ユークトバニア連邦共和国海軍の潜水艦

ユークトバニア連邦共和国海軍の潜水艦の性能及び潜水部隊を紹介するページである。ユークトバニア海軍のページが非常に長ったらしくなったため、あえて分割して紹介することにする。ここでは、現役の潜水艦のほかに今では使われなくなったが、ユーク潜水艦に多大な功績を残した革新的な潜水艦もあえて紹介する。

右翼部隊<<おお、敵艦隊は我々に食いついてきたみたいだ>><<こりゃ早く逃げねえとブギーマンに食われちまうぞ>><<このまま機動包囲に持ち込む。敵に悟られないように注意しろ>>
<<SSM一斉発射後、180度反転、後部主砲で牽制しつつカディロフの爺さんまで引きつけろ。敵戦艦の射程に入らないように気をつけろよ>>
<<砲術長、砲弾を射程延長弾に切り替えてくれ。毎分120発の鉄の雨で新造戦艦の電子機器を破壊する。あれは俺らにとって脅威だ>><<了解。各隊は射程延長弾で戦艦への攻撃を開始せよ>>
<<敵戦艦の目を潰せ。装甲の破壊は見込めずとも、FCSによる精密な射撃での嫌がらせぐらいはできる>><<いかにも必死こいて逃げているように演技するんだぞ>>


概要

ユークトバニアの対外戦略の根幹を成す存在として、潜水艦は海軍のみならず国家戦略的にも重要度が高い。
オーシアとは事情が異なり、沿岸沿警備などの理由から通常動力型潜水艦も建造しており、非常に強力な潜水戦力を有する。
初期にはあまりに低い放射線遮断技術や原子炉の安全性の問題があったものの、アルファ級・シエラ級・アクラ級といった高性能艦を次々と登場させオーシアを驚かせた。
ユーク海軍が保有する潜水艦の性能は、原子力・通常動力問わず世界最高峰の性能を持つ。その性能はオーシア海軍の原子力潜水艦に勝るとも劣らず、ユーク海軍の真の主力艦といえるであろう。
大型の戦略潜水艦レベルのユーク側の呼称は潜水巡洋艦とも呼ばれている。想像して欲しい、20万トンクラスの重巡が海中を泳ぎ回り、こっそり近づいて魚雷や巡航ミサイル、果てには弾道ミサイルを発射する姿を。静粛性に優れるため、これら潜水艦を探知することは先進国の海軍を以ってしても困難であり、沿岸沿いの重要拠点を大量の弾道ミサイルや巡航ミサイルで無力化することもユーク潜水艦にとっては容易い。
核兵器を隠密行動で敵国の沿岸まで安全に運用できる潜水艦は他国にとっては大変な脅威であり、冷戦期はオーシアと対等に渡り合った。まさに、潜水艦はユークトバニアを超大国たらしめる存在となっている。
対地攻撃用の巡航ミサイルや特殊戦部隊投入能力など、研究・発展にも余念がない。

原子力潜水艦


ヴィクター型攻撃原子力潜水艦

性能諸元(Ⅲ型準拠)
基準排水量 4,887t
水中排水量 7,889t
全長 107m
全幅 10.8m
最大速度 水上18kt/水中33kt
運用深度 500~600m
武装 533mm魚雷発射管 4門
650mm魚雷発射管 2門
魚雷/対潜ミサイル 24発
機雷 46個

ソヴィエト海軍初の原子力潜水艦、ノヴェンバー型は、原潜建造技術の実証という意味では当時のソヴィエトにとって意義あるものではあったが、信頼性に乏しく、戦闘艦としての評価は低いものにとどまった。そこで、キューバミサイル危機に出動したディーゼル潜水艦は米海軍対潜水艦戦部隊の相手にならなかったという教訓をも踏まえて、本格的な水中戦力を手に入れるべく、第2世代原潜の開発を開始することとなった。そして、その成果として誕生したのがこのヴィクター型である。
ヴィクター型は1967〜1992年の間に、改良を加えられながら合計約50隻が就役し、冷戦期のソヴィエト海軍潜水艦隊の中核をなす艦型として活躍した。
その中でも、現在運用しているⅢ型はヴィクター型潜水艦の最終発展型である。VA-111シュクヴァール水中ミサイルおよびRK-55グラニート巡航ミサイルの2種の新兵器の搭載、4翼二重反転プロペラの導入ほかによる静粛性の向上、コンピューターの導入、またソヴィエトの攻撃型原潜では初の曳航式ソナー・アレイ装備などが、主要な改善点である。以後のソビエト原潜(アクラ型)、シエラ型)の特徴となる艦尾縦舵上の巨大なソナー・アレイ収納ポッドは、この型ではじめて導入されたものである。
本型は26隻が建造され、この内13隻はレニングラード市のアドミラルチェイスキイェ・ヴェルフィ(第194造船所)で、もう13隻は、極東方面コムソモリスク・ナ・アムーレ市のザヴォート・イメーニ・レニンスキー・コムソモール(レーニン共産党青年団記念工廠、第199造船所)で建造された。
東西冷戦時代のソ連海軍原潜艦隊のワークホースとして活動したヴィクター型であったが、ソヴィエト崩壊後は次々と除籍されていった。本型は就役当初は「原子力潜水巡洋艦」に分類されており、Kナンバーが付与されていたが、ソヴィエト崩壊後、「(一等)原子力大型潜水艦」に「格下げ」となり、全艦がBナンバーに改められた。
ヴィクター1型は、1980年代末に近代化改装による就役期間の延長が検討されたが、冷戦後の軍縮と財政難、予算不足から実施されず、1990年代前半までにほとんどが、また最後の1隻が1997年に退役し、完全に現役を退くこととなった。
同2型も、近代化改装が検討されたが、1型と同じく1997年までに全艦が退役した。
同3型は、北方艦隊に16隻、太平洋艦隊に10隻が配属され、新生ユーク海軍においても引き続き運用される事が見込まれており、1993年春に発表された「艦艇整備10ヵ年計画」では、4個旅団(1個旅団は7隻程度)が維持される。

