ローマ帝国

国家名 ローマ帝国
国の標語 限りなきローマ
皇帝 皇帝
独裁官 ユリウス・アウレリウス・クラウディアス・アントニウス・ロマヌス
執政官 グナエウス・コルネリウス・アンナエウス・プルケル
首都 ローマ
最大の都市 ローマ
人口(現在) 30.000.000人
公用語 ラテン語、英語
通貨 ソリドゥス
宗教 キリスト教
軍隊 ローマ帝国親衛隊
ローマ帝国陸軍
ローマ帝国海軍
ローマ帝国空軍

ローマ帝国(羅:Imperium Romanum/英:Roma Inpeir)とは、イタリア半島のローマを首都とする帝政の国家である。ターン10164にユーラシア連邦から改名し、現在に至る。
ちなみに改名した理由は中の人が碌にバックアップデータを取っていなかったことと、設定内の戦力・国土が極端にインフレ化していたこと、中の人が最近ガリア戦記を中心とした古代ローマ系の本を読み始めたためといわれている。

ローマ帝国の情勢

ローマ帝国は欧州ユーラシア圏の新たな支配者として君臨し、北アフリカや西アジアの諸国を併合しながらユーラシア大陸西部の一大勢力として君臨している。しかし、かつてはユーラシア圏を支配していたユーラシア連邦や独立治安維持部隊などの旧支配勢力から大きな反感を買うのは必然であり、残存経力の更なる結束を促してしまう。また、ローマ帝国は自らに属していない各独立コロニーや国家を「敵国」扱いし、圧倒的な経済力を通じてありとあらゆる関税を課す、経済封鎖などの多くの搾取や嫌がらせを行うようになった。企業は新たな「雇用主」としてローマ帝国と蜜月状態に入り、圧倒的な資本力を活かしている。一方で数多くの独立したコロニーや旧国家郡は弱り果てた。小アジアを中心としたユダヤ系の巨大勢力「ザイオン王国」は全体主義のユーラシア連邦や拝金主義と化したローマ帝国と相容れないと割り切っている。遺伝子調整されたデザインベイビーが中心となって作り上げたウラル山脈より東側一帯に位置する新世代型コロニー国家群「シャンツェ連邦共和国」も「差別排他主義」の連邦や金の亡者となったローマ帝国と相容れないとし、アフリカから半ば強制的に移住させられた白人系国家「アフリカ社会主義共和国連邦」も企業と密着しているローマ帝国や旧支配者のユーラシア連邦は信用できないとして独立コロニー国家同士で軍事同盟を結ぶ。

政治


帝国政府

建前はローマ皇帝が全統治権を持つとされているが、立憲君主制を採用しており一般的には帝国議会と行政府、ローマ皇帝の三機関によって成り立っている。アメリカの合衆国制に皇帝という強い権限をぶっこんだようなものといえば大体あっている。国全体の統治体制は帝国というより「ローマ帝国と欧州・西アジア諸国による連邦」といったほうが近く、ユーラシア連邦時代の連邦制を踏襲している部分がある。
帝国政府の権限は、順に帰化、破産、通貨、度量衡、通商、郵便、著作権、国際法、宣戦、軍の統制規律などに関する事項に限定されており、加えて、これらのための徴税と借金を行うことが認められている。

皇帝

基本的には平時は議会優先とされ平時における皇帝の権限は強くない。この時の権限はローマ皇帝には親衛隊と呼ばれる独自の軍事組織する権限が与えられているほか、帝国内のあらゆる法案や決定に拒否権を持つ、立法権を持つ帝国議会の召集が可能が挙げられる。さらに対外戦争や内紛による国家の混乱、疫病の流行などの非常事態時において、権力が分散しているのは非効率だとして有事の際に関しては皇帝統帥権と呼ばれる非常に強大な権限を有する権力を持つ。
皇帝の大権は国政の主要決定のほぼ全てにあるが、その行使は憲法的法規もしくは憲法的慣行によって制約され、多くは普通選挙で選ばれた政務官に対して責任を持つうえに執政官の助言に基づいて成される。行政府が立法府の信任を必要とする議院内閣制であるが、議会での執務官指名選挙は行われず、皇帝がローマ帝国憲法に従って立法府多数党派のリーダーを執政官に任命し行政府を組織する。そして行政府の方針を皇帝もしくは執政官が議会で読み上げ、それに対して立法府が信任投票を行う。

