Scarface:TheWorldisYours
Scarface: The World is Yours
映画Scarfaceのその後を描くクライムアクションゲームです。
映画Scarfaceでは、キューバからやってきたトニー・モンタナがマイアミを舞台に幼なじみの青年とともに闇社会でのし上がっていきますが、その青年を勘違いからトニーは殺してしまい、さらには麻薬王ソニーを裏切ったため屋敷を襲撃され命を落としてしまいます。
ゲームScarface: The World is Yoursでは、その襲撃をくぐり抜けてソニーに復讐し自らの王国を復活させることをテーマにしています。
そういう、闇社会での成り上がりをテーマにした映画というわけではないと思ったりもするのですが。ゴッドファーザとか昔の映画を題材にしたゲームも散見されますが、それらと同様コンシューマ向けがメインのゲームのようです。
ゲームの簡単な説明
では、簡単に最初のミッションを紹介していきます。
スタートは、映画にもあった襲撃シーンから。
操作系は、ゲームパッドか、マウス&キーボード。後述するようにゲームパッドの設定が上手くいかないため、マウス&キーボードでプレイ。サードパーソンシューター(TPS)ぽっく見えますが、WASDによる移動にともなって視点カメラも移動してしまいますのでプレイしづらいです。
基本のヘッドショットを決めたところ。頭がもげてます。ちなみに手とか足ももげるもよう。
地下通路を通って屋敷の外に向かいます。
おっとAK47が。試射したいですが、このミッションでは武器は拾えません。
屋敷の外では手下が脱出用の車を用意してくれていたのですが、ロケランで道をふさがれやむなく屋敷をぐるっと一周することに。
赤十字マークのアイテムは体力回復アイテムです。
そんなこんなで車にたどり着くと、警察隊の襲撃のさなか脱出シーンとなります。
トニーの王国のこれまでの資産も
一文無しに
その3ヶ月から物語はスタートします。まずは、昔の仲間のところへ。
映画でも見覚えのあるディスコの中、
昔の仲間は麻薬ディーラを紹介してくれます。
ちょっとお使い風に行ったりきたりしながら、入手した麻薬を売ります。昔のゴルフゲームのようなタイミング入力システムで、ディールが決まります。ピッタシだと一番良いのですが、行き過ぎると交渉決裂で殺し合いになってしまいます。
お金を10000ドルためて、前の屋敷を取り戻します。
襲撃の跡も生々しいですが、
ついに戻ってきました。トニー王国の再興の第一歩です。
とまあこんな感じで、その後、映画にも出てたマネーロンダリングをしてくれる銀行のミッションがあって、これはゲーム中死んだり逮捕されたりすると所持金がなくなるが、ロンダリングして銀行に預けておくと大丈夫(さらにセーブポイントになっている)というもの。
この辺りまでが、基本システムかと思います。
また、ゲーム中物件を買っていくのですが、そのためにも麻薬ミッションでお金をためることは重要で、そのあたりのキャプチャムービを次に。
また、意外とMAPは広く、ミッションを進めていくとさらに広くなるようですが、最初からいける範囲でくるっとドライブしたキャプチャムービを次に。
気づいた点
さて、クライムアクションといえばGrandTheftAutoシリーズで、そのフォロワーの一つと捉えることもできますが、既に一つのジャンルを築いたともいえますのでそれはそれとして、ここではGTA:ViceCityとの関連で考えて見ます。
といいますのも、GTA:ViceCityも同様に80年代のマイアミのようなところを舞台にしており、もっといってしまえば映画Scarfaceに大きく影響されているようで、そんな話を聞いたので私も映画Scarfaceを見たという事情もあったりするのですが、ともあれScarface:TheWorldisYoursはGTA:VCに雰囲気がよく似ています。
物件を購入するというシステムも似ていますが、前述のゴルフゲームライクなインターフェースが麻薬売買以外にもマネーロンダリングの銀行取り分(CUT)の交渉、ギャング団リーダとの交渉、警察との交渉、などのように多用されており、大きな特色だと思います。
一方、GTA:VCより劣っているなと思われる個所は、バイクが登場しない点、一般市民を殺せない点(車で轢いたり殴ったり撃ったりできますが、死にません)くらいで、まあ別ゲームと理解したほうが正しいでしょうから、優劣を議論してもあまり意味がないでしょう。
最も気になった点といいましょうか、残念な点でもあるのですが、操作系のまずさが上げられます。まず、ゲームパッドの設定が上手くいかず、例えば、なぜか車のアクセルボタンとブレーキボタンに同じキーがアサインされてしまい(設定画面では違うキーにアサインできるのですが設定画面を一旦閉じるとアサイン関係がおかしくなってしまい。これ自体はトホホな原因かもしれないのでさておくとして、マウス&キーボードでTPSライクにプレイしようとしているのに、WASDで視点カメラが追随されちゃうと、非常にうっとうしいです。AやDキーで視線方向はそのままに横に移動してもらわなければ、壁からぱっと出て射撃する、なんてアクションが非常にやりづらいです。まあ、ゲームパッドによるプレイとマウス&キーボーボードとで操作系が異なるというのは問題かもしれませんし、敵に対するロックオンシステムがあるので、本来はゲームパッドで十分遊べる操作系なんだと思います。
あと、ジャンプがありません。ジャンプがない分、プレイヤーが行ける場所が限られるのゲーム制作サイドとしては作りが楽かもしれませんが、ちょっとの障害物に行き詰ったりしてプレイヤーとしては操作にフラストレーションがたまる要因になります。
全体的な感想としては非常に良いゲームになっていて、屋敷の中に家具とかを買って配置したりとかやり込み要素も多いようなのですが、操作系に難点があり、やり込みにまでは至らず、残念でした。
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最終更新:2006年10月28日 15:15