アルファ型攻撃原子力潜水艦

性能諸元
基準排水量 2,300t
水中排水量 3,200t
全長 81.4m
全幅 9.5m
最大速度 水上12kt/水中41kt
運用深度 350m
武装 533mm魚雷発射管 6門
SET-65/53-65魚雷 18本
VA-11 シクヴァル魚雷 20本
RPK-2 対潜ミサイル 21本
RPK-6 対潜ミサイル 12本
機雷 24本

アルファ型原子力潜水艦とは、旧ソ連で開発されたスーパー潜水艦である。1977年より出現し計7隻が建造された。ちなみにアルファ級とはNATOがつけたコードネームであり、ソ連側呼称を日本語訳すると「第七百四号『竪琴』型潜水艦」になる。何かカッコいい。
本級はオーシアの空母を迎撃するために作られた潜水艦版インターセプター(迎撃潜水艦)であり、水中を約45kt(時速約90km!)というとんでもない快速の上に運動性能も高く、北極海ではオーシア海軍のロサンゼルス級原潜の追跡を毎回振り切って見せた。
搭載している原子炉は溶融金属冷却炉というオーバーテクノロジーを採用している。溶融金属冷却炉は原子炉を小さくできる*1という利点があり、艦艇用として盛んに研究された。アルファ級は実戦配備された初の量産型溶融金属冷却炉搭載艦艇であり……、唯一の艦艇であった。船体はとんでもなく高価で加工しにくいけど固い上に錆びないチタニウム製のものを使用している。まさに100年経っても大丈~夫!!さらに、人命軽視のソ連軍にしては珍しく脱出装置としてレスキューバー(潜水艦版救命ボート)を標準装備している。船の制御は高度に自動化され、乗員は僅か32名。
まさに本級はソ連の変態技術の結晶というべきスーパー潜水艦である。

しかし、その実態は不都合だらけの駄々っ子。
冷却材である鉛-ビスマス合金は常温では固体であり、常に配管を暖めておかないとフン詰まりを起こす。たとえ配管を暖め続けても鉛は経年劣化で参加してスラッグ化。やっぱり配管を詰まらせる*2。さらにビスマスは放射線を浴び続けるとポロニウム(猛毒)化してしまう。上記の理由で配管交換したら作業員が被爆
このように高度な技術の塊で、運用する人間はエリート限定。乗員が32名なのは、実は扱える人間が才能的な意味で限られていることの裏返しである。そして極め付けに排水量が小さく*3、搭載可能魚雷はわずか18本。時代は潜水艦の大型化に向かっており、アルファ級は時代にそぐわなかった。
アルファ級の建造で得られた知見は後のソ連・ユークトバニアの潜水艦建造に大きく影響を及ぼしたのであるが、アルファ級そのものは安全性の不安から活動は不活発であり、その活動時間は20年に満たない。1996年、最後のアルファ級が退役し、現在ユークトバニア海軍は所有していない。
なお、オーシアがアルファ級のライバルとして威信をかけて建造したシーウルフ級(4代目)が成就したのは翌年1997年。ライバルはすでにこの地球には存在しなかった。

シエラ型攻撃原子力潜水艦

性能諸元(Ⅱ型準拠)
基準排水量 6,880t
水中排水量 11,200t
全長 12m
全幅 13.1m
最大速度 水上14kt/水中33kt
運用深度 500~600m
武装 533mm魚雷発射管 6門
650mm魚雷発射管 2門
(内約) 魚雷
RPK-6 ウェテル対潜ミサイル
9K32/9K34 ストレラ対空ミサイル
沈底機雷

