経済学の到達点「バーナンキの背理法」から経済学統一理論へ

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753 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/17(土) 17:25:33 ID:YqOrKUqT >>751 thx 非常に大きな収穫があった。 表現の違いで、主張していることは同じと理解した。折角なので↓ >「バーナンキの背理法」でググれ。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%AD >バーナンキの背理法は、2001年ごろから主として日本のインターネット上で >話題となった俗説である。バーナンキは、デフレ不況に陥った後も、ゼロ金利下で >デフレ克服に向けて有効な手だてを施せない日本銀行の金融政策を批判し、 >自らの論文においてリフレ政策の有効性について、以下の例え話を記した。 > >「もし、日銀が国債をいくら購入したとしてもインフレにはならない」と仮定する。 >すると、市中の国債や政府発行の新規発行国債をすべて日銀がすべて >買い漁ったとしてもインフレが起きないことになる。そうなれば、政府は物価・金利 >の上昇を全く気にすることなく無限に国債発行を続けることが可能となり、 >財政支出をすべて国債発行でまかなうことができるようになる。つまり、これは >無税国家の誕生である。しかし、現実にはそのような無税国家の存在はありえない。 >ということは背理法により最初の仮定が間違っていたことになり、日銀が国債を >購入し続ければいつかは必ずインフレを招来できるはずである。 > >ただし、バーナンキ自身は上記の例え話を特別な説とは考えておらず、 >「バーナンキの背理法」と名付け、流布させたのは日本のネット社会である。 # システム屋さんとしては論理が乱暴だと感じるけど、マクロではこうなんだろうね。 755 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 17:37:15 ID:IkgxaTAY >>753 lambdaさん、乙! ># システム屋さんとしては論理が乱暴だと感じるけど、マクロではこうなんだろうね。 意味するところが、もう一つ理解できない 理系としては、数式で示してもらう方がありがたいね、こういう話は >「もし、日銀が国債をいくら購入したとしてもインフレにはならない」と仮定する。 日銀が、日本政府の発行する国債を購入するってこと? 普通、国債の購入は民間(国民側)がやると思ったが? >すると、市中の国債や政府発行の新規発行国債をすべて日銀がすべて >買い漁ったとしてもインフレが起きないことになる。そうなれば、政府は物価・金利 >の上昇を全く気にすることなく無限に国債発行を続けることが可能となり、 「市中の国債や政府発行の新規発行国債をすべて日銀がすべて買い漁った」? なるほど、日銀が民間から国債を購入するのか・・ 日銀って、確か貨幣を印刷するとかいうところだろ で、市中の国債や政府発行の新規発行国債をすべて日銀が買うってことは、単にその分市中に貨幣が供給されるってことだろ? 単に通貨供給量が増える それだけの話と理解してはだめかね? 760 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/17(土) 20:23:04 ID:YqOrKUqT >>755 ども。おばんです。 まず、主論。 >単に通貨供給量が増える >それだけの話と理解してはだめかね? いや、それでOKです。通貨供給量が増えるから、 かならずインフレ傾向になるでしょ、というのがバーナンキさんの言い分と理解した。 ただし、通貨供給量を増やすためには通常、公定歩合を下げる。 でも、日本の場合、記録的な低金利が続いているのにインフレ傾向にならないから、 高名な経済学者は首をひねっていたそうな、これはいままでにない現象だ、とね...(1) 公定歩合を下げても、各銀行が日銀に通貨を借りに行かないと意味がない。 借りに行かないなら無理やり渡せ=市中に流通する国債を買い取れ、と。 まあ、本当はそんなことをしても解決しなかったろうけれども。 なぜ、銀行が日銀に借りに行かなかったか? 銀行にお金を借りてでも事業を強くしたい顧客企業がいなくなってしまったから。 ではなぜ、顧客企業は借りなかったのか? 利益を内部留保につぎこんで、財務改善をせっせとしていた。 実態は、バブルで毀損したバランスシートを、黒字に戻す努力を続けていた。 団塊の世代の退職金準備という意味もあったかもしれない(勝手な予想)。 銀行はあてにできないという不信感もあったかもしれない(勝手な予想)。 どうも普通の経済脳では、金利下がったなら借り時だから、なんで借りないの? 借りない理由が想像できなかった、ということらしい。...(1)の論理。 そこで出てくるのが行動経済学。人間心理を考慮した経済現象という分野が活況らしい。 この分野の考え方だと、今回の日銀の異常低金利施策が説明できるんだそうな。 761 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 20:47:31 ID:/iwhB7Uz >>760 lambdaさん、ども。乙です >でも、日本の場合、記録的な低金利が続いているのにインフレ傾向にならないから、 >高名な経済学者は首をひねっいてたそうな、これはいままでにない現象だ、とね...(1) ”高名な経済学者”って、信用しない方が良いよ(例 竹中) そもそもから言えば、”バブル景気”とその崩壊 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB%E6%99%AF%E6%B0%97 その処理を誤った ソフトランディングさせるべきところを、「市場に任せる」とか言ってハードランディングさせた 当時は、橋本内閣で首謀者は大蔵。それが大失政だった それをリカバーするために、超低金利政策を続けた なぜか? 銀行救済だよ 銀行の預金利子を殆どゼロにして、貸し出しは当然ある程度の利子を取る。銀行丸儲けだが、それを不良債権の償却に当てる その傷があまりに深いために、十数年その政策を続け、またインフレにもならず というか、インフレにならないから、超低金利政策を続けられたのかも それから、世界的に見てデフレ傾向だったし、米国による円高誘導の時期もありそうすると日本に輸入する物価は円ベースでは下がるし 762 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 20:51:52 ID:/iwhB7Uz >>761 >>でも、日本の場合、記録的な低金利が続いているのにインフレ傾向にならないから、 >>高名な経済学者は首をひねっいてたそうな、これはいままでにない現象だ、とね...(1) > >”高名な経済学者”って、信用しない方が良いよ(例 竹中) さらに細かく実態を見れば 海外(例えば中国)生産を基調とした、100円ショップ、ユニクロなどの廉価店 100円ショップでは、文具店では数百円の物が、全部百円 台所用品しかし・・・ ユニクロでは衣料品がおよそ千円かな? 