ShipSimulator2006

ShipSimulator2006

Ship Simulator 2006

船舶のリアル系シミュレータ、Ship Simulator 2006。


意外とはまります。

気づいた点

ゲーム操作やミッションなどに関して気づいた点を。

操作できる船

操作できる船は、

パトロール船、

タグボード、

海上タクシー、

クルーザ、

コンテナ船、

タイタニック号、

など各種の船舶を、ミッションごとに操作していきます。

ミッションについて

ミッション自体は、ロッテルダムの港や、東南アジアのリゾートなどを舞台に、
  1. ブイを通過する
  2. ブイに係留(moor)させる
  3. 岸から人を乗せる
  4. おぼれている人を助ける
  5. ジャンプ台でジャンプする
などのオブジェクティブをこなしていきます。

1のブイを通過するはさほど難しくはないです。
2のブイに係留させる、3の岸から人を乗せる、そして4のおぼれている人を助けるは、いずれもポイントの近傍で1ノットや2ノット以下まで速度を落としてほぼ停止する必要があり、
慣れないと行き過ぎてしまうことがしばしばです。2の係留は一定速度以下に停止後、画面の下にあるアイコンをクリックするかキーボードのMを押すと係留できます。係留を解くのはアイコン操作かUを押します。3と4の乗船関係では乗船のため間(10秒程度)、一定速度以下にしておけばよいです。

5のジャンプ台はパワーボードのためのオブジェクティブで、進入する方向があります。勢いよくジャンプすると、認識してくれないことがありました。

このようなオブジェクティブを、各ミッションでは数個こなしていくことになります。

ミッションは、一部のみがアンロックされており、これらをクリアしていくことによりロックされているミッションがアンロックされていきます。

操船

操船は、エンジンのスロットル操作と舵の操作が主になります。左右二つのプロペラの回転を操作できるようエンジンスロットが二つある船(パトロール船やタグボート、パワーボートなど小型の船)では、出力を左右で変えることにより方向転換や船の回転を行うことが可能です。

また、船によっては(パトロール船やクルーザ、コンテナ船など大型の船)、船首を左右に移動させるためのクラッチレバーのようなボウスロットルがあり、停船時などに船首を左右に移動させて船の回転を行うことができます。舵を一杯に切っての回転は、船尾が左右に移動しますので、これと組合わせることによって船を左右方向に平行移動させることも可能です。

他の船

航路上では、他の船の往来もあり、これらとの衝突は避けなければなりません。ミッションでは許容ダメージが定められていますが、低速度でちょこっと衝突する分にはダメージはありませんが、速度がある状態で衝突するとたちまちとてつもないダメージ値が計上され、ミッションクリアはかなわなくなります。

他の船は、プレイヤーの船を避けてくれることもありますが、基本的に避けてくれないと思ったほうが無難です。

時にはこのまま行ったら、上手くすれ違うと思っていても

急に方向変換してくる船もありますので(この船はその後タイタニック号に衝突して沈没)

入り江の出口や、運河の合流地点などは、他の船の航路に注意が必要です。

サブウィンドウ

画面の右側には、いろいろなサブウィンドウがありますが、最も重要なのはChart(海図)のサブウィンドウで、オブジェクティブのあるWP(ウェイポイント)の位置が確認できるばかりではなく、他の船の位置も確認できるレーダー機能も備わっています。

このレーダ機能により、他の船の船影ばかりではなく、プレイヤーの船の船影も確認できますので、船同士の衝突防止に役立てたいのですが、表示が微妙にずれているらしく、メイン画面を見て衝突回避したほうが確実です。

あと、海図上には海底までの深さ情報も入っていて、小型船舶であればあまり気にする必要がないのですが、タイタニック号などの大型船舶では座礁してしまうこともあります。

また、各WPにおけるオブジェクティブを確認できるサブウィンドウも便利です。画面左上のオブジェクティブアイコンで、オブジェクティブの概要を理解できますので、必ずしも必要というわけではありません。またオブジェクティブアイコンをクリックすると、そこの画面に切り替わりますので、WP周辺の確認もできます。