ソ連海軍が有する主力原子力潜水艦。アルファ型原潜がこけた場合の保険として同時開発された。
シエラ型はNATOコードネームであり、シエラⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型が命名されている。ちなみにソ連海軍の計画名は945型潜水艦バラクーダ、945A型潜水艦コンドル、945B型潜水艦マルスである。
設計は野心的なアルファ型と比べるとやや保守的であるが各部位に最新鋭の科学技術が導入されている。
船体はアルファ型と同じく高価なチタン合金で作られており、強度が大きいので深深度潜航ができるという特徴がある。また、船殻に吸音タイルを用いているので秘匿性に優れている。
アルファ型よりも低コストを目指して建造された本級であるが、チタンを用いたためにコストが跳ね上がってしまい、現在は主力艦の座は次世代の攻撃原潜であるアクラ型や最新鋭のヤーセン型に譲られつつある。しかし、深深度潜航は依然として大きなメリットを有し、細々とではあるがⅢ型が建造・配備されている。

アクラ型攻撃原子力潜水艦

性能諸元
基準排水量 7,500t
水中排水量 9,500t
全長 111.7m
全幅 13.5m
最大速度 水上20kt/水中35kt
運用深度 550m
武装 533mm魚雷発射管 4門
650mm魚雷発射管 4門
外装魚雷発射管 6門

現在のユークトバニア海軍の潜水艦戦力の根幹をなす主力原子力攻撃潜水艦。
ユークトバニアの変態技術を結集して造られた画期的な潜水艦であるアルファ型は背伸びしすぎて炎上し、保険として建造されたシエラ型も建造も不向きだったので、代わりに開発された潜水艦。チタン装甲の代わりに鋼製船殻(100kgs/mm2)によって経済性を確保した新型間971型として、1977年から開発が始まった。
シエラ型の船体をほぼそのまま流用し、セイルだけマラヒートの特徴である流線型のものに挿げ替えた。1980年にはロサンゼルス級原潜のデジタル・ソナー・システムに対抗して新型のデジタル・ソナー・システムが搭載されている。
初期に建造されたアクラ1型は、複殻式潜水艦で流線化された司令塔(セイル)を持ち、やや扁平な魚雷型船体を持つのが特徴。艦首潜舵は引き込み式、船尾潜舵は一般的な十字形で旋回性能が非常に優れている。上部縦舵の上には曳航ソナー・ポッドが装備されている。魚雷発射管を16門40発を搭載可能で、火力はきわめて高い。
艦内の自動化によってロサンゼルス級原潜より大きな船体をおよそ半分の乗員で運用できる。本級は船体の33%に相当する予備浮力を持っている。
またアクラ型は当時ソ連でもっとも静粛な原潜として知られており、建造時には大きく宣伝された。しかし、最新版であるⅡ型の時点でロサンゼルス級の初期建造レベルとどっこいどっこいであった。

ヤーセン型攻撃原子力潜水艦

性能諸元
基準排水量 9,500t
水中排水量 13,800t
全長 119m
全幅 13.5m
最大速度 水上kt/水中kt
運用深度 600m
武装 533mm魚雷発射管 8門
魚雷/対潜ミサイル×30または機雷60個
オーニクス 3連装巡航ミサイル発射機 8基

潜水艦大国であるユークトバニア期待の新世代の攻撃型原子力潜水艦。1番艦の名前から、セヴェドロヴィンスク級とも呼ばれる。
艦体は静粛性を配慮し、部分複殻構造とし、これまでのソ連海軍の常であった船首に集中配置された魚雷発射管は艦側面耐圧構造区画に装備される。これにより艦首の設計の自由度が大幅に増し、新型のソナーシステムを搭載することが可能となった。また各種ダンパーを設置し船体各部には広範囲に防音タイルが張り付けられており、騒音レベルはオーシアのヴァージニア級原子力潜水艦に匹敵するといわれている。
従来、ソ連の配備方針は戦略打撃力を持つ戦略原子力潜水艦(SSBN)、対艦打撃力を持つ長距離/中・短距離巡航ミサイル搭載原潜(SSGN)、攻撃型原子力潜水艦(SSN)の3本柱(厳密には4本柱)で構成されていた。
本級は SSGNとSSNの両方を統合した艦として設計されていた。ただし、SSGNとして設計されているオスカーI/II型は搭載ミサイルが射程700kmのグラニートであり純粋に本級の後継として開発されたのではなく、SSNに巡航ミサイル発射能力を持たせたものと見る方が正しい。このコンセプトはオーシアのヴァージニア級原子力潜水艦の構想中のBlock Vに似た構成となっている。
武装の目玉である対艦巡航ミサイル発射用のVLSは、居住区画と原子炉区画の間に8基並べられ、最大24発のP-800 オーニクス対艦ミサイルを搭載できる。魚雷発射管は533mm長距離魚雷発射管を8基搭載しており、従来の650mm魚雷は搭載されていない。対潜ミサイルは、新型の91RE1が搭載される。
主機関の原子炉は、新開発の「KPM」と呼ばれるタイプとなった。冷却系は大幅に改良され、炉心と燃料棒の寿命は約30年にまで延長された。これにより、艦の寿命と原子炉の寿命は等しくなった。ソ連海軍より伝統として受け継がれてきた、乗組員全員を収容できるレスキュー・チャンバーもセイル内に搭載されている。