帝国枢密院

古代ローマ帝国で言うところの元老院で皇帝の諮問機関として機能している。帝国議会の上院に元老院の名前が当てられたため枢密院の名前をとっている。
平時は勅令、法律、条約、予算案を議論して皇帝に上奏する機関で、統帥権発動の際に関しての助言と近辺の警護などが主な役割となっている。枢密院の権限は、「皇帝の機関」としての権限と「国家の機関」としての権限とに分けられるため、基本的に三権のひとつとして立法を担当する帝国議会と比較すると、枢密院の議決は法的拘束力を持たない。
皇室の機関としての権限は議決を行なう事項と諮詢に応える事項とに分けられる。議決を行なう事項には、皇帝が久しきにわたる故障によって摂政を置くべき場合の決定、皇帝の故障が止んで大政を親らする場合の決定、摂政または摂政たるべき者の順序の変更である。この場合は枢密院は帝国会議とともに一時、国家最高の意思決定機関となる。これらの事項については諮詢をまって初めて意見を開陳するのにとどまり、みずから発議を行なうことはできない。
国務に関しては諮詢に応えるのみでみずから発議を行なうことはできない。その決議が採納されるか採納されないかは政務長官の輔弼による。枢密院の議に付せられるべき事項は、勅令に関する草案および疑義、戒厳の宣告、緊急勅令および罰則の規定のある勅令、枢密院の官制および事務規程の改正、その他臨時に諮詢された事項などである。なお、行政裁判法には、これらのほかに権限争議の裁判も枢密院の権限と規定される。
枢密院は緊急時以外では施政に関与することができず、政務長官以外と公務上の交渉を行うことを禁じられている。

立法府(国会)

帝国議会は元老院(上院)と平民会(下院)からなる両院制の議会であり、臣民全体から抽選された議員から構成される帝国議会は政務官を選出し、その政務官たちが政務を行う。法律制定等の立法権として憲法上分類されている事項の議決権限は、両院対等である。ただし歳入法案先議権、弾劾訴追権は平民会のみに与えられ、一方、元老院は法律や財政、執務官の承認権、執政官への助言と同意、政務官の選書、行政府の不信任議決、条約の批准承認権、弾劾裁判権は外交上の決定権などにおいて平民会よりも強い権限が認められているほか、執政官の諮問機関で決議も元老院の承認がなければ非正統とされた。普通元老院の方が威信は上と考えられている。
また(通常、皇帝からの要請による)宣戦布告および軍事行動の承認も帝国議会の権限である。
元老院は、各州から2議席ずつの計350議席、任期は6年で2年ごとに3分の1ずつ改選で、各州の意向を反映したものとなっている。下院は、各州の人口を考慮した定数の合計530議席 *1 から構成され、任期は2年。こちらは輿論に敏感な人民を代表する院として機能している。
一般的に、元老院は上流層の意見を反映し、平民会は中流層、下流層の意見を反映しているとされている。その中で執政官は上下両院のバランスをとる役割を期待されている。

行政府(内閣)

行政府は、首席である執政官とそれを補佐する執政補佐官、そして各省庁の代理人ら政務長官によって構成されている。執政官は平時における内政の最高責任者であるとともに軍の最高司令官、首席外交官、そして党首としての地位を有する。また、執政官はローマ帝国軍の最高司令官としての権限を持つ。これは、宣戦布告や軍隊の募集および編成は帝国議会の権限であるが、悠長に待っていられないときや先制攻撃が望めないときに限って議会の承諾なしに戦争を開始できる。しかし事前に皇帝に意見を具申する必要があり、執政官の独断で戦争できないようになっている。さらに国土に外敵が侵入され行政府が機能しない場合などは、大権は皇帝と独裁官に譲るものとされている。
帝国の執政官は内政を指導する強力な手段を持っていない。世論形成への指導力は大きいが、法案提出権はないうえ(拒否権はある)、予算も個別法律なので完全に議会の権限である。執政官が一般教書演説などで議会に対し、法律制定や予算調達を要請するといったシーンがよく見られる。
他方、外交権は基本的に執政官に属しているが、元老院が出席議員の2/3をもって同意する条約承認権を持っており、事実上の強い留保となっている。
各省長官を初めとする帝国政府高官の任命には元老院の助言と同意が必要であるが、執政官と元老院多数派の政党が異なる場合においても、元老院多数派が一致して自党員の登用を要求するような事態は起こっておらず、執政官と異なる政党の人物が登用されるケースは執政官と元老院多数派の党派の一致・不一致を問わず異例のことであ。帝国政府の高官人事は概ね政務官のイニシアティブによって行われ、また執政官令による帝国政府・軍への直接命令も可能であるため、帝国政府は国家の存亡がかかった事件でもおきない限りは執政官の指揮に従って動くことになる。

