エレメントによる部隊


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エレメントによる部隊

エレメントによる部隊


特許は、発明特定事項(エレメント)による闘いによって勝敗が決する世界といえます。

部隊構成


クレームを構成するエレメントからなる部隊を想定します。

例えば、

AとBとCからなる装置

というクレームの構成を

A B C

と記すことにします。

また、サブクレーム関係

1.AとBとCからなる装置
2.Bがbである1
3.さらにDを有する1

については

A B C
  b   D

と記すことにします。

これは、

第一陣:A B C
第二陣:  b   D

を意味します。

一方、審査官側も先行技術中のエレメントを用いて部隊を構築します。先行技術中にA’、B’、C’の記載があれば

A’B’C’

という部隊が構成されます。

そして、審査過程においては、出願人側の部隊と審査官側の部隊との戦闘行為により勝敗(拒絶されるか特許されるか)が決せられます。

(審査官側)
A’B’C’
--前 線--
A B C
  b   D
(出願人側)

一般に、部隊同士の戦いであっても、個々にはエレメント同士の戦いの積み重ねとなります。

部隊の攻撃力


部隊の攻撃力は、エレメント自体の攻撃力、エレメント間の連携などで決まります。

エレメント自体の攻撃力は、エレメントが限定的かどうかで決まります。つまり、限定的なエレメントは攻撃力が高く、限定的ではない広いエレメントは攻撃力が低い、ということになります。

一方、エレメント間の連携は、出願人と審査官とでは異なります。

出願人側は、エレメントの連携による作用効果(異質な作用、顕著な効果)などにより攻撃力が決まります。

審査官側は、シングルドキュメントかどうか、複数の先行技術の場合はエレメントが部隊形成する動機があるかどうか、などにより攻撃力が決まります。シングルドキュメントの場合は、攻撃力が極めて高いです。

戦闘


審査過程における戦闘は、出願人側防衛陣に対して、審査官が攻撃部隊の構築を試みます。構築できない場合は戦闘が行われることなく特許されます。審査官が攻撃部隊を用意すると、戦闘が行われる(局指令が発せられる)ことになります。

書面主義で動く審査過程においては、局指令は発せられると、次は出願人のターンとなります。

審査官が次のような戦線を構築した場合を考えます。

(審査官側)
A’B’C’
--前 線--
A B C
  b   D
(出願人側)

審査官側部隊( A’、B’、C’)を出願人側部隊(A、B、C)が十分に打ち破れる場合、部隊構成を変えることなく(補正することなく)、攻撃(意見書)により勝負を挑むことになります。

一方、審査官側部隊の攻撃が出願人側より高いと判断される場合ですが、典型的には次のような機動を行うことになります。

エレメントBを後退させbを前線に上げる

(審査官側)
A’B’C’
--前 線--
A b C
      D
(出願人側)

エレメントDを前線に上げる

(審査官側)
A’B’C’
--前 線--
A B C D
  b
(出願人側)

新しくエレメントEを参加させる

(審査官側)
A’B’C’
--前 線--
A B C E
  b     D
(出願人側)

このような出願人の機動に対して、審査官側が部隊の再構築などを試み、それに対応して出願人側が、というターンを繰り返していくことにより、特許査定されるか拒絶査定されるか勝敗が決せられます。

兵站とエレメント源


出願人が部隊展開を行っていくうえで、エレメントをサポートする兵站(実施例の記載)は重要です。兵站線が確保されていなければ、記載不備などにより、戦闘至る前に敗北してしまいます。

また、実施例中にエレメント源を用意しておくことが、戦闘における部隊展開のバリエーションの確保につながり、戦局を優位に進めることができます。
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