なお、余談であるが、オスカー型に関してもミサイルをグラニートからオーニクスへと換装するという報道があり、巡航ミサイル発射母艦としてユークのパワープロジェクション能力を支えていくものと考えられる。この巨大な艦体に多数の巡航ミサイルというコンセプトは、ある意味ユークのお家芸であるが、オーシアのオハイオ級SSGNと似た構成であることもまた面白い感じである。

原子力弾道ミサイル潜水艦


デルタ型原子力弾道ミサイル潜水艦

性能諸元(Ⅳ型準拠)
基準排水量 10,210t
水中排水量 12,100t
全長 167m
全幅 12.2m
最大速度 水上14kt/水中24kt
運用深度 非公開
武装 533mm魚雷発射管 4門(魚雷/対潜ミサイル計12発搭載)
D-9RM弾道ミサイル発射機 16基

ユークトバニアの戦略潜水艦の中で最も多く生産された潜水艦であり、ユークの海軍戦略の申し子といっても過言ではない存在。自衛用に18門もの魚雷発射管を有し、潜水艦としても桁違いの火力を有する。ユークトバニア側の呼称はムレナ型。Ⅰ~Ⅳまでのサブタイプが存在するが、現在運用されているのはⅢ型とⅣ型である。
1972年に667B型の最初の艦が就役し、1990年に667BDRM型の最後の艦が就役した。その間に巨大化と先進化が行われた本艦級であるが、長射程のミサイルを運用するためにミサイル格納庫が大きくせり出している形の艦影はすべてに共通するものである。
初期段階のデルタ型は、前級のヤンキー型の後継艦として計画され、より長射程の弾道ミサイルを搭載可能な潜水艦として建造された。Ⅱ型はミサイルの搭載数を増やした改良型であるが、STRT-Ⅰの発効によって4隻のみの建造になった。
Ⅲ型はミサイルの運用数を増やすためにMIRV式のR-29R/RSM-50に変換されており、これまでに比べて攻撃力が大幅に向上している。戦略原潜の中では最古参艦となってしまったが、時折宗谷海峡にて浮上している姿を扶桑海軍によって発見されている。
Ⅳ型はⅢ型よりもさらに大型化したものであるが、その分は静粛性の向上に充てられている。搭載しているミサイルは当初R-29RM/RSM-54であり、2007年以降改良型のR-29RMUシネワが順次搭載されている。弾道ミサイルの代わりに人工衛星の打ち上げもしょっちゅう行っており、ドイツやベルカの人工衛星も度々打ち上げている。

タイフーン型原子力弾道ミサイル潜水艦

性能諸元
水中排水量 48,000t
全長 172.8m
全幅 23.3m
最大速度 水上15kt/水中27kt
運用深度 400m
武装 533魚雷発射管 6門(魚雷/RPK-2対潜ミサイルなど22発搭載可能)
R-39 SLBM発射機 20基
イグラ短SAM 8発

技術局の中の人<<同志、管制しました!潜水艦発射ミサイル「R-39」、射程1,900km、10個のMIRV(核弾頭)搭載。これでオーシアの拝金主義者どもを粛清できます!>>
共産党の中の人<<よくやった、同志。で、これの大きさは?>>
技術(ry<<はっ、全長16m、直径2.4m、重さ84tであります!>>
共産(ry<<…そんなクソ重いミサイル、搭載できる潜水艦はあるのかね?>>
技術(ry<<あるわけありません!(キリッ>>
共産(ry<<同志は疲れているようだ。医者が必要だな>>(ジャキンッ!)
技術(ry<<いや私ぴんぴんしてますから……、いや、シベリアで樹を数えるだけの仕事につきたいなーって、え、あ、ポロニウムらめぇぇぇぇぇぇぇっ!>>

……タイフーン級原子力潜水艦とは、旧ソ連が開発し現在もロシア海軍で運用されている潜水艦のことである。ちなみに、ユークの超兵器であるシンファクシ級の原型ともなった。ちなみにタイフーン級とはNATOのコードネームで、ユーク側の名称を日本語に訳すると「第九百四拾壱号『鮫』型重噴進弾搭載潜水巡洋艦」となる。長ぇ。
性能はICBM並みになったけど重さまでICBM並みになってしまった超重SLBM「R-39」を搭載するために建造された潜水艦。どれくらい特異かというと、次級のボレイ型がデルタ型の設計を受け継ぐレベル。
超兵器を除いた潜水艦の中では史上最大の潜水艦であり、浮上時の排水量(24,500t)ですでにキーロフ級とタメ。潜水時の排水量は実に48,000t。どんぐらい重いかって?そうりゅう型11隻分よりまだ重いんですが。
構造としては普通真円形の断面を持つ耐圧殻*4を2つ並べて置き、その中間にミサイル発射管を2列10本ずつ計20本を並べる。さらにその後方に発令所専用耐圧殻を上に置きその周りを外殻で覆ってしまうという独特な構造を持つ。皮肉にもこの構造は潜水空母で名高い伊四百型潜水艦そっくりだったりする。
武装は先述のR-39のほか魚雷発射管6門、自衛用対空ミサイル1門。なお、この対空ミサイルとやらの正体は携帯対空ミサイル 9K38イグラ。節子、それ武装というより備品や。