従来は数千円 経済学者は、大学の机上の数字だけ見て考え、町で買い物しないから、首ひねるw 763 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 20:58:44 ID:/iwhB7Uz >>762 食品でもあった 1.廉価中国産が出回り 2.「このギョウザ、安くて旨い」と・・・、農薬の話を聞いて、初めて中国を意識する 3.肉は、ミートホープさんが、安い肉を供給して物価の上昇を押さえ 4.なんとか地鶏もまた安く供給され 5.吉兆は、使いまわしで生産歩留まりを上げ、物価上昇を抑えた ま、3-5はジョークだが、しかし、物価上昇(値上げ)が許されない(受け入れられない(客が逃げる))状況が続いていたということだ 764 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/17(土) 21:12:17 ID:YqOrKUqT >>761 どもども。 昨年1月出版の本だったけど、 日本のバブル崩壊から2006年までの日本の財務、財政を評価した本を読んだ。 リチャード・クー, "陰と陽の経済学" 前々から注目してた人でたまたま見つけた本だった。 >その処理を誤った >ソフトランディングさせるべきところを、「市場に任せる」とか言って >ハードランディングさせた >当時は、橋本内閣で首謀者は大蔵。それが大失政だった その本でも、↑と総括されてたよ。ちゃんといろんなデータ付で。 いっぽうで、バラマキだと非難轟々だった小渕総理在任期間は好転していた。 そして、小泉首相。 これで財政赤字は増えたが、GDPを減らさないために、 財政赤字にせざるを得なかった、という評価だった。 >>762 >経済学者は、大学の机上の数字だけ見て考え、町で買い物しないから、首ひねるw うん、ということで、経済学者やエコノミストの言うことは、話半分といわず1/10の つもりで聞くことに以降、改めた。 >>763 >物価上昇(値上げ)が許されない(受け入れられない(客が逃げる))状況が続いていたということだ だったですねぇ。 765 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 21:16:48 ID:/iwhB7Uz >>760 >なぜ、銀行が日銀に借りに行かなかったか? >銀行にお金を借りてでも事業を強くしたい顧客企業がいなくなってしまったから。 >ではなぜ、顧客企業は借りなかったのか? >利益を内部留保につぎこんで、財務改善をせっせとしていた。 えーと、1990年代と2000-2005年くらいまでとは、理由が違う 鉄鋼業の例で言えば、1990年代には直接金融として、エクイティーファイナンス(いわゆる転換社債発行)を欧米でやった 2000年から辺りから、その反動で株が売り込まれた 曰く、「借金大杉。財務体質悪い。もっと売られるべき」だと (証拠はないが、裏でハゲタカファンドが売り浴びせたように思う。狙いは、売り浴びせてこっそり買占め、日本企業を外国企業に売り飛ばすことだったろう) 例えば、神戸製鋼の10年チャートがある(下記)。2002年に50円を割るところまで売り込まれた。いま、325円か 2002年ころは、とにかく借金を返して、財務体質を良くすることが優先された。銀行からお金を借りるどころじゃなかった。2005年ころから流れが変わった。 http://quote.yahoo.co.jp/q?s=5406.t&d=c&t=ay&l=off&z=b&q=c&k=c3&a=v&h=on&p=m130,m260,s 767 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 21:24:26 ID:/iwhB7Uz >>764 lambdaさん、ども リチャード・クーさんね、かれはケインジアンみたいだな 昔(十数年前から)、日経に経済コラムを書いていて、よく読んだよ 小泉の経済政策を批判していたね "陰と陽の経済学" か、書店で見かけたらちょっと覗いてみよう 768 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/17(土) 21:27:12 ID:YqOrKUqT >>765 はい、1990年代と残りの5年は性質が違うようですね。 >例えば、神戸製鋼の10年チャートがある(下記)。2002年に50円を割るところまで売り込まれた。いま、325円か うわ…。段違いな変化ですね。 770 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 22:28:45 ID:/iwhB7Uz >>768 >>例えば、神戸製鋼の10年チャートがある(下記)。2002年に50円を割るところまで売り込まれた。いま、325円か >うわ…。段違いな変化ですね。 だよね 鉄鋼は、生き残ったが 外資に食われた企業も多数出た 例えば、長銀 例えば、日興 例えば、日産 他にもあると思うが 長銀や日興などは、米国から「あんな企業を上場させておくと、世界から信用されないぞ」なんて、電話の向こうで舌をぺロリと出しながら言われたりしたんじゃないかな、想像だが 771 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/05/17(土) 22:33:37 ID:f4FHjZGV 丁寧に丁寧にソースを出して米国経済の破綻を証明したわけだろ? それでもそれを認めようとしない。ウィキペディアは真性の精神障害者 なんだよ。死ぬほど気色悪いものね。 それに、こいつは「息子から自分は見捨てられる」という事に 薄々勘づいているんだよ。こんな気色悪いオッサンがいる事自体、 日本社会が末期状態だという証拠なんだよね。 772 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 22:40:25 ID:/iwhB7Uz >>760 さらに続ける >実態は、バブルで毀損したバランスシートを、黒字に戻す努力を続けていた。 これ、企業も言えるが銀行にも言える 1990年代にBIS規制ということが話題になった http://ja.wikipedia.org/wiki/BIS%E8%A6%8F%E5%88%B6 BIS規制 (略)  国際業務をしている銀行に対して信用秩序維持のため守るべき基準、BIS基準とは、自己資本比率が8%を超えない銀行は、国際業務を禁じるというBISでの取り決めである。 (略)  BIS規制は、国際的に業務展開をする銀行の健全性を保つために適用されるルールである。  自己資本比率の遵守状況は、各国の監督当局の手に委ねられる。  日本の場合、金融庁発足以前は日本銀行がその役割を担っており、現在では主に金融庁がBIS規制の遵守状況を監督している。 BIS規制と日本のバブル景気後の銀行  日本では1988年度から移行措置が適用されたものの、1992年度末から本格適用されることになっていたため、(結果的に)バブル景気が崩壊した直後となった。  株の持ち合いの慣習を背景に、欧米の銀行と比較して自己資本に占める株式の割合の大きい日本の銀行は、保有株式の下落による含み損を抱えた上に株価の値下がりで基準達成に厳しい努力を強いられたが、 達成期限の1993年(平成5年)度3月期末決算までに、必要な銀行はすべてクリアした。 (略)  なお、日本では国内業務に特化する銀行に対しては、4%の自己資本比率を確保することが求められており、4%を割り込んだ銀行に対しては金融庁によって、早期是正措置が発動される。  1990年代に入ってから、日本銀行は金融緩和を行ったがマネーサプライの増加率は低いものに留まった。  通常は中央銀行がハイパワードマネーを供給すると、銀行システムによって信用創造が行われるが、 不良債権処理によって自己資本が減少し、BIS規制がネックとなって金融機関の貸出が縮小し、企業の資金繰りが困難となる、いわゆる「貸し渋り」問題が発生したとする見方がある。  一方、1980年代後半のバブル景気の中で、企業は売上や利益に対して借入が過剰となる過剰債務問題を抱えるようになっていた。  このためマネーサプライの伸びが低調であったことについて、BIS規制などの資金供給側の要因は小さかったという見方もある。 (略) 775 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 23:06:10 ID:/iwhB7Uz >>760 さらに続ける >どうも普通の経済脳では、金利下がったなら借り時だから、なんで借りないの? >借りない理由が想像できなかった、ということらしい。...(1)の論理。 > >そこで出てくるのが行動経済学。人間心理を考慮した経済現象という分野が活況らしい。 >この分野の考え方だと、今回の日銀の異常低金利施策が説明できるんだそうな。 その経済学者の経済脳ってのは、ほんと実務に疎いねw その疎さ普通じゃないよww バブル崩壊前、1980年代までは、銀行は土地を担保にお金を貸した バブル崩壊後、土地は担保にできなくなった。値下がりのリスクがあるから では、なにを担保にできる? するのか? ない 土地に変わる簡単に担保にできるものがない 担保がない以上、銀行はお金を貸さない、企業は借り入れができない それが、バブル崩壊以降2005年まで続いたんじゃないだろうか? いま、地価もおちついたので、多少担保としての価値は出てきたと思う ”行動経済学。人間心理を考慮した経済現象”? うーん、それ上のBISとか土地が担保にできないとかの寄与分との差分をとって、残差について考察しないと、大局を誤ると思うよ 793 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/18(日) 07:15:00 ID:8tMRjB9+ >>775 すんません長文だけど、経済学がようやく現実を総括できたまとめ 経済には2つの局面がある(陽)「利益の最大化」(陰)「債務の最小化」。 大学で教える経済学は「利益の最大化」を前提としており「債務の最小化」を考慮していない。 そして、「利益の最大化」局面では「神の見えざる手」がうまく働くが、 「債務の最小化」局面でそれは継続的に経済を縮小均衡=不況に導く。 したがって、1929大恐慌に対する 「金融政策を誤ったため生じ、回復も金融政策が正しかったから」という問題意識、 中央銀行と民間銀行の資金供給能力への疑問は、間違っている。 不況脱出論としては、インフレターゲットや量的緩和がある、 しかし(陰)の局面では無効な政策である。なぜなら、民間資金需要がないからだ。 問題は供給側ではなく需要側にある。 不況に必要なものは財政出動であり(ニューディール政策、ヒトラー、バラマキ)、 財政再建政策は問題を悪化させる(増税等の橋本失政)。 日本は、景気回復に不可欠なマネーサプライの大増なしに景気回復を達成した。 これは問題は、需要側にあったことを示している。 多分、この本はマクロ経済の新しい教科書になると思う(経済素人が言うのも変だけど)。 ちなみに、バーナンキ氏は教科書通りのマネーサプライを増大させた。吉か凶か。 >>どうも普通の経済脳では、金利下がったなら借り時だから、なんで借りないの? >>借りない理由が想像できなかった、ということらしい。...(1)の論理。 これは「利益の最大化」つまり金融政策万能論の「経済学」に固まった脳による帰結。 794 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/18(日) 07:15:58 ID:8tMRjB9+ >>775 >それが、バブル崩壊以降2005年まで続いたんじゃないだろうか? >いま、地価もおちついたので、多少担保としての価値は出てきたと思う このデータも出ていた。市街地の地価はピーク時の-86%、 それで地価は1980≒2006、2005に底を打ってる。 795 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/18(日) 08:25:17 ID:iUl4XP99 >>793 lambdaさん、乙! ”経済学”は、他の人に任せたいが >そして、「利益の最大化」局面では「神の見えざる手」がうまく働くが、 ここ、疑問があるんだよね 昔習った制御理論で、PIDのフィードバックが全盛のころ(1970年代)、ゲインを大きくしすぎると、制御が不安定になるという話しがあったと思った http://ja.wikipedia.org/wiki/PID%E5%88%B6%E5%BE%A1 ま、ここは文系には難しすぎるのでスルーで結構だが で、言いたいのは、アダムスミスの時代と現代では大きくゲインが違うんじゃないかと 現代は先物取引とかデリバティブとかありまして http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96 レバレッジを利かすという http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8 このレバレッジ効果は、PID制御のアナロジーから言えばゲインを大きくする効果があり、制御の不安定要素として作用しているのではないかと だから、21世紀の市場経済の”「神の見えざる手」がうまく働く”に、ちょっと疑念を持っている 例えば、原油相場とか、穀物市場とか・・・、変動が大き杉だと・・・ 797 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/18(日) 10:30:39 ID:8tMRjB9+ >>794 補足。 >>それが、バブル崩壊以降2005年まで続いたんじゃないだろうか? >>いま、地価もおちついたので、多少担保としての価値は出てきたと思う > >このデータも出ていた。市街地の地価はピーク時の-86%、 >それで地価は1980≒2006、2005に底を打ってる。 実に-86%で失われた価値は、1500兆円(!) 土地成金に この金額が渡った計算になる。 土地を担保に銀行が貸すのは、結局、同じバブルを生起するだけでは? と疑問有枡。 もう一つは、2005->2006->2007と、景気回復基調にあることは確か(上述の内容ではなく) トータルで、貿易黒字、所得収支も黒字、知財収支も黒字達成。 マクロな国家経営としては、いまこそ財政再建、というフェーズだろうと。 消費税増を含む社会保障費等、抜本的税制改革の時期だと思われ。 