >こうした一連の過程を脱植民地化という。 脱植民地化はこれだね http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B1%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0%E5%8C%96 で、植民地主義の時代は終わったが いま警戒すべきは、アメリカなどの大資本による間接経済侵略だ 「日本人はわれわれの企業で”はけーん”として働きなさい」 「支配するのはわれわれ外国資本家だよ」と 336 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 20:29:34 ID:qzgMpCbj アメリカなどの大資本による間接経済侵略をふせぎつつ 日本経済をどう立て直し 少子化対策をどう打つのか そこらが、21世紀の日本の課題 創価じゃだめだな 337 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 20:54:32 ID:K65rEQBk >>333 ども。おばんです。 >ま、”1727年~約1世紀、西アフリカのダホメ王国の政治経済行政が焦点”>>66 >それがなぜだめになったのか? 歴史的な経緯はばっさり削っていますが、初めに言及した方がよかったですね。 (1)この地域で唯一、海岸を押さえたダホメ王国は、常に内陸の諸部族と抗争状態にあった。 (2)ヨーロッパがアメリカに進出し、西インド諸島でサトウキビの栽培がなされるようになると、 アフリカから奴隷が連れてこられた (3)ダホメ王国はその奴隷の供給源の一つであり、代わりに火薬と銃器を手にし内陸の 諸部族と対抗した (4)18世紀に入り、フランス砲兵隊が上陸しダホメ王は交渉テーブルでだまし討ちに あい、占領された。ダホメ王国の最期であった。 やはり、ここでも技術の進歩が決定的な影響を与えています。 338 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/03(火) 21:04:25 ID:K65rEQBk >>337 訂正 ×(4)18世紀に入り ○(4)19世紀に入り 339 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 21:43:58 ID:qzgMpCbj >>337 lambdaさん、どもども >(4)18世紀に入り、フランス砲兵隊が上陸しダホメ王は交渉テーブルでだまし討ちに >あい、占領された。ダホメ王国の最期であった。 ああ、まあそんなもんだわな そういうことも教訓だな アメリカ資本も似たようなものさ 340 名前:グルーチョ[] 投稿日:2008/06/03(火) 21:54:04 ID:wX5AItKE >>337 技術決定論を考えるとやはり唯物史観が正しいと思ってしまう 341 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 22:26:47 ID:qzgMpCbj >>340 またそこへ戻るんかいな 第二次大戦で日本が劣っていたものに レーダーと近接信管(下記)があるといわれた http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E6%8E%A5%E4%BF%A1%E7%AE%A1 レーダーはもちろん物理の原理で動くが 敵の位置という情報を得る兵器だと理解した方がいいだろう 近接信管ももちろん物理の原理で動くが 敵の位置という情報を得る兵器だと理解した方がいいだろう 342 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 22:35:31 ID:qzgMpCbj おいらの意見は 1.ベースは資本主義 2.但し、原理主義ではなく 3.資本の暴走をlambdaさんが制御する 4.ルールのある競争 5.弱者・落ちこぼれは救済する 6.広義の社会主義(あくまで資本主義がベース) というものだけど それを政権交代を通じて実現する(というか、おいらが直接政策をやるわけじゃないから) 343 名前:名無しさん@3周年 ◆9YzZouIJBw [sage] 投稿日:2008/06/03(火) 22:46:53 ID:qDbVUmyB >>340 唯物史観で見た場合、将来の予測とかに影響があるんですか? 344 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/03(火) 23:36:14 ID:qzgMpCbj >>342 補足 >それを政権交代を通じて実現する(というか、おいらが直接政策をやるわけじゃないから) 1.日本は代表民主制(代議制ともいう)  なので、lambdaさんのコンピュータ屋のことばで言えば国民が発注者なわけ 2.で、国民は、「提案書をもってこい」といえばいいのであって、各党が政策をマニフェストみたいな形でまとめる  国民は、おおざっぱに「こんな国にしてほしい」と(例えば品格ある国とかw) 3.で、党の政治家がSEみたいなものよ  それを具体的に要件定義まで落とし込んで、システム提案書に仕上げる 4.システム提案書を具体的にプログラムにするのがプログラマーだ  で、これ官僚の役割  筆者みたく、あんな細かい政策まで国民が書く必要ない  まして、バグだらけの政策じゃ、どうしようもないわ  国民は、もっと大まかに、「おまいら政党はどっち向いて仕事してんだ! 国民かアメリカか! ごら~!」と言えばいいのよw  全てはそこから始まる ---- 356 名前:和紙[] 投稿日:2008/06/04(水) 20:50:27 ID:FzxQoUKj あいのりでゾマホンが奴隷貿易の残酷さを訴えてたけどさ。 黒人を団結させないために、やったことって、 支配者層なら誰でも考える事だよな。 聖書でも書こうかな。 序章は、神は人間を団結させないように、 どのような仕組んだのかっていうサー。 357 名前:和紙[] 投稿日:2008/06/04(水) 20:52:36 ID:FzxQoUKj 民主主義っていうとまるで、民が主みたいな、字面だけどさ、 たしかに、主は民だけど、民は奴隷でもあるんだよな。 労働者だから。 美辞麗句にだまされちゃイカンよな。 