ボレイ型原子力弾道ミサイル潜水艦

性能諸元
基準排水量 14,720t
水中排水量 24,000t
全長 170m
全幅 13.5m
最大速度 水上kt/水中kt
運用深度 380~450m
武装 533mm魚雷発射管 6門
R-30 SLBM発射機 16基

ボレイ型はユークトバニアの第4世代の新型戦略原潜で、従来の戦略原潜の2~3倍の作戦遂行能力を持つとされている。設計は後述したとおり前級のタイフーン型ではなくデルタⅣ型のものを受け継いでいるが、弾道ミサイルの小型化により、デルタ型の特徴であった一段高いミサイル搭載区画はかなり小さくなっている。そのため、外見は攻撃原潜とさほど変わらなくなっている。
セイルは、ヤーセン型などに見られる流線型のものではなく従来の長方形だが、逆台形の傾斜がかけられておりステルス性が考慮されている。
ソナーは、ヤーセン型と同じく最新鋭の複合水中音響システムであるMGK-600「イルティシュ・アンフォラ」を搭載する。MGK-600は、艦首ソナー「アンフォラ」と情報処理装置「イルティシュ」を中心に敵味方識別装置、アクティブ/パッシヴソナーなどの各種探知機を組み合わせた複合体で、デジタル情報処理技術を大幅にとりいている。MGK-600は、オーシア海軍のヴァージニア級のソナー・システムよりも高性能なものを使用している。

原子力巡航ミサイル潜水艦


オスカー型原子力巡航ミサイル潜水艦

性能諸元(Ⅱ型準拠)
基準排水量 14,700t
水中排水量 19,400t
全長 155m
全幅 18.2m
最大速度 水上15kt/水中32kt
運用深度 520~600m
武装 650mm魚雷発射管 2門8基
533mm魚雷発射管 4門16基
P-700 グラニート対艦ミサイル発射機 24発

ソビエト海軍第3世代の原子力潜水艦。新世代対抗フォーマットの中で海中プラットフォーム(SSGN)を担当する。本級は、前期型のオスカーⅠ型、後期型のオスカーⅡ型に大別される。ソ連海軍の計画名は949型潜水艦(グラニート)、949A型潜水艦(アンテーイ)。
1950年代からとりあえず原子力潜水艦の開発に成功したソ連海軍は、さらなる発展を遂げるべく、原潜の拡充を目指し、主にオーシア本土への核攻撃を行うSSBN、水上艦艇への直接攻撃を行うSSN、そして艦隊への飽和攻撃を行うSSGNの整備を行った。このうちSSGNが目的とするのが、オーシア海軍空母機動部隊への飽和攻撃である。
これは超音速爆撃機+超音速ミサイル+ECMに潜水艦発射巡航ミサイルを組み合わせたシステムである。
これらを実現するべく、1960年代から開発が開始された第2世代原子力潜水艦群はソ連海軍の原子力潜水艦運用能力を飛躍的の向上させた。その中で建造されたのがチャーリーⅠ/Ⅱ型である。
このシステムは1970年代に実施されたオケアン演習においてその効力をいかんなく発揮し、特にオケアン72演習においては90秒間に100発もの巡航ミサイルを着弾させることに成功した。
しかしながらオーシア海軍も、1970年代にはタイフォン・システムこそ頓挫したものの、ターター-Dシステムが実用化され70年代後半にはイージスシステムの海上試験が行われていた。更には空母艦上にはE-2CホークアイやF-14が配備され艦隊の防空力が飛躍的に上昇していった。
これに対抗する形でソ連海軍は新たなフォーマットを構築することになる。それが「宇宙ISRシステム+洋上・海中プラットフォーム+長射程対艦ミサイル」である。そしてそのフォーマットの中でSSGNの任を担うのが本型である。

SSGNとしては世界最大級の排水量を持ち、本型を上回る排水量を持つ潜水艦はオハイオ級原子力潜水艦、タイフーン級潜水艦、ボレイ型原子力潜水艦の3艦種のみである。これらは全てSSBNである。
設計はルビーン海洋工学中央設計局。前級であるパパ型潜水艦の知見が多く取り入れられている。なお、本型からは搭載ミサイルと艦が協調して設計された初めての艦である。兵装、電子装備、船体全てを、目標達成のためには金もサイズも制限なしで設計した結果、非常に大型の艦容を持つ。