798 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/18(日) 10:45:13 ID:8tMRjB9+ >>795 ども >>そして、「利益の最大化」局面では「神の見えざる手」がうまく働くが、 >このレバレッジ効果は、PID制御のアナロジーから言えばゲインを大きくする効果が >あり、制御の不安定要素として作用しているのではないかと >だから、21世紀の市場経済の”「神の見えざる手」がうまく働く”に、ちょっと疑念を >持っている > >例えば、原油相場とか、穀物市場とか・・・、変動が大き杉だと・・・ まったく、その通りですな。 実体経済市場x3.2倍=金融市場=16000兆円 だと。 レバレッジ効果等で膨らんだ金融市場での価値(?)が、先物市場に流入して 高騰しているのでしょう。まったく迷惑な話で。 ばくちは賭博場でだけにして完結して欲しいもんです。 799 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/18(日) 11:02:47 ID:iUl4XP99 >>797 lambdaさん、乙! >実に-86%で失われた価値は、1500兆円(!) 土地成金に >この金額が渡った計算になる。 はあ ま、そうなんだが 一方で、1500兆円の損失を被った側もいる 「実に-86%で失われた価値は、その1500兆円」というけれど、仮に土地の適正価値というのがあって、それを仮にX(=例えば2000兆円)として バブルでそれが2750兆円に上昇し、バブル崩壊でそれが1250兆円に下がって、頂点と谷底の差が1500兆円だと だから、ソフトランディングなら、2000兆円辺りに誘導してマイナス750兆円くらいで一度落ち着かせて、あと市場に任せると そういう政策が必要だったのではないでしょうか いままで、世の中のデフレ圧力で地価が下がったが、昨年から原油高、資源高騰、食料高騰のインフレ圧力に変わりつつあるので、地価も見直されると思う >土地を担保に銀行が貸すのは、結局、同じバブルを生起するだけでは? と疑問 そうなんだけど 物は、年月が経つと劣化するので、長期担保として不適切な面があり 土地は、それがないから便利だったんです >マクロな国家経営としては、いまこそ財政再建、というフェーズだろうと。 >消費税増を含む社会保障費等、抜本的税制改革の時期だと思われ。 これがなかなか難しくって 将来、さらに電脳社会化して、”マネー”も全て電子化されて、逐一出納が政府の”ビッグブラザー”(下記)で把握できるとすれば、課税にも不公平感がなくなるかも いま、源泉徴収のサラリーマンだけが、”ビッグブラザー”に把握され、その他の人は野放し だから、消費税という話しになる http://ja.wikipedia.org/wiki/1984%E5%B9%B4_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC) 800 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/18(日) 11:06:54 ID:iUl4XP99 >>798 ども >実体経済市場x3.2倍=金融市場=16000兆円 だと。 >レバレッジ効果等で膨らんだ金融市場での価値(?)が、先物市場に流入して >高騰しているのでしょう。まったく迷惑な話で。 > >ばくちは賭博場でだけにして完結して欲しいもんです。 なので、アダムスミスの時代のように、「神の見えざる手」がうまく働くためには、ゲインの調整が必要なわけですが 具体的にどうするというアイデアはない (例えば、市場乱高下局面では、レバレッジに規制をかけるなどの案も思いつくが、その程度) ここは、OSの不具合として明記しておくべきと思いますね http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080516/plc0805161945018-n1.htm 「分捕りは本末転倒」首相が牽制 道路財源の一般財源化 MSN産経ニュース 2008.5.16 19:45  福田康夫首相は16日午前、道路特定財源の平成21年度からの一般財源化に向けた関係閣僚会議の初会合を国会内で開き、 「使途の議論が(政府内の)分捕り合戦的に先行しているのは本末転倒だ」と述べ、官僚や族議員らが一般財源となる道路財源の獲得をねらって動きだしていることを強く牽制(けんせい)した。  また「国民の理解が得られる具体的成果を上げるための検討を深めていく必要がある。無駄な予算の根絶はすべての改革の大前提であり、無駄ゼロに向けた見直しを敢行する必要がある」とも強調した。  ところが、同日午後の参院政府開発援助(ODA)特別委員会では、自民党の谷川秀善氏が 「一般財源化を英断した。(道路財源の)1000億~2000億円を(ODAに)取ってもだれも文句を言わない」と、さっそく「分捕り」を求めたために首相も苦笑い。  「最初に持ち上げてくれるから、どこかに何かオチがあるだろうと思っていたが、まさにそういう予感が的中した」というのが精いっぱいだった。  政府は月内にも設置される与党協議会と連携し、暫定税率分を含めた税率や使途などについて年末の税制改正に合わせて議論し、まとめていく。また、民主党などの野党にも協議への参加を引き続き求めていく。  ODA特別委では、為替介入などに使う外貨準備の一部をODAに充てるべきだとの質問も出たが、首相は「幻の埋蔵金に近い話ではないか」と一蹴(いっしゅう)した。 831 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/05/21(水) 09:46:19 ID:eCj+TTbH 日本にはそーかという敵がいるんでね 832 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/05/21(水) 12:48:07 ID:fZk41wp9 日本滅びて資本主義あり。 人類の大多数が死に絶えようとも資本主義は山や河のように生き残るよ。 833 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/05/22(木) 22:53:53 ID:sdhzMyRc んなこたぁない 形あるもの必ず滅びる 今まであった幾多の主義がいずれも崩壊してるのが その証拠 834 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/05/23(金) 02:55:41 ID:vlTFmLut 仮に資本主義が崩壊するとしたら、その後の経済は個人の自由な活動ではなく、 ゴッドメンシュの指令によって運営されてるに違いない。 ヒトラーの予言によると、ゴッドメンシュの誕生は2039年。あとたった30年しかない。 俺らは恐らく、この目で資本主義の崩壊と、真の共産主義の誕生を見ることができる。 本当にラッキーとしか言いようがないよな。 835 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/05/23(金) 08:39:10 ID:LmqgelUH 予言というのは大体の場合かなり早とちりすぎるからなあ。時代を早く読みすぎる。