358 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/06/04(水) 20:53:35 ID:pH7ytpsH >>356 今の日本で行われている「受験勉強」なんてのは、実は過去にイギリスが、 インドでやらせてきた教育の真似らしいんですよ。 アメリカが、日本を植民地化するために、わざと国民をバカにする 教育を導入したわけです。だから、受験秀才は馬鹿ばかりになる。 また、黒人貿易は、主にアメリカ系のユダヤ人がやっていたらしいですよ…。 あんなエグい商売なんて、いくら白人でもやりたがらないですからね。 359 名前:和紙[] 投稿日:2008/06/04(水) 20:54:34 ID:FzxQoUKj 基本的に人間って、血縁関係から集団を作るはずだよな。 だから、社会って本当はもっと、温かいっぽい気がする。 それを、団結させないために、侵略者やらが、 労働者として、使うために、色々と仕掛けをつくるんだろうな。 360 名前:和紙[] 投稿日:2008/06/04(水) 20:58:02 ID:FzxQoUKj >>358 筆者は博識だね。年齢と合わんよ。 いつから、読書文化があるんだろね。 363 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/04(水) 22:09:07 ID:Adab04l8 >>358 >>360 筆者の問題点は、読書量は多いが、トンでも説に引かれその修正ができないことだな TVでゴーストキャンセラーとか http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E9%99%A4%E5%8E%BB%E7%94%A8%E5%9F%BA%E6%BA%96%E4%BF%A1%E5%8F%B7 あるいはドルビーみたいなノイズ除去をしていない http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%AA%E3%83%80%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0 SN比の悪い信号をそのまま受け入れて増幅しているんだな まあ、未熟だから仕方ないがw 364 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/04(水) 22:12:39 ID:Adab04l8 >>359 半分同意 >それを、団結させないために、侵略者やらが、 >労働者として、使うために、色々と仕掛けをつくるんだろうな。 世の中結構複雑になったということもある いま世の中に流れる情報量は、昔の数十倍だろう それだけの情報を処理しないと、正しい認識に到達しない ともかく、日本の政治がもうちっとしっかりしてほしいというところは同じ 365 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/06/04(水) 22:19:19 ID:Adab04l8 >>358 今の日本で行われている「受験勉強」 の起源は寺子屋でしょ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E5%AD%90%E5%B1%8B あるいは科挙 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E6%8C%99 日本の「受験勉強」は、戦前おそらく明治維新直後からあったと思うよ 367 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/06/04(水) 23:03:17 ID:ubns7t5m >>356 奴隷は昔からあったよ。古代ギリシアでも古代ローマでもね。 奴隷の扱いは時代と所で代わった。 「経済と文明」から引用 1620年代の終わり、ガンビア川の上流にいたひとりのイギリスの探検家が、アフリカ人 商人から奴隷を差し出された。彼はそれにこたえていった。「私たちはそのような品を 厚かったことのない人間であるし、また他の人間あるいは自分たちの姿をしたものをも 売買したりはしないのだ」 すなわち18世紀初頭の驚くべき侵略として語られる奴隷貿易は、海岸を離れた村々へ ひそかに進入していった白人商人たちに準備されたのであった。アフリカ人は、眠りに ついている間に抵抗するまもなくとらわれの身となり、同時に年寄りと病弱なものは虐殺 された。そうした悪魔のような略奪が、象牙海岸からわずか数時間の距離のところで おこった。 奴隷貿易は、フランス-ポルトガル-フランスを代理人としたイギリスとオランダの 順で参加したそうな。 368 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/06/04(水) 23:21:13 ID:pH7ytpsH >>359 血縁が重視され過ぎると、封建的になってくるんですけどね。 つまり、世襲が増えてしまう。実際には、今の日本の医者やら官僚なんて、 二世三世ばかりですけどね…。 ちなみに、南ヨーロッパなどでは、未だに親戚づきあいが 物凄く濃厚ですよ。今の日本は、親戚関係が凄く希薄化していますからね。 ここらへんにも、社会全体の解体現象がみられますね。 369 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/06/04(水) 23:23:22 ID:pH7ytpsH ちなみに、私は血縁の重視や、世襲を全て悪いとは言い切りませんね。 確かに社会を硬直化させてしまう側面もあります。 ただ、私は人間同士の結束や団結を重んじる人間なので、 血のつながりを大切にする価値観には一定の理があると見なしていますね。 387 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 14:47:27 ID:2n81Dpp6 >>369 団結や結束は血ではなく、個人個人が自らの意志で選んだ者同士によってなされるべきだ。 強制される者ではない。 親が子に継いでほしいのならば、立場にあぐらを掻くことなく 魅力を示して相手が自分の意志で選んでくれるようにすべきだ。 373 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 02:03:44 ID:4/vgGe0o >>369 一理あるね。分かりやすい。 ----

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