船体構造としては、9.1mの耐圧殻2つを平行に並べ、耐圧殻と外殻の間に12基のミサイル発射装置を備える。この発射装置には1基に付き2門の発射管を備え、前方にに60°傾斜して装備されている。この配置により耐圧殻と外角の間はかなり広く、最大で5m以上あると言われている。この為、水上艦艇の装備する短魚雷では有意な損害を与えられないのではないか、と言われている。
また後述する電子装備もかなり大きく嵩張るため、船体もそれに応じ巨大になっている。
また、これらとともに船体の大型化に寄与しているのが居住性の確保であり、トレーニングルームや、リラクゼーション施設の設置に加え、 小鳥や観賞魚の飼育も出来るなど、艦内環境の充実が図られている。セイルプレーンにはユーク海軍伝統の緊急脱出カプセルが装備されている。
Ⅰ型と比べⅡ型は1区画挿入されたことで全長が11m伸び、計10区画からなる。この改装は居住性の向上、並びに静粛性の向上に充てられていると考えられている。
区画構成は前方から1.水雷室 2.制御室 3.戦闘室及び通信室 4.居住室 5.居住区、ディーゼル発電機室 6.原子炉室 7.主推進タービン室 8.主推進タービン室 9.電動機室 10.舵機室、となっている。なお脱出用ハッチは第4、第10区画に装備されている。
これらの区画は緊急時には確実に隔離されるよう設計されている。はずだった。またⅡ型は電子装備がアップグレードされており、潜舵も大型化され運動性が向上している。
外殻には全域にわたり吸音タイルが張られている。潜舵の最頂部にはセンサー繰り出し部があり、おそらくは曳航ソナーの繰り出し部ではないかと考えられている。艦首に650㎜魚雷発射管と533㎜魚雷発射管を装備、その下部に艦首ソナーを備える。

搭載兵装としては魚雷や機雷、対潜ミサイルの他に、巡航ミサイルを装備する。魚雷に関しては従来の533㎜魚雷の他に、620㎜ウェーキホーミング魚雷を持つ。主兵装たる巡航ミサイルはP-700グラニート。設計者はチェロメイ設計局である。

主目的は敵空母を1発で仕留められること。このミサイルは射程900㎞、超音速、弾頭は重量500㎏のHE或いは500kt相当の破壊力を持つ核弾頭である。これにより、防護半径500㎞という空母機動部隊の外側から攻撃することが可能となった。
ただし、これほどの能力を実装するため、金もサイズも糸目を付けなかったため、全長10.5m、全幅2.6m、直径0.88m、重量6,900㎏というマンモスミサイルとなってしまった。これほどの大きさのミサイルを24基運用するために艦は巨大なものとなっている。
さらに、これほどの大射程を実現されるためには中間誘導が欠かせないが(地球は丸いため普通のレーダーでは相手は見えない)、これを実現させるISRシステムを運用している。

艦固有のセンサーとして、艦主ソナー、曳航ソナー、舷側ソナーを備え、マストには航海レーダーと捜索レーダーを備える。これらのセンサー情報の他に、艦の捜索範囲外の捜索には、全地球規模海洋監視衛星システム レゲンダにより得られた情報を連動させ目標捜索・誘導・戦果評定を行う。
なお、このレゲンダシステムの受信解析装置は大変嵩張るものだったらしく、これも艦の大型化に一役買っている。

通常動力潜水艦


キロ型潜水艦

性能諸元
基準排水量 2,350t
水中排水量 3,950t
全長 74m
全幅 9.9m
最大速度 水上15kt/水中22kt
運用深度 400m
武装 533mm魚雷発射管 6門
9K34ストレラ3/9K38 イグラ艦対空ミサイル 8基

ラーダ型潜水艦

性能諸元
基準排水量 1,765t
水中排水量 2,700t
全長 72m
全幅 7.1m
最大速度 水上12kt/水中22kt
運用深度 400m
武装 533mm魚雷発射管 6門
9K34ストレラ3/9K38 イグラ艦対空ミサイル 8基