753 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/17(土) 17:25:33 ID:YqOrKUqT >>751 thx 非常に大きな収穫があった。 表現の違いで、主張していることは同じと理解した。折角なので↓ >「バーナンキの背理法」でググれ。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%AD >バーナンキの背理法は、2001年ごろから主として日本のインターネット上で >話題となった俗説である。バーナンキは、デフレ不況に陥った後も、ゼロ金利下で >デフレ克服に向けて有効な手だてを施せない日本銀行の金融政策を批判し、 >自らの論文においてリフレ政策の有効性について、以下の例え話を記した。 > >「もし、日銀が国債をいくら購入したとしてもインフレにはならない」と仮定する。 >すると、市中の国債や政府発行の新規発行国債をすべて日銀がすべて >買い漁ったとしてもインフレが起きないことになる。そうなれば、政府は物価・金利 >の上昇を全く気にすることなく無限に国債発行を続けることが可能となり、 >財政支出をすべて国債発行でまかなうことができるようになる。つまり、これは >無税国家の誕生である。しかし、現実にはそのような無税国家の存在はありえない。 >ということは背理法により最初の仮定が間違っていたことになり、日銀が国債を >購入し続ければいつかは必ずインフレを招来できるはずである。 > >ただし、バーナンキ自身は上記の例え話を特別な説とは考えておらず、 >「バーナンキの背理法」と名付け、流布させたのは日本のネット社会である。 # システム屋さんとしては論理が乱暴だと感じるけど、マクロではこうなんだろうね。 755 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 17:37:15 ID:IkgxaTAY >>753 lambdaさん、乙! ># システム屋さんとしては論理が乱暴だと感じるけど、マクロではこうなんだろうね。 意味するところが、もう一つ理解できない 理系としては、数式で示してもらう方がありがたいね、こういう話は >「もし、日銀が国債をいくら購入したとしてもインフレにはならない」と仮定する。 日銀が、日本政府の発行する国債を購入するってこと? 普通、国債の購入は民間(国民側)がやると思ったが? >すると、市中の国債や政府発行の新規発行国債をすべて日銀がすべて >買い漁ったとしてもインフレが起きないことになる。そうなれば、政府は物価・金利 >の上昇を全く気にすることなく無限に国債発行を続けることが可能となり、 「市中の国債や政府発行の新規発行国債をすべて日銀がすべて買い漁った」? なるほど、日銀が民間から国債を購入するのか・・ 日銀って、確か貨幣を印刷するとかいうところだろ で、市中の国債や政府発行の新規発行国債をすべて日銀が買うってことは、単にその分市中に貨幣が供給されるってことだろ? 単に通貨供給量が増える それだけの話と理解してはだめかね? 760 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/17(土) 20:23:04 ID:YqOrKUqT >>755 ども。おばんです。 まず、主論。 >単に通貨供給量が増える >それだけの話と理解してはだめかね? いや、それでOKです。通貨供給量が増えるから、 かならずインフレ傾向になるでしょ、というのがバーナンキさんの言い分と理解した。 ただし、通貨供給量を増やすためには通常、公定歩合を下げる。 でも、日本の場合、記録的な低金利が続いているのにインフレ傾向にならないから、 高名な経済学者は首をひねっていたそうな、これはいままでにない現象だ、とね...(1) 公定歩合を下げても、各銀行が日銀に通貨を借りに行かないと意味がない。 借りに行かないなら無理やり渡せ=市中に流通する国債を買い取れ、と。 まあ、本当はそんなことをしても解決しなかったろうけれども。 なぜ、銀行が日銀に借りに行かなかったか? 銀行にお金を借りてでも事業を強くしたい顧客企業がいなくなってしまったから。 ではなぜ、顧客企業は借りなかったのか? 利益を内部留保につぎこんで、財務改善をせっせとしていた。 実態は、バブルで毀損したバランスシートを、黒字に戻す努力を続けていた。 団塊の世代の退職金準備という意味もあったかもしれない(勝手な予想)。 銀行はあてにできないという不信感もあったかもしれない(勝手な予想)。 どうも普通の経済脳では、金利下がったなら借り時だから、なんで借りないの? 借りない理由が想像できなかった、ということらしい。...(1)の論理。 そこで出てくるのが行動経済学。人間心理を考慮した経済現象という分野が活況らしい。 この分野の考え方だと、今回の日銀の異常低金利施策が説明できるんだそうな。 761 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 20:47:31 ID:/iwhB7Uz >>760 lambdaさん、ども。乙です >でも、日本の場合、記録的な低金利が続いているのにインフレ傾向にならないから、 >高名な経済学者は首をひねっいてたそうな、これはいままでにない現象だ、とね...(1) ”高名な経済学者”って、信用しない方が良いよ(例 竹中) そもそもから言えば、”バブル景気”とその崩壊 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB%E6%99%AF%E6%B0%97 その処理を誤った ソフトランディングさせるべきところを、「市場に任せる」とか言ってハードランディングさせた 当時は、橋本内閣で首謀者は大蔵。それが大失政だった それをリカバーするために、超低金利政策を続けた なぜか? 銀行救済だよ 銀行の預金利子を殆どゼロにして、貸し出しは当然ある程度の利子を取る。銀行丸儲けだが、それを不良債権の償却に当てる その傷があまりに深いために、十数年その政策を続け、またインフレにもならず というか、インフレにならないから、超低金利政策を続けられたのかも それから、世界的に見てデフレ傾向だったし、米国による円高誘導の時期もありそうすると日本に輸入する物価は円ベースでは下がるし 762 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 20:51:52 ID:/iwhB7Uz >>761 >>でも、日本の場合、記録的な低金利が続いているのにインフレ傾向にならないから、 >>高名な経済学者は首をひねっいてたそうな、これはいままでにない現象だ、とね...(1) > >”高名な経済学者”って、信用しない方が良いよ(例 竹中) さらに細かく実態を見れば 海外(例えば中国)生産を基調とした、100円ショップ、ユニクロなどの廉価店 100円ショップでは、文具店では数百円の物が、全部百円 台所用品しかし・・・ ユニクロでは衣料品がおよそ千円かな? 