五大公


独裁官

ローマにおける行政の長は、補佐役を含めて2人であった。しかし、外敵の侵入や疫病の流行、政治的混乱など、国家の非常事態が発生した場合、三権分立のような権力が分散されている状態は非効率的である。そこで皇帝は強大な統帥権を発動し、全ての権限を皇帝に戻し帝国議会の流動化を計った。
しかし皇帝一人で強大な権限を持たせて対処させるには限度があると判断した帝国枢密院は、そういった場合には皇帝の補佐役として執政官と政務長官よりも強大な権限を与えて事態に対処させることとした。早い話が皇帝の息の掛かったメンバーで編成された臨時行政府。
独裁官は、帝国議会が非常事態と認定したときに、皇帝の要請によって枢密院が枢密院の中から摘出される。
通常時の全ての公職者は独裁官の下に置かれ、独裁官の決定は護民官の拒否権によっても覆せないものとされた。また、当然インペリウム(国軍の統帥権)が与えられた。

ローマ帝国省庁一覧
  • 外交省
外務省に相当する行政機関。外交政策の策定と実施に総合的な責任を持つ執政官に助言する。国務省は、海外におけるローマ帝国の権益を評価し、政策および将来の活動について勧告し、既定の政策の実施に必要な措置を取る。また、ローマ帝国と諸外国との間の連絡と関係を維持し、新しい国家や政府の承認について執政官に勧告し、外国との条約や協定の交渉を行い、国際連合その他の主要な国際機関でローマ帝国の立場を代弁する。

  • 治安省
内政を管掌する治安機関。総合的な国内治安、犯罪対策、大規模自然災害に対する政策を担当するほか、出入国管理、セキュリティ、帝国の防諜、犯罪対策を行う。ローマの警察機関であると同時に、旧連邦派や自由国民戦線の残党の対策のための軍事組織である治安維持部隊、沿岸警備隊、国境警備隊などの準軍事組織を有する。

  • 環境省
ローマ帝国における環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全並びに原子力の研究、開発及び利用における安全の確保を図ることを任務とする。同省の魚類野生生物局は、野生生物保護地区、湿地管理地区、国立魚卵孵化場と野生保護法執行機関の連絡網を運営している。同省国立公園管理局は、国立公園と記念物、景観道路、河川、海岸、レクリエーション地域、史跡を管理し、この活動を通じて、ローマ帝国の自然遺産と文化遺産を保護している。

  • 財務省
帝国政府の歳入管理を目的とした行政機関。帝国の通貨受け入れおよび管理について責任を負う。財務省は合衆国内で流通するすべての紙幣および硬貨について製版印刷局および造幣局を通じて印刷および鋳造を行う。また国税局を通じて連邦税の徴収を行う。

  • 国防省
ローマ帝国の国防、軍事を統合する官庁である。陸軍、海軍、空軍の3つの軍事組織を管理・運用し、これに関する軍務を遂行することを目的としている。

  • 法務省
帝国行政府における司法関係事務をつかさどる機関である。当然のことながらローマ帝国最高裁判所を頂点とする司法府に対する指揮命令権等は三権分立の観点からもたない。ローマ市民法により、市民の利益を守りまた、市民に公正で公平な権利を保障することを目的としている。

  • 教育省
教育を司る帝国の行政機関の一つ。教育の振興および生涯学習の推進を中核とした豊かな人間性を備えた創造的な人材の育成、学術、スポーツおよび文化の振興並びに科学技術の総合的な振興を図るとともに、宗教に関する行政事務を適切に行うことを任務とする

