■ よびかけ ■
●自民党の圧勝となった9・11総選挙以後、憲法改悪、 増税計画、医療・福祉改悪・・・・と、小泉構造改革の危険な動きは強まるばかりです。それにもかかわらず、「改革を止めるな」の呼びかけに期待し、小泉内閣を支持する日本の世論。この国はどうなってしまったのか、大きな不安と不信が国民の中に広がっています。
●残念なことに、国民の中にはあきらめムードも生まれています。小泉政治の暴走に、あきらめ感がさらに強まるのか、あるいは怒りが強まるのか、私たちは今とても重大な時を迎えています。あきらめはファシズムへの道に通じます。この流れに抗し、怒り、絶対にあきらめないために、今私たちに何が求められているのでしょうか。何が出来るのでしょうか。
●今長野県で進められている改革からは、小泉構造改革に抗して、地方からこの国を変えていくひとつの可能性も見えます。地域住民大学は、住民運動、学習運動の立場から県政改革の検討をしてきました。この春「県民の立場から県政改革の今を考えるネットワーク」に参加し、学習フォーラムを開いてきました。この学習を通じて、脱ダム、廃棄物問題、子育て・教育、福祉・医療、住民自治など、県民が主体的に取組む運動が県政を動かしてきた側面に、展望と確信を持つことができました。
●小泉構造改革と新自由主義の本質を身近な問題の中からつかみ、これに対抗する新たな価値観と、運動と政策の創造が求められています。決してあきらめないという力はどこから生み出されるのでしょうか。それは展望を持つこと、友情ある幅広い連帯を築くことのなかから生まれるのではないでしょうか。日本の未来をどのように展望するのか、住んでよかったと心から思える地域をどのように創造するのか、そのために私たちに求められる課題は何か、職場と地域の経験を持ち寄り、じっくりと語り合いましょう。そして、この歴史的の岐路の中で、友情と生きがいのもてる指針を確かなものにしようではありませんか。誘い合ってご参加をお願いいたします。
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話題提供
①合併した地域のその後
②地域から学校教育を見つめる
③憲法「9条の会」の可能性
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長野県の高校改革プランは、長野県政改革の最大課題のひとつであり、今県民の中で熱い論議の的となっています。長野県の教育を守り発展させるという県民全ての願いに、地域の高校を守りたいという願いがどのようにつながっていくのか。県立高校の発展と存続を願う会、高教組などの報告と発言を交えて、県民が描く信州教育の在り方を語り合おう。
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小泉構造改革は福祉・医療制度の改悪を大胆に進めています。高齢者、障害者、病人などの生きる権利が奪われていく現状の中で、地域行政と住民の運動が何をやれるのか。長野県では住民、関係者、行政が連帯して、福祉・医療分野のきめ細かな改革を進めています。各地の創意ある取り組みに学び、人権と人間性が保障され、誰もが安心と信頼のもとに生きることのできる地域づくり、事業展開の道筋を考えます。
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本集会のまとめと、地域住民大学の現状とこれからの取り組みについて、展望の持てる論議を行い、成果を各地に持ち帰りたいと思います。
http://www.bessyo.or.jp/koutu/map_area_fl.html
http://www.midoriya-ryokan.jp/