従来は数千円 経済学者は、大学の机上の数字だけ見て考え、町で買い物しないから、首ひねるw 763 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 20:58:44 ID:/iwhB7Uz >>762 食品でもあった 1.廉価中国産が出回り 2.「このギョウザ、安くて旨い」と・・・、農薬の話を聞いて、初めて中国を意識する 3.肉は、ミートホープさんが、安い肉を供給して物価の上昇を押さえ 4.なんとか地鶏もまた安く供給され 5.吉兆は、使いまわしで生産歩留まりを上げ、物価上昇を抑えた ま、3-5はジョークだが、しかし、物価上昇(値上げ)が許されない(受け入れられない(客が逃げる))状況が続いていたということだ 764 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/17(土) 21:12:17 ID:YqOrKUqT >>761 どもども。 昨年1月出版の本だったけど、 日本のバブル崩壊から2006年までの日本の財務、財政を評価した本を読んだ。 リチャード・クー, "陰と陽の経済学" 前々から注目してた人でたまたま見つけた本だった。 >その処理を誤った >ソフトランディングさせるべきところを、「市場に任せる」とか言って >ハードランディングさせた >当時は、橋本内閣で首謀者は大蔵。それが大失政だった その本でも、↑と総括されてたよ。ちゃんといろんなデータ付で。 いっぽうで、バラマキだと非難轟々だった小渕総理在任期間は好転していた。 そして、小泉首相。 これで財政赤字は増えたが、GDPを減らさないために、 財政赤字にせざるを得なかった、という評価だった。 >>762 >経済学者は、大学の机上の数字だけ見て考え、町で買い物しないから、首ひねるw うん、ということで、経済学者やエコノミストの言うことは、話半分といわず1/10の つもりで聞くことに以降、改めた。 >>763 >物価上昇(値上げ)が許されない(受け入れられない(客が逃げる))状況が続いていたということだ だったですねぇ。 765 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 21:16:48 ID:/iwhB7Uz >>760 >なぜ、銀行が日銀に借りに行かなかったか? >銀行にお金を借りてでも事業を強くしたい顧客企業がいなくなってしまったから。 >ではなぜ、顧客企業は借りなかったのか? >利益を内部留保につぎこんで、財務改善をせっせとしていた。 えーと、1990年代と2000-2005年くらいまでとは、理由が違う 鉄鋼業の例で言えば、1990年代には直接金融として、エクイティーファイナンス(いわゆる転換社債発行)を欧米でやった 2000年から辺りから、その反動で株が売り込まれた 曰く、「借金大杉。財務体質悪い。もっと売られるべき」だと (証拠はないが、裏でハゲタカファンドが売り浴びせたように思う。狙いは、売り浴びせてこっそり買占め、日本企業を外国企業に売り飛ばすことだったろう) 例えば、神戸製鋼の10年チャートがある(下記)。2002年に50円を割るところまで売り込まれた。いま、325円か 2002年ころは、とにかく借金を返して、財務体質を良くすることが優先された。銀行からお金を借りるどころじゃなかった。2005年ころから流れが変わった。 http://quote.yahoo.co.jp/q?s=5406.t&d=c&t=ay&l=off&z=b&q=c&k=c3&a=v&h=on&p=m130,m260,s 767 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 21:24:26 ID:/iwhB7Uz >>764 lambdaさん、ども リチャード・クーさんね、かれはケインジアンみたいだな 昔(十数年前から)、日経に経済コラムを書いていて、よく読んだよ 小泉の経済政策を批判していたね "陰と陽の経済学" か、書店で見かけたらちょっと覗いてみよう 768 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/17(土) 21:27:12 ID:YqOrKUqT >>765 はい、1990年代と残りの5年は性質が違うようですね。 >例えば、神戸製鋼の10年チャートがある(下記)。2002年に50円を割るところまで売り込まれた。いま、325円か うわ…。段違いな変化ですね。 770 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 22:28:45 ID:/iwhB7Uz >>768 >>例えば、神戸製鋼の10年チャートがある(下記)。2002年に50円を割るところまで売り込まれた。いま、325円か >うわ…。段違いな変化ですね。 だよね 鉄鋼は、生き残ったが 外資に食われた企業も多数出た 例えば、長銀 例えば、日興 例えば、日産 他にもあると思うが 長銀や日興などは、米国から「あんな企業を上場させておくと、世界から信用されないぞ」なんて、電話の向こうで舌をぺロリと出しながら言われたりしたんじゃないかな、想像だが 771 名前:筆者 ◆mn./N732Wo [] 投稿日:2008/05/17(土) 22:33:37 ID:f4FHjZGV 丁寧に丁寧にソースを出して米国経済の破綻を証明したわけだろ? それでもそれを認めようとしない。ウィキペディアは真性の精神障害者 なんだよ。死ぬほど気色悪いものね。 それに、こいつは「息子から自分は見捨てられる」という事に 薄々勘づいているんだよ。こんな気色悪いオッサンがいる事自体、 日本社会が末期状態だという証拠なんだよね。 772 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 22:40:25 ID:/iwhB7Uz >>760 さらに続ける >実態は、バブルで毀損したバランスシートを、黒字に戻す努力を続けていた。 これ、企業も言えるが銀行にも言える 1990年代にBIS規制ということが話題になった http://ja.wikipedia.org/wiki/BIS%E8%A6%8F%E5%88%B6 BIS規制 (略)  国際業務をしている銀行に対して信用秩序維持のため守るべき基準、BIS基準とは、自己資本比率が8%を超えない銀行は、国際業務を禁じるというBISでの取り決めである。 (略)  BIS規制は、国際的に業務展開をする銀行の健全性を保つために適用されるルールである。  自己資本比率の遵守状況は、各国の監督当局の手に委ねられる。  日本の場合、金融庁発足以前は日本銀行がその役割を担っており、現在では主に金融庁がBIS規制の遵守状況を監督している。 BIS規制と日本のバブル景気後の銀行  日本では1988年度から移行措置が適用されたものの、1992年度末から本格適用されることになっていたため、(結果的に)バブル景気が崩壊した直後となった。  株の持ち合いの慣習を背景に、欧米の銀行と比較して自己資本に占める株式の割合の大きい日本の銀行は、保有株式の下落による含み損を抱えた上に株価の値下がりで基準達成に厳しい努力を強いられたが、 達成期限の1993年(平成5年)度3月期末決算までに、必要な銀行はすべてクリアした。 (略)  なお、日本では国内業務に特化する銀行に対しては、4%の自己資本比率を確保することが求められており、4%を割り込んだ銀行に対しては金融庁によって、早期是正措置が発動される。  1990年代に入ってから、日本銀行は金融緩和を行ったがマネーサプライの増加率は低いものに留まった。  通常は中央銀行がハイパワードマネーを供給すると、銀行システムによって信用創造が行われるが、 不良債権処理によって自己資本が減少し、BIS規制がネックとなって金融機関の貸出が縮小し、企業の資金繰りが困難となる、いわゆる「貸し渋り」問題が発生したとする見方がある。  一方、1980年代後半のバブル景気の中で、企業は売上や利益に対して借入が過剰となる過剰債務問題を抱えるようになっていた。  このためマネーサプライの伸びが低調であったことについて、BIS規制などの資金供給側の要因は小さかったという見方もある。 (略) 775 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/17(土) 23:06:10 ID:/iwhB7Uz >>760 さらに続ける >どうも普通の経済脳では、金利下がったなら借り時だから、なんで借りないの? >借りない理由が想像できなかった、ということらしい。...(1)の論理。 > >そこで出てくるのが行動経済学。人間心理を考慮した経済現象という分野が活況らしい。 >この分野の考え方だと、今回の日銀の異常低金利施策が説明できるんだそうな。 その経済学者の経済脳ってのは、ほんと実務に疎いねw その疎さ普通じゃないよww バブル崩壊前、1980年代までは、銀行は土地を担保にお金を貸した バブル崩壊後、土地は担保にできなくなった。値下がりのリスクがあるから では、なにを担保にできる? するのか? ない 土地に変わる簡単に担保にできるものがない 担保がない以上、銀行はお金を貸さない、企業は借り入れができない それが、バブル崩壊以降2005年まで続いたんじゃないだろうか? いま、地価もおちついたので、多少担保としての価値は出てきたと思う ”行動経済学。人間心理を考慮した経済現象”? うーん、それ上のBISとか土地が担保にできないとかの寄与分との差分をとって、残差について考察しないと、大局を誤ると思うよ 793 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/18(日) 07:15:00 ID:8tMRjB9+ >>775 すんません長文だけど、経済学がようやく現実を総括できたまとめ 経済には2つの局面がある(陽)「利益の最大化」(陰)「債務の最小化」。 大学で教える経済学は「利益の最大化」を前提としており「債務の最小化」を考慮していない。 そして、「利益の最大化」局面では「神の見えざる手」がうまく働くが、 「債務の最小化」局面でそれは継続的に経済を縮小均衡=不況に導く。 したがって、1929大恐慌に対する 「金融政策を誤ったため生じ、回復も金融政策が正しかったから」という問題意識、 中央銀行と民間銀行の資金供給能力への疑問は、間違っている。 不況脱出論としては、インフレターゲットや量的緩和がある、 しかし(陰)の局面では無効な政策である。なぜなら、民間資金需要がないからだ。 問題は供給側ではなく需要側にある。 不況に必要なものは財政出動であり(ニューディール政策、ヒトラー、バラマキ)、 財政再建政策は問題を悪化させる(増税等の橋本失政)。 日本は、景気回復に不可欠なマネーサプライの大増なしに景気回復を達成した。 これは問題は、需要側にあったことを示している。 多分、この本はマクロ経済の新しい教科書になると思う(経済素人が言うのも変だけど)。 ちなみに、バーナンキ氏は教科書通りのマネーサプライを増大させた。吉か凶か。 >>どうも普通の経済脳では、金利下がったなら借り時だから、なんで借りないの? >>借りない理由が想像できなかった、ということらしい。...(1)の論理。 これは「利益の最大化」つまり金融政策万能論の「経済学」に固まった脳による帰結。 794 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/18(日) 07:15:58 ID:8tMRjB9+ >>775 >それが、バブル崩壊以降2005年まで続いたんじゃないだろうか? >いま、地価もおちついたので、多少担保としての価値は出てきたと思う このデータも出ていた。市街地の地価はピーク時の-86%、 それで地価は1980≒2006、2005に底を打ってる。 795 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/18(日) 08:25:17 ID:iUl4XP99 >>793 lambdaさん、乙! ”経済学”は、他の人に任せたいが >そして、「利益の最大化」局面では「神の見えざる手」がうまく働くが、 ここ、疑問があるんだよね 昔習った制御理論で、PIDのフィードバックが全盛のころ(1970年代)、ゲインを大きくしすぎると、制御が不安定になるという話しがあったと思った http://ja.wikipedia.org/wiki/PID%E5%88%B6%E5%BE%A1 ま、ここは文系には難しすぎるのでスルーで結構だが で、言いたいのは、アダムスミスの時代と現代では大きくゲインが違うんじゃないかと 現代は先物取引とかデリバティブとかありまして http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96 レバレッジを利かすという http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8 このレバレッジ効果は、PID制御のアナロジーから言えばゲインを大きくする効果があり、制御の不安定要素として作用しているのではないかと だから、21世紀の市場経済の”「神の見えざる手」がうまく働く”に、ちょっと疑念を持っている 例えば、原油相場とか、穀物市場とか・・・、変動が大き杉だと・・・ 797 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/18(日) 10:30:39 ID:8tMRjB9+ >>794 補足。 >>それが、バブル崩壊以降2005年まで続いたんじゃないだろうか? >>いま、地価もおちついたので、多少担保としての価値は出てきたと思う > >このデータも出ていた。市街地の地価はピーク時の-86%、 >それで地価は1980≒2006、2005に底を打ってる。 実に-86%で失われた価値は、1500兆円(!) 土地成金に この金額が渡った計算になる。 土地を担保に銀行が貸すのは、結局、同じバブルを生起するだけでは? と疑問有枡。 もう一つは、2005->2006->2007と、景気回復基調にあることは確か(上述の内容ではなく) トータルで、貿易黒字、所得収支も黒字、知財収支も黒字達成。 マクロな国家経営としては、いまこそ財政再建、というフェーズだろうと。 消費税増を含む社会保障費等、抜本的税制改革の時期だと思われ。 