  • 労働省
すべての臣民の生活の保障及び向上を図り、並びに経済の発展に寄与するため、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進並びに労働条件その他の労働者の働く環境の整備及び職業の確保を図ることを任務とする内閣機関。この任務を達成するため医療・健康・福祉・年金や、労働・雇用を所管する。

  • 経済省
民間の経済活力の向上及び対外経済関係の円滑な発展を中心とする経済及び産業の発展並びに鉱物資源及びエネルギーの安定的かつ効率的な供給の確保を図ることを任務とする。主に経済産業政策、通商政策、産業技術、貿易・商務流通政策などを所管する。ユーラシア連邦崩壊時にもかかわらず彼らの市場操作によってわずか5%に留まらせるワザマエを持つ狂人集団として知られている。

  • 農業省
食料の安定供給の確保、農林水産業の発展、農林漁業者の福祉の増進、農山漁村及び中山間地域等の振興、農業の多面にわたる機能の発揮、森林の保続培養及び森林生産力の増進並びに水産資源の適切な保存及び管理を図ることを任務とする。主に農業・畜産業、林業、水産業をはじめ、食料の安全・安定供給、農村の振興などを所管する。

  • 造営省
土木関連の総合的かつ体系的な利用、開発及び保全、そのための社会資本の整合的な整備、交通政策の推進、気象業務の健全な発達並びに海上の安全及び治安の確保を図ることを任務とする。国土計画、都市、道路、建築物、住宅、河川、港湾、官庁営繕、国土の測量、交通・観光政策、気象業務、防災対策、周辺海域の治安・安全確保など、国土・交通・社会資本整備に関する事項を管轄する。ローマ市内の地下に巨大多層ジオフロントを作ったほか、世界稀に見る巨大国道「ローマ街道」の敷設、ユーラシア連邦時代の遺物であるユーラシア大陸鉄道のインフラ整備などを行っている。

大審院(司法)

司法を司る組織であり、主に帝国最高裁判所とその下に設置される下級裁判所を運営している。憲法草案の立案と、解釈や改正について議論する機関であり、公平かつ公正に事実認定及び法の解釈を行い、法的な紛争を解決することを責務としている。特にローマ帝国憲法によって与えられた権利と自由を守るという役割を持つことから、「憲法の番人」と呼ばれている。ローマ帝国憲法は三権分立の制度をとっており、立法権を担う帝国議会、行政権(執行権)を担う執政官、司法府である帝国裁判所がそれぞれ独立性を有するとともに、相互に監視・牽制しあうチェック・アンド・バランスのシステムが成立している。
帝国議会は、下級裁判所を設置し、裁判所の管轄権を規定し、各裁判所の法務官の定数を定める権限、執政官の指名した帝国法務官(裁判官に相当)候補者を元老院が承認する権限、帝国裁判所の予算の承認権を有する。また、執政官は、帝国法務官候補者を指名し、元老院の承認の下に任命する権限を持つ。そのほか、帝国裁判所は、刑事事件の訴追や民事事件での帝国政府の代表を行う司法省、法廷警備や裁判官の警護を行う帝国保安官、帝国裁判所に建物を提供する帝国調達庁など、各種の行政機関と密接な関係を持っている。
しかし、同時に、司法には臣民の自由を守るという使命があることから、裁判の遂行がこれらの政治権力によって歪められないよう、司法権の独立を保障するための憲法の規定が設けられている。

治安維持調査庁

司法省の外局で、ローマ帝国の情報機関の一つ。アゲエンテス・イン・レブス(検察官)と呼ばれている。破壊活動防止法や無差別大量殺人防止規制に関する法律に基づき、それらをやりそうな団体の調査を行っている。ある団体が破防法や無差別大量殺人法に抵触しているとされた場合は、それらに解散命令を出すよう公安審査委員会に審査を要請する。仕事の大半は調査と監視だが、それによってテロ組織やスパイに関する膨大なデータを治安維持警察とは別に保持している。というか被っている情報もたくさんある。それ故に治安維持警察と治安維持調査庁を統合する話もなくはないが、いかんせん所管する官庁も役目も違うので、今でも別に動いている。その代わり警察との情報共有はされている。

治安維持委員会

司法省の外局。治安維持調査庁の要請に基づき、ローマ帝国憲法を否定する主義・思想の団体を取り締まったり、破壊活動防止法などに抵触した団体を審査し、その結果として団体に対し解散を命じる権限を持つ。主張しただけで解散になるという非常に強硬な姿勢を取っており、革新共産党と自由国民戦線に解散命令が出ている。

