扶桑皇国海軍(20××年)

扶桑皇国海軍Imperial Fusolese Navy、通称皇国海軍)とは、東洋最強国・扶桑皇国の偉大なる守護神にして精強無比を誇った軍事組織である。 空母機動艦隊、戦闘攻撃機、戦略潜水艦など革新的な戦術、兵器を大胆に導入するなどし米帝と主に太平洋で対決し、深刻な環境破壊活動を行った。 皇国海軍と双璧を為す存在として、無敵皇軍の扶桑皇国陸軍が存在する。両組織とも、19世紀後半から20世紀初頭の地球に於いて、世界最強の軍隊として三千世界にその名を轟かせた。
北海道戦争の敗北以後はしばらく連合艦隊を解体し常備艦隊と鎮守府所属艦のみの編成となっていたものの、ユークが崩壊し人革連が台頭してきたことを受け再び連合艦隊が編成されることとなった。



特徴・戦術

異次元ともいえる防空能力は以前健在。 先の戦争での苦戦が相当堪えたのか、対潜能力を大幅に増強させている。
君塚商事から艦艇を購入するなどして艦艇数等では戦力を回復させたものの、先の北海道戦争でベテラン水兵を多数失っており、咄嗟の場面での判断・行動等に不安が残る。
大型空母を中心とした3個機動部隊が艦隊の中核であり、基本的に2個艦隊が前線にいて、その間に1個艦隊が休息・整備にはいるというローテーションを組んでいる。



艦隊編成

北海道戦争によりほぼ壊滅したものの、戦艦10隻、正規空母10隻、軽空母4隻、重巡12隻、軽巡8隻、駆逐艦85隻、潜水艦45隻という規模にまで戦力を回復した。
GF司令長官は高垣楓大将。

  • 第一艦隊
戦艦を主力とした水上打撃艦隊である。 主に呉や横須賀等の内地に展開している。 艦隊司令官は清瀧幸助中将。
戦艦10隻、重巡4隻、軽巡1隻、駆逐艦24隻、ヘリ空母2隻、護衛艦24隻、ミサイル艇52隻、海防艦14隻

第一戦隊 戦艦<山城><薩摩>
第二戦隊 戦艦<肥前><壱岐><丹波><石見>
第三戦隊 戦艦<土佐><伊予><讃岐><阿波>
第四戦隊 重巡<富士><鳥海><磐梯><八甲田>
第一水雷戦隊 軽巡<>、駆逐艦4個駆逐隊16隻
第三防空戦隊 軽巡<川内><那珂>、駆逐艦8隻

  • 第二艦隊
原子力空母を中心とした機動部隊。 基本的に佐世保を母港としている。 艦隊司令官は塩見周子中将。
空母3隻、軽巡2隻、駆逐艦10隻、護衛艦6隻

第一航空戦隊 空母<白鳳><海鳳>
第五航空戦隊 空母<隼鷹>
第一防空戦隊 軽巡<石狩><高梁>、駆逐艦10隻
第二潜水戦隊 潜水艦<伊11><伊12>

  • 第三艦隊
同じく空母を中心とした機動艦隊。基本的に舞鶴を母港としている。 艦隊司令官は月美津聖二中将。
空母5隻、軽巡2隻、駆逐艦10隻、護衛艦8隻

第二航空戦隊 空母<翔鶴><瑞鶴>
第六航空戦隊 空母<雲龍><神龍><紅龍>
第二防空戦隊 軽巡<雄別><雄物>、駆逐艦10隻
第三潜水戦隊 潜水艦<伊13><伊14>

  • 第四艦隊
同じく空母を中心とした機動艦隊。 基本的に大湊を母港としている。 艦隊司令官は生石明中将。
空母2隻、ヘリ空母1隻、軽巡2隻、駆逐艦12隻、護衛艦6隻

第三航空戦隊 空母<紅鶴><紅鶴>
第四航空戦隊 ヘリ空母<飛鳥>
第二水雷戦隊 軽巡<神通><夕張>、駆逐艦12隻

  • 第六艦隊
潜水艦を主力とした艦隊。 主に通商破壊や後方錯乱等に当たる。 司令官は前川みく中将。
潜水艦45隻

艦艇一覧

戦艦

  • 肥前型戦艦

同型艦 肥前 壱岐
4隻 丹波 石見
性能諸元
基準排水量 98,100t
全長 307.8m
全幅 43.8m
最大速度 31.0kt
航続距離 10,500海里/18kt
武装 46cm45口径三連装砲 4基12門
オットー・メラーラ127/54 単装速射砲 4基
ハープーン4連装発射筒 6基
Mk.41 mod.34 VLS&br; ・ESSM 短SAM 前部29セル、後部48セル
RAM Mk.31 GMWS 6基
Mk.15 Block1B CIWS 2基
搭載機 SH-60K対潜ヘリ 2機