オリョール型潜水艦

性能諸元
基準排水量 t
水中排水量 t
全長 m
全幅 m
最大速度 水上kt/水中kt
運用深度 500~600m
武装 533mm魚雷発射管

ベルクト型潜水艦

性能諸元
基準排水量 t
水中排水量 t
全長 m
全幅 m
最大速度 水上kt/水中kt
運用深度 500~600m
武装 533mm魚雷発射管

潜水空母

大まかな概要

1980年代初頭、イデオロギー対立からオーシアと冷戦状態にあったユークトバニアでは、当時の仮想敵国であったオーシアと戦略兵器の開発競争を繰り広げていた。同時期にオーシア連邦はSDI計画を進めており、これに対抗する手段として海軍上級大将であったレオの扶提督が提唱したアーセナルシップ(弾薬庫戦艦)構想が有力視され、悪名高きトハチェフスキー級とほぼ同時期に本級の建造が計画された。
計画上の本来の設計目的は、ステルス性に優れた本級からのSLBM発射により、SDI計画による複数段階の弾道弾迎撃フェーズの中で、最も初期段階のブーストフェイズでの探知を避け、ブースト・ミッドコースフェイズでの迎撃の困難化を意図したものであったが、1991年9月2日に公表された実証建造艦は、SSBNとしての高い能力に加え、軽空母に匹敵する多数の艦載機の運用能力、大量搭載された各種ミサイルとデータリンク管制によるミサイル巡洋艦を越える制圧能力など、単なる戦略原潜の枠に留まらない非常に狂気的野心的な設計がなされている。
船体はタイフーン型を大型化したような全幅の広い扁平計上をしており、その形状からツイン・プレッシャー・ハル*5構造か、それに似た構造を採用しいている。船体の後部側面にはバルジ状の大型の張り出しがあり、この部分がメインバラストタンクと推進器の一部を構成する。船体各所には各種ミサイルの発射口と内蔵型の対空気銃があり、船体前部には補給時など使用される汎用カーゴベイ、船体後部にはVTOL艦載機もしくは無人戦闘機の発射口を供える。セイル*6は船体と一体化した低層形状で、全長300mを肥える巨体であるにもかかわらず、静粛性がヴァージニア級なみであり船体自体も高度なステルス性を有している。
本級はアーセナルシップ(弾薬庫戦艦)の概念を基に設計されており、VLSには戦略、戦域、戦術の各用途、射程領域のミサイルを数百発以上内蔵している。しかし、本級はあくまでも発射プラットフォーム艦であり、一部のミサイルを除き、誘導管制については随伴する航空機や艦船、人工衛星による管制システムに依存する。
本級が搭載する多種多様なミサイルの中でも、最も特徴的なミサイルは通称「散弾ミサイル(Burst Missile)」と呼ばれる特殊炸裂弾頭ミサイルである。制空と広域面制圧を目的とする多用途型潜水艦発射弾道ミサイルで、発射後弾道軌道で慣性飛行した後、高度4000フィート前後で弾頭が炸裂し子爆弾を散布、起爆地点を中心とした広範囲の地上、水上目標及び高度5000フィート以下の空中目標に相当の損害を与える。オーシア軍からは「鉄の雨(molten steel rain/metal rain)」などと呼ばれ恐れられた。
また、本級は補給等による水上航行時の対空防御を目的として、複数の対空機銃や短射程艦対空ミサイルを装備している。これらは全て内蔵型で潜航時は船体に格納される。

なお、パワーバランスの根本的な崩壊を恐れた中の人の独断によって北海道戦争には原則参加させない。

シンファクシ型潜水空母1番艦 シンファクシ

性能諸元
基準排水量 69,000t
水中排水量 85,000t
全長 311m
全幅 36.3m
最大速度 水上12kt/水中27kt
運用深度 800m
武装 533mm魚雷発射管 10門
650mm魚雷発射管 6門
RSM-52 SLBM発射機 54基
ストレラⅢ短SAM発射機 14基
20mm高性能CIWS 8基
搭載機 Yak-141M VTOL戦闘攻撃機 18機
Yak-43 VTOL制空戦闘機 5機

ユークトバニア海軍が開発したゲテモノ兵器。海上AFの異名を持ち、トハチェフスキーと並ぶチート兵器のひとつ。その中でも本艦はシンファクシ級のネームシップであり、その機能は1991年の実証試験艦と同様となっている。
本艦は2番艦以降のリムファクシとは異なり、艦載攻撃機や搭載ミサイルによる近接作戦支援や、単艦での接近奇襲攻撃といった、高いステルス性と制圧能力を活かした、攻撃型潜水艦に近い運用が行われた。
その性質上、艦載機は航空支援を主目的とした有人戦闘機を中心に編成されていおり、多目的戦闘機としてYak-141Mを18機と制空戦闘機Yak-43 5機を搭載している。専用のカタパルトを使用しているので、頑張ればSu-33も搭載可能。


シンファクシ型潜水空母2番艦 リムファクシ

性能諸元
基準排水量 69,000t
水中排水量 85,000t
全長 311m
全幅 36.3m
最大速度 水上12kt/水中27kt
運用深度 800m
武装 533mm魚雷発射管 10門
650mm魚雷発射管 6門
RSM-52 SLBM発射機 72基
ストレラⅢ短SAM発射機 14基
20mm高性能CIWS 10基
搭載機 S-70U オホートニク UCAV 制空戦闘機 60機

シンファクシ級の2番艦ではあるが各所に大幅な改良が施されており、運用上もシンファクシとは異なる任務が与えられている。
主な改良点は、艦載機のUCAV化とVLSによる水中射出能力の付加、運用システムの省略化による運用人数40人という、巨大な船体規模からは考えられないほどの運用効率の向上、推進器の改良による航続距離の延長である。
本艦はミサイルプラットフォーム艦としての任務を主眼としており、搭載されるUCAVもシンファクシとは異なり艦隊直衛が目的である。実際の運用では、12隻の護衛用の潜水艦で攻勢される随伴艦隊と輪陣形を組み、厳重なレーダーピケット警戒網の下で、弾道弾による遠距離火力投射任務を行う。
リムファクシは艦載機のUCAV化が図られており、艦橋後方のVLSより同時に3機の垂直射出が可能である。潜航中の水中射出も可能であるが、リムファクシには着艦機構がないため、回収は専ら着水後に行う。
本艦搭載のUCAVは小型高機動の戦闘機タイプで、主にリムファクシ上空の直衛任務に使用され、無人機特有のGを無視した高機動戦闘で敵戦闘機部隊を殲滅する。

