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総理大臣のメールマガジンより

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[らいおんはーと ~ 小泉総理のメッセージ]

● かっこいい日本

 小泉純一郎です。

 4月6日から春の交通安全運動を実施中です。10日の月曜日には、都内の小学校で開かれた「春の全国交通安全運動中央大会」に出席し、交通安全教室で、子供たちと一緒に、青信号を確認してから横断歩道をわたる練習をしました。

 交通事故にあわないように気をつけましょう。

 今週号のメルマガでは、大阪に研修にきていたインドネシアの警察官ヘンリー・ブディマンさんから寄稿していただきました。交通安全運動など住民と協力し て進めている、私たちにとっては当たり前になっている日本の警察の活動が、外国人からは驚きと賞賛の対象になっているということを知って、とても興味深く 思いました。

 先日も、イラクの警察官が来日して、指紋分析など科学警察の分野の研修を受け、帰国後イラクの犯罪捜査の前線で活躍しているという話を聞きました。

 交番が、「KOBAN」という言葉で、シンガポール、カンボジア、ブラジルなどの国々から注目されるなど、日本の警察の仕組みが世界の関心を集めていることを心強く感じています。

 日本にいると当たり前になっていることが、外国人から高く評価されるということは、他にもたくさんあるようです。

 外国のお客様とお話ししていると、時々「ジャパン・クール」とか「クール・ジャパン」という言葉を耳にします。「クール」というのは、日本では「涼し い」と訳されていますが、アメリカでは「かっこいい」という意味にも使います。ですから、「かっこいい日本」というような意味でしょうか。

 日本の伝統文化や伝統芸能もそうですが、最近は、日本のアニメや料理などのテレビ番組、ゲームやキャラクター商品、マンガやハイテク、日本食などが、外国で「かっこいいもの」として受け入れられているという話をよく聞きます。

 軍事力や政治力、経済力などではなく、平和な日本の市民レベルの生活が世界の注目を集めているということかもしれません。

 先週、官邸でお会いしたアメリカの映画俳優トム・ハンクスさんは、「京都で泊まった和風旅館が素晴らしかった。」と言っていましたし、一昨日官邸を訪ね てこられた渡邊美佐さんからは、エルビス・プレスリーの娘さんのリサ・マリー・プレスリーさんが京都で結婚式を挙げたという話をお聞きしました。

 とかく日本では「ダメだ、ダメだ」と悲観的な見方がよく取り上げられますが、身の回りにあって当たり前になってしまっているものの良さや大切さをもう一度見直して、お互いに良いところをもっと伸ばし、良いものをもっと増やしていくことが大事だと思っています。

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