改尾張型戦艦。 原設計のままでも優秀な防御力を発揮した尾張型を戦訓をもとに改設計された。

  • 山城型戦艦
同型艦2隻 山城 薩摩
性能諸元
基準排水量 105,300t
全長 315.6m
全幅 44.2m
最大速度 29.9kt
航続距離 12,100海里/18kt
武装 46cm45口径三連装砲 4基12門
オットー・メラーラ127/54 単装速射砲 6基
ハープーン4連装発射筒 6基
Mk.41 mod.34 VLS&br; ・ESSM 短SAM 148セル
RAM Mk.31 GMWS 6基
Mk.15 Block1B CIWS 4基
搭載機 SH-60K対潜ヘリ 2機


  • 改大和型戦艦
同型艦 土佐 伊予
4隻 讃岐 阿波
性能諸元
基準排水量 71,000t
全長 275m
全幅 40.1m
最大速度 30kt
航続距離 8,500海里/18kt
武装 46cm45口径三連装砲 3基9門
オットー・メラーラ127/54 単装速射砲 8基
ハープーン4連装発射筒 2基
54式汎用導弾発射管 64セル
RAM Mk.31 GMWS 10基
37式4連装巡航誘導弾発射機 4基
搭載機 SH-60K対潜ヘリ 2機

北海道戦争時最新鋭だった大和型戦艦を改良した戦艦。 改良工事の結果若干排水量が重くなり、その分速力が少し落ちた。 だがその分攻防を高いレベルでまとめた優秀な艦に仕上がっている。 

空母


  • 白鳳型空母

同型艦
2隻 白鳳 海鳳
性能諸元
満載排水量 104,600t
全長 350.4m
船体幅 41m
発着甲板幅 70.5m
最大速度 31.0kt
武装 ファランクスCIWS 3基
ESSM 短SAM8連装発射機 3基
RAM 近SAM21連装発射機 2基
搭載機 七五式艦上戦闘機征風 46機
73式艦上攻撃機神山 24機
SH-60K対潜哨戒ヘリ 8機
V-22オスプレイ 2機
早期警戒管制機飛鴎 4機
合計 84機

  • 翔鶴型空母

同型艦 翔鶴 瑞鶴
4隻 紅鶴 天鶴
性能諸元
満載排水量 102,000t
全長 333.4m
船体幅 41m
発着甲板幅 76.8m
最大速度 31.0kt
武装 ファランクスCIWS 3基
シースパロー 短SAM8連装発射機 3基
RAM 近SAM21連装発射機 2基
搭載機 七五式艦上戦闘機征風 44機
73式艦上攻撃機神山 16機
SH-60K対潜哨戒ヘリ 8機
早期警戒管制機飛鴎 4機
合計 62機

  • 型空母




巡洋艦

  • 川内型巡洋艦

同型艦 川内 那珂
4隻 夕張 神通
性能諸元
基準排水量 8,900t
全長 175.5m
全幅 17.8m
最大速度 34.0kt
航続距離 7,400海里/14kt
武装 オットー・メラーラ127/54 単装速射砲 2基
90式/17式SSM 4連装発射筒 4基
Mk.41 mod.34 VLS&br; ・ESSM 短SAM (64+32セル)2基
Mk.15 Block1B CIWS 2基
搭載機 SH-60K対潜ヘリ 1機

石狩型で達成した防空能力をよりコンパクトなサイズで、より安価にすることを目的に建造された防空巡洋艦。
その結果船体が一回り小さくなり、コストカットと建造期間の短縮に成功しているがその分居住性が悪化していて乗組員からは不満の声が上がっている。

  • 石狩型巡洋艦

同型艦 石狩 高梁
4隻 筑後 雄物
性能諸元
基準排水量 12,550t
全長 193m
全幅 27.5m
最大速度 34.5kt
航続距離 8,000海里/18kt
武装 Mk.45 mod.6 62口径5インチ単装砲 2基
Mk.50 mod.10 VLS(64+64)
17式 SSM-2B SSM4連装発射機 4基
HOS-303 3連装短魚雷発射管 2基
SH-60KR 3基

扶桑海軍が初めて建造した、大型ミサイル巡洋艦である。 本艦の特徴として、まず新型の対空レーダーである『FCS-5CL』にある。
これは現在最新鋭の『AN/SPY-3レーダー』と『FCS-3/4』を複合させることによって、双方の長所をかなわせつつ、イージス艦並みの同時捕捉能力を持ちつつ、かつ〝より確実な撃墜能力の保持〟を目的として開発され、結果その目標撃墜能力はいかなるときでも90%以上を保つ記録を出すにいたる。
その能力は北海道戦争においても遺憾なく発揮され、戦争終結後に増産が決定された。現在でも扶桑艦隊における防空の中心を担っている。





  • 富士型巡洋艦

同型艦 富士 鳥海
4隻 磐梯 八甲田
性能諸元
基準排水量 3,8500t
全長 248m
全幅 27.5m
最大速度 34kt
航続距離 8000海里/16kt
武装 50口径35.6cm砲 連装 5基10門
Mk.50 mod.10 VLS(64+64) 1基
17式 SSM-2B SSM4連装発射機 4基
61.0cm 4連装魚雷発射管 2基
SH-60KR 3機