その他、GPSやコンパスのサブウィンドウがありますが、普通にプレイする分には関係ありません。というか、どういう情報かわかりません。

メイン画面

メイン画面は、右クリック+ドラッグによる視点移動と、マウスホイールによりズームイン/アウトが可能で、ズームインしていくとブリッジ内の船長視点やさらのは双眼鏡画面になりますが、前述の通りレーダー画面が微妙に使えませんので、船長視点のみで操船するのはかなり難しいです。


グラフィック

グラフィックは結構きれいです。リアルシムはきれいなグラフィックがあるからこそ感情移入できるんだなあ、と思ったりします。

気になったのは、ある程度近づかないと船が表示されないところ。LODがそうなっているんだろうと思うのですが、コンテナ船とかはフォグから表示はじめられ状態でそこそこ大きいですので、そんなに数多く船が登場するわけではないので調整してもらいたいものです。

また、船の移動に伴う波の表現ですが、船首と船尾の2箇所についてその移動ベクトルに基づいて波が生じるようになっていて、旋回中などはこの2箇所から波が発しているにもかかわらず船の中央が波がない、という変な表示になっています。また、ミッションをリスタートするとリスタート前の地点からリスタート地点までの間で波が表示され、これは単なるバグでしょう。

波のグラフィックは、船首などからしばらくは広がるようにアニメして、その後はテクスチャのように固定されて広がって表示されます。注視すると違和感がありますが、気にしなければそこそこきれいに感じます。

その他気づいた点

急な停止、回転はできません。特に大型船では、停止が必要なWPでは結構早めの減速操作が必須で、航行しながらの運河内でのUターンなども不可能です。Uターンする場合は、一旦停船した上で、ボウスロットルで船首を左右に移動させつつ、舵を一杯に切って弱いエンジン出力で旋回させるのが確実です。

また、このように機敏な操作が困難なため、他の船が近くを航行している時は、他の船を先に行かせたほうが場合が多いです。ぶつかると思ったときにはぶつかりますし、ぶつかるかもと思ったときには既に手遅れになっていることが多いです。衝突を舵を切って回避するか、減速して回避するか迷うことがありますが、舵を切って方向転換する場合は慣性で船尾が外周方向に滑っていくので逃げにくく、減速もなかなか減速できません。回避手段は途中で変えるべきではなく、他の船が航路変更してくれることを期待しつつ最後まで回避操作を続けることになりますが、そういった事態に陥られないよう他の船の動きには終始注意しておくべきです。

なお、メイン画面上、他の船はそこそこ近くに来ないと描画されません。急に視界にコンテナ船が登場、ということもしばしばですので、海図上で確認が重要です。なお、液晶のドット欠けのように黒い点がちらちらすることがありますが、それはヨットなどの小型船で、確認しづらいですが動いていないことが多いです。

ミッションは、早いもので10分程度でクリアできますが、長いものでは1時間程度かかります。たいてい、他の船に一度衝突するだけでダメージが許容範囲を超えてミッション失敗になりますので本来は気が抜けないのですが、WP間の移動だけで10分以上前進するだけということも多いので、その間タバコを吸いに行ったりトイレに行ったり休憩するのですが、気がつくとそばをコンテナ船が航行していてびっくりということもたまにあります。

では、早いミッションとしてミッション2(貨物船を係留させるまでのミッション)


次に、長いミッションとしてミッション16(南の島の入り江から別の入り江までタイタニック号でクルージング)の冒頭10分弱。


ということで、非常にのんびりしたゲームで、ぶつかるーとはらはらすることもありますが、ボーっとしている時間の長いマッタリゲームです。ロゴが似ているマイクロソフトのFlightSimulatorでは管制とのやり取りなどがあるように、そういったこまごま手順をこなしていくことがリアルシミュレータの面白みだと思いますが、そういった手順がもう少しあったほう良いような、この程度のマッタリ感がよいのか迷うところです。

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最終更新:2006年11月17日 14:18
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