シンファクシ級潜水空母3番艦 スレイプニル

性能諸元
基準排水量 69,000t
水中排水量 85,000t
全長 311m
全幅 36.3m
最大速度 水上12kt/水中27kt
運用深度 800m
武装 533mm魚雷発射管 6門
650mm魚雷発射管 4門
RSM-55 SLBM発射機 58基
ストレラⅢ短SAM発射機 14基
搭載機 S-70M オホートニク改UCAV 制空戦闘機 28機

シンファクシ級の3番艦。制空制圧を目的とした艦で、散弾ミサイルの代わりにSWBMを搭載する。
SWBMとは特殊な燃料気化爆弾を弾頭とする弾道ミサイルで、弾頭の燃料気化爆弾は燃料が水平方向に広く拡散する様に指向性を持たせてあり、水平方向数十kmに及ぶ範囲で強力な衝撃波を発生させる。サイロから発射されたSWBMは数十秒~数分の飛翔の後に指定座標及び高度で炸裂し、大気を瞬間的に熱膨張させ非常に広範囲にわたり航空機をその圧力で粉砕するが、空域制圧を目的として開発された為、大気の密度や温度の関係上地表付近では威力が大きく減退する。この為、極低空を飛行する航空機には効果が低いという欠点がある。また山間部や渓谷等、燃料や衝撃波の拡散に対する障害物が多い環境下でもその威力が制限される場合がある。
搭載するUCAVも大型化されており、ミサイルの搭載数の増量や航続距離を伸ばした改良型である。

シンファクシ級潜水空母4番艦 グルファクシ

性能諸元
基準排水量 69,000t
水中排水量 85,000t
全長 495m
全幅 116.0m
最大速度 水上42kt/水中37kt
運用深度 550m
武装 127口径 600mm超大型レールガン 1基1門
200mm単装レールガン 2基
RSM-52 SLBM発射機 48基
ストレラⅢ短SAM発射機 18基
RSM-118 HEASミサイル用VLS
AK-630M5 30mm高性能CIWS 16基
3S-14V 多目的ミサイル発射機 18基
搭載機 Su-33E3 制空戦闘機 24機

水中戦艦の異名を持つ、英国面満載の潜水艦。規格外のシンファクシ級の中でも、ダントツでとち狂った設計思想を持つ。海上制圧を主眼としており、装甲が厚くてSLBMでは破壊しきれない戦艦や大型巡洋艦の撃滅を主任務としている。
他の姉妹艦と比較すると潜水艦としての能力は大幅に低下しているが、能力値だけを見れば非常に優秀な艦でもある。
レールガンから射出される砲弾は通常弾でも破格の破壊力を持ち、トハチェフスキー級を圧倒的に上回る射程と威力を備える。
航空機の搭載数は減っているが、代わりに特殊部隊を乗せた特殊潜航艇2隻が搭載可能となっている。

追記:
まさかの公式実装
外観はシンファクシ級に似ているが、原型とされたシンファクシ級はモノハル+バルジとなっているのに対し艦型はトリマラン・ハル。
大きさは大幅に上回っており、艦載機もVTOLかUAVオンリーだったシンファクシ級と違いUAVの他にCATOBAR機を運用でき、その為発艦用カタパルト2基と着艦用甲板を有する。
また、潜水艦であるにも関わらず魚雷発射管を装備していない*7
機関部には溶融金属冷却型原子炉2基を搭載、推進器はヘリカル型電磁推進器2基に加え、推進伝達方式にギヤード・タービン方式とターボ・エレクトリック方式を併用したポンプジェットスクリュープロペラ2基を搭載し、水上で42ノット、水中で37ノットの速力を発揮する。乗員数は艦運用要員150名、航空要員120名~200名。主砲として射程400㎞、発射速度毎分80発の200mmレールガン2基を装備し、それによる強力な砲撃能力や対艦ミサイル、自衛用の対空ミサイル発射機・近接防御火器システムの他、空母並みの艦載機運用能力も有している。潜水艦である特性上、潜航して敵地に接近し航空機とレールガンによるアウトレンジ攻撃が可能で、CIAのデイビッド・ノースからは「そのパワープロジェクション能力は空母打撃群に匹敵する」と評価されている。また、セイル前方の甲板には核砲弾の発射も可能な128口径600mmレールキャノンが格納されており、推定最大射程は3000kmとされる。

シンファクシ級潜水空母5番艦 ナグルファル


海中のレムレースの異名を持つ最新型の潜水艦。

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最終更新:2020年02月15日 19:05

*1 水で冷やさないので少量の核物質で大出力をひねり出せる

*2 実際、アルファ級1番艦はそのフン詰まりを起こしメルトダウン寸前までいった。その後1番艦は実験艦として供され実戦配備されることはなかった。

*3 水中3,200t。そうりゅう型よりも小さい。

*4 円筒を思い浮かべてほしい

*5 円筒型耐圧船殻を2つ並べた眼鏡型船殻

*6 艦橋部

*7 つまり、潜水艦の象徴である魚雷そのものを搭載していない