北海道戦争の結果水上砲撃戦が起こりえる可能性があることが判明したため、戦艦を補助するための戦力として建造された一等巡洋艦。
主砲は筑波型に搭載されていたものを手直しして搭載している。
分艦隊旗艦としての運用も考慮されており司令部要員を乗せるために艦橋は大型化し、その威圧感から稀に砲艦外交に用いられることもある。






駆逐艦



  • 八重雲型

性能諸元
基準排水量 6,850t
全長 152m
全幅 16.5m
最大速度 34kt
航続距離 8000海里/16kt
武装 Mk45 62口径127mm連装速射砲 2基
高性能40mmCIWS 1基
Mk.41 mod.29 VLS 106セル
90式4連装短魚雷発射管 2基


  • 旗風型

性能諸元
基準排水量 3,980t
全長 132.5m
全幅 16.3m
最大速度 31kt
航続距離 7500海里/16kt
武装 62口径5インチ単装砲 1基
Mk.41 VLS(8セル) 2基
Sea RAM 1基
17式SSM 4連装発射筒 2基
90式4連装短魚雷発射管 2基


  • 桜型



護衛駆逐艦


  • 1号型


性能諸元
基準排水量 1,830t
全長 117m
全幅 11.8m
最大速度 29.5kt
航続距離 4,200海里/18kt
武装 62口径5インチ単装砲 1基
高性能40mmCIWS 1基
17式SSM 4連装発射筒 4基
90式4連装短魚雷発射管 2基



  • 20号型
性能諸元
基準排水量 1,850t
全長 88.9m
全幅 11.4m
最大速度 29.5kt
航続距離 2,200海里/18kt
武装 62口径127mm単装速射砲 1基
高性能40mmCIWS 1基
17式SSM 4連装発射筒 4基
90式4連装短魚雷発射管 2基



ミサイル艇


  • はやぶさ型

同型艦 多数
性能諸元
基準排水量 200t
全長 50.1m
全幅 8.4m
最大速度 44kt
武装 62口径76ミリ単装速射砲 1基
12.7mm単装機銃M2 2基
17式 SSM連装発射機 2基

北海道戦争で壊滅した海上機動戦力を補助するため大量に建造され整備された中型ミサイル艇。
近海防衛にならそれなりに使えると判断され、現在も増産が続いており総数は200隻を数える。




潜水艦


  • 伊1001型

性能諸元
基準排水量 1,350t
全長 160m
全幅 21.6m
最大速度 70kt
巡航速度 20kt
武装 魚雷発射管 6門


トリウム溶融塩型原子炉を動力として用いる『電磁推進』試験潜水艦。超潜伊10001 須佐之男号の随伴艦兼先行試作艦などとして建造された。設計当初は核融合炉搭載が検討されていたが開発が遅延して間に合わなかったため、急遽実用化が適った『トリウム溶融塩型核反応炉』を搭載する事となった。
艦種は『水中作戦支援潜水艦』とされ、敵艦のスクリュー音等を探知して得たデータを収集する情報収集が主任務であり、武装は少ない。但し高速航行時の噴射水流を活かして敵潜水艦や味方艦に向かった魚雷を破壊することも可能(ただし高速航行時に発生する渦流が敵艦に探知されてしまうが超高速のため攻撃するのは困難)。

伊215型

性能諸元
基準排水量 2900t
全長 84m
全幅 9.5m
最大速度 13kt(水上)/20kt(水中)
武装 魚雷発射管 6門
潜水艦魚雷防御システム(10番艦以降)

北海道戦争以前では最新鋭の通常動力潜水艦。 いわゆるそうりゅう級である。
扶桑海軍初の非大気依存推進(AIP)潜水艦であると同時に、世界で初めて機関の構成要素にリチウムイオン蓄電池を採用した潜水艦級でもある。
合計で24隻が建造され、扶桑潜水艦隊の中核をなす存在となっている。

  • 伊10型

性能諸元
基準排水量 9,000t
全長 120.m
全幅 13m
最大速度 35kt(水上)/55kt(水中)
武装 533mm魚雷発射管 8門

扶桑海軍が初めて建造した攻撃型原子力潜水艦である。 同型艦は6隻。








  • おまけ(扶中戦争の前触れ)

<<海護第10管区より緊急連絡! 護衛艦が撃沈された模様です!>> <<はぁ!?>> <<それは真か? 詳細は分からぬのか?>>
<<情報が錯誤しており詳細が分からないのですが、人革連の艦隊に撃沈されたとも台湾海軍に襲われたとも…>> <<とにかく情報収集だ、それから第二艦隊に出撃準備命令を、護衛艦乗員の救助部隊は?>> <<那覇より護衛艦2隻がすでに出港した模様です>> <<わかった>>
<<第10管区より続報、どうも人革連の艦艇に襲われた模様です、領海侵犯した相手にいつもの感じで抗議したところいきなり主砲を撃ってきたとか>> <<人革連政府からは何か言ってきたのか?>> <<いえ、まだ何も… 外務省を通じて抗議はしているようですが>> <<まさか、いきなり戦争を仕掛けてくることはあるまいが… 念のため警戒レベルを3に、いつでも艦隊を動かせるように準備しておけ>> <<了解しました!>>

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最終更新:2020年07月26日 16:46