警察

ローマ帝国内務省が有する治安維持機関。扶桑皇国と並び、警察官の優秀さには定評があるとされる。主な活動内容は人の生命、身体及び財産の保護と、犯罪の予防、鎮圧、捜査および被疑者の逮捕、交通の取締りやその他公共の安全と秩序の維持のための活動である。某世紀末を思わせるような大戦争の後に建国された国だけあって治安は未だ不安定な部分があり、異端者やレイバー、作業用MT、果てにはACを用いた凶悪犯罪が日常茶飯事に起きているので、相対的に警察にもACやパトレイバーなど強力な兵器を保有している。警察官としての不撓不屈の精神を鍛えるために、海兵隊並みの厳しい地獄の訓練が施されることで有名。犯罪を未然に防ぐことはもちろん、殺人や窃盗、麻薬、猥褻などの諸犯罪の検挙率はかなり高い。交通機動隊はスタントマンまがいの変態運転を行うことで知られており、ショーなんかではよく披露されている。徹底的に犯罪者を追い詰める姿勢から、「地獄の番犬」と評されている。腐敗警官や無気力警官もいれば奥ゆかしい老警官や優しい警官もいる、混沌とした組織。

組織

警察庁は主に政策・企画を担当し、捜査・取締りなど警察の本来の業務を担当する実行部隊の役割は帝都警察や省警察に委ねられている。省やその地方自治体の機関としては各省州公安委員会の管理の下に州警察が設置されるのがローマ帝国の警察組織の基本構造であるが、帝都であるローマだけが特別に「ローマ警察本部」でなく「帝都警察」という名称になっており、その呼称も「本部長」ではなく「警視総監」となっている。これはユーラシア時代は特定の首都を持たなかったが、ローマ帝国となった現在は国の中枢たる帝都を守るために組織された。
大戦以来頻発に発生する凶悪犯罪やテロリストの襲撃、浮浪する異端者、野良ニンジャ、企業連の治安維持機構でさえも抑えられなくなった企業の暴走といった状態を想定し、それらに対する抑止力として国防軍的性格が強い組織となっている。再建が覚束ないローマ軍に代わり、敵性国家の侵略など有事の際には、軍と協力して前線で戦ってもまったく支障が無いくらいまでには鍛えられている。

帝都警察

その名の通り、帝国の中枢であり皇帝が居住する帝都であるローマの治安を維持するために組織された警察組織。多少思想に難がある者が多いが能力上は優秀な者で構成されている。難があるといっても治安維持警察や捜査警察と比べるとまだマシなほうである。帝都を管轄とし、旧ユーラシア軍やローマ帝国軍の払い下げの重火器で武装し、強力な実力行使をもって帝都内に巣食う過激派やマフィアシンジケートを制圧・殲滅している。軍事装備はかなり本格的で、高性能短SAMや迫撃砲、攻撃ヘリ、旧世代の戦車や装甲戦闘車を保有し、特別機甲警備隊と呼ばれるパワードスーツを着た専用の大隊を有している。一般警察官のほかに退役軍人や負傷軍人などの天下り先であり、彼らの軍事指導の下、狂信的な正義感を持つ警察と屈強な兵士としての実力を併せ持つある意味最悪な警察組織が出来上がってしまった。

警察庁警備局

治安維持警察や捜査警察の中でもかなりまともな思想回路をもったさらに優秀な警官を抽出し組織された組織。警察庁警備局には、治安維持課、外事捜査部などがあり、これらが帝国の公安警察、外事警察を束ねている。そして、帝都警察を始めとする各省の警察本部には、それぞれ治安維持・捜査を担当する部署がある。中でも、「公安部」という独立した専門組織を持つのは帝都警察だけである。指示命令をする立場の警察庁警備局には実働部隊はいないことからも、帝都警察治安維持部は治安維持警察の中の治安維持警察という位置づけである。帝都警察治安維持部の実態については非公表となっており、警察外部はおろか、同じ警察官でありながら、他部署にいてはその詳細が知れないほど、秘密主義が貫かれている。帝都警察治安維持部が監視・取り締まりの対象とする範囲は、大きく国内の組織と海外のスパイに分かれる。前者の担当部署が「治安維持総務課」と「治安維持0~5課、9課」で、後者の担当部署が「外事捜査1~4課」である。