798 名前:lambda ◆GLPLA.M.6I [] 投稿日:2008/05/18(日) 10:45:13 ID:8tMRjB9+ >>795 ども >>そして、「利益の最大化」局面では「神の見えざる手」がうまく働くが、 >このレバレッジ効果は、PID制御のアナロジーから言えばゲインを大きくする効果が >あり、制御の不安定要素として作用しているのではないかと >だから、21世紀の市場経済の”「神の見えざる手」がうまく働く”に、ちょっと疑念を >持っている > >例えば、原油相場とか、穀物市場とか・・・、変動が大き杉だと・・・ まったく、その通りですな。 実体経済市場x3.2倍=金融市場=16000兆円 だと。 レバレッジ効果等で膨らんだ金融市場での価値(?)が、先物市場に流入して 高騰しているのでしょう。まったく迷惑な話で。 ばくちは賭博場でだけにして完結して欲しいもんです。 799 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/18(日) 11:02:47 ID:iUl4XP99 >>797 lambdaさん、乙! >実に-86%で失われた価値は、1500兆円(!) 土地成金に >この金額が渡った計算になる。 はあ ま、そうなんだが 一方で、1500兆円の損失を被った側もいる 「実に-86%で失われた価値は、その1500兆円」というけれど、仮に土地の適正価値というのがあって、それを仮にX(=例えば2000兆円)として バブルでそれが2750兆円に上昇し、バブル崩壊でそれが1250兆円に下がって、頂点と谷底の差が1500兆円だと だから、ソフトランディングなら、2000兆円辺りに誘導してマイナス750兆円くらいで一度落ち着かせて、あと市場に任せると そういう政策が必要だったのではないでしょうか いままで、世の中のデフレ圧力で地価が下がったが、昨年から原油高、資源高騰、食料高騰のインフレ圧力に変わりつつあるので、地価も見直されると思う >土地を担保に銀行が貸すのは、結局、同じバブルを生起するだけでは? と疑問 そうなんだけど 物は、年月が経つと劣化するので、長期担保として不適切な面があり 土地は、それがないから便利だったんです >マクロな国家経営としては、いまこそ財政再建、というフェーズだろうと。 >消費税増を含む社会保障費等、抜本的税制改革の時期だと思われ。 これがなかなか難しくって 将来、さらに電脳社会化して、”マネー”も全て電子化されて、逐一出納が政府の”ビッグブラザー”(下記)で把握できるとすれば、課税にも不公平感がなくなるかも いま、源泉徴収のサラリーマンだけが、”ビッグブラザー”に把握され、その他の人は野放し だから、消費税という話しになる http://ja.wikipedia.org/wiki/1984%E5%B9%B4_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC) 800 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/05/18(日) 11:06:54 ID:iUl4XP99 >>798 ども >実体経済市場x3.2倍=金融市場=16000兆円 だと。 >レバレッジ効果等で膨らんだ金融市場での価値(?)が、先物市場に流入して >高騰しているのでしょう。まったく迷惑な話で。 > >ばくちは賭博場でだけにして完結して欲しいもんです。 なので、アダムスミスの時代のように、「神の見えざる手」がうまく働くためには、ゲインの調整が必要なわけですが 具体的にどうするというアイデアはない (例えば、市場乱高下局面では、レバレッジに規制をかけるなどの案も思いつくが、その程度) ここは、OSの不具合として明記しておくべきと思いますね http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080516/plc0805161945018-n1.htm 「分捕りは本末転倒」首相が牽制 道路財源の一般財源化 MSN産経ニュース 2008.5.16 19:45  福田康夫首相は16日午前、道路特定財源の平成21年度からの一般財源化に向けた関係閣僚会議の初会合を国会内で開き、 「使途の議論が(政府内の)分捕り合戦的に先行しているのは本末転倒だ」と述べ、官僚や族議員らが一般財源となる道路財源の獲得をねらって動きだしていることを強く牽制(けんせい)した。  また「国民の理解が得られる具体的成果を上げるための検討を深めていく必要がある。無駄な予算の根絶はすべての改革の大前提であり、無駄ゼロに向けた見直しを敢行する必要がある」とも強調した。  ところが、同日午後の参院政府開発援助(ODA)特別委員会では、自民党の谷川秀善氏が 「一般財源化を英断した。(道路財源の)1000億~2000億円を(ODAに)取ってもだれも文句を言わない」と、さっそく「分捕り」を求めたために首相も苦笑い。  「最初に持ち上げてくれるから、どこかに何かオチがあるだろうと思っていたが、まさにそういう予感が的中した」というのが精いっぱいだった。  政府は月内にも設置される与党協議会と連携し、暫定税率分を含めた税率や使途などについて年末の税制改正に合わせて議論し、まとめていく。また、民主党などの野党にも協議への参加を引き続き求めていく。  ODA特別委では、為替介入などに使う外貨準備の一部をODAに充てるべきだとの質問も出たが、首相は「幻の埋蔵金に近い話ではないか」と一蹴(いっしゅう)した。 831 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/05/21(水) 09:46:19 ID:eCj+TTbH 日本にはそーかという敵がいるんでね 832 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/05/21(水) 12:48:07 ID:fZk41wp9 日本滅びて資本主義あり。 人類の大多数が死に絶えようとも資本主義は山や河のように生き残るよ。 833 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/05/22(木) 22:53:53 ID:sdhzMyRc んなこたぁない 形あるもの必ず滅びる 今まであった幾多の主義がいずれも崩壊してるのが その証拠 834 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/05/23(金) 02:55:41 ID:vlTFmLut 仮に資本主義が崩壊するとしたら、その後の経済は個人の自由な活動ではなく、 ゴッドメンシュの指令によって運営されてるに違いない。 ヒトラーの予言によると、ゴッドメンシュの誕生は2039年。あとたった30年しかない。 俺らは恐らく、この目で資本主義の崩壊と、真の共産主義の誕生を見ることができる。 本当にラッキーとしか言いようがないよな。 835 名前:名無しさん@3周年[sage] 投稿日:2008/05/23(金) 08:39:10 ID:LmqgelUH 予言というのは大体の場合かなり早とちりすぎるからなあ。時代を早く読みすぎる。

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