近衛警察

皇居を警護するという性質上親衛隊直属の組織であり、内務省所属ではないが念のためここに表記。狂信的ともいえる高い忠誠心と戦闘能力を持った警察官らによって組織されており、幹部クラスには異端者やニンジャが普通に在籍している。「銃弾がゴミになるから」という謎の理由で皇居内での装備は高周波ブレードか槍しか持たせてもらえないが、その手に剣を握らせればジェダイの如く剣捌きで侵入者を圧倒し、多対一ならば異端者やニンジャ相手にも引けをとらない戦闘能力を有している。

省警察

基本的には旧連邦警察と同じ組織編制となっており、実際旧構成国の国家警察の名前が変わっただけの組織。各省、州、県、都、市、町、村などの各自治体が、自組織が治める管轄ごとに独自の警察を設置できるようになっている。治安維持部隊ほどではないが装備はかなり充実しており、軍事訓練を受けた装甲兵員輸送部隊や砲兵部隊を備えている。非常に強力な装備とローマ皇帝お墨付きの絶大な権力を持っているため一般国家のようにマトモじゃないどこか頭のねじが数本吹っ飛んだような警察官が目立ち、現行犯や取締りから逃れようとする犯罪者に対して普通に拳銃を打ち込んだり、必要とあればマグナムをぶっ放したりショットガンなどの重火器で被疑者の来る孫と吹き飛ばしたり、戦車とヘリでテロリストを叩きのめし、時には帝国警察と協力の下で麻薬シンジケートを追跡し、犯罪者を社会的に抹殺するための超法規的な秘密警察の投入も可能なフレキシブルで強力な警察組織となっている。しかし下記の治安維持警察と比べるとまだ優しいほうである。

治安維持警察

いわゆる公安警察。警察庁警備局が頭脳となり、各省警察本部と各署の警備局公安課と外事課がヒューミントを行う防諜機関。一応警察に分類されるが軍隊並みの戦力を有し、しばしば「治安省軍」と呼ばれ準軍事組織扱いされている。
帝国警察と違い、騒乱・内乱を未然に防ぎ、国内の安寧を保つことを目的とする公安警察活動と発生した場合に鎮圧することを目的とする警備警察活動活動を担当する。主に国家の体制を脅かす事案に対応する。国外的には旧共産主義国の政府、国際テロリズム、スパイ活動、国内的には極右暴力団や極左暴力集団、マフィア、犯罪シンジケート、帝国共産党や帝国社会党、市民活動、新宗教団体・セクト、右翼団体、各地を放浪する異端者、ニンジャ組織などを対象に捜査・情報収集を行い、法令違反があれば事件化して違反者を逮捕することもある。さらには、同僚の治安維持警察官、一般政党、中央省庁、ローマ帝国軍、企業連などの大手メディアなども情報収集の対象になっているとされる。その能力は凄まじく、大方の危険要素は全て把握している。他国のスパイや過激派の監視、さらに過激派にスパイを作り、事件を未然に防ぎ、例え事件が起こっても既に犯人の目星はついているど情報収集能力が高い。また過激派に工作員を送り、内部崩壊かあるいは他の過激派と内ゲバの状態に持って行き多くの組織を潰してきた。しかし犯人逮捕のついでに暴行や破壊活動が多く、しばしば「チンピラ警察」と例えられるなど世間からの目は冷たい。

帝国捜査警察

旧ユーラシア連邦警察の後を引き継ぐ形で現在の形になった。主にローマ帝国法に関する事案の捜査を任務としている、もう一つの「治安省軍」。逮捕権のみで起訴権をもたず、主にローマ帝国内で捜査を行う。具体的にはテロ・スパイなど国家の安全保障に係る公安事件、帝国政府の汚職に係る事件、複数の省に渡る広域事件、銀行強盗など莫大な被害額の強盗事件などの捜査を担当する。さらに、誘拐の疑いのある失踪事案では、事案認知から24時間を経過すると、広域事件として省警察から帝国警察に捜査主体が移される。また、一般的には公にされていないが、異端者やニンジャがらみの犯罪も取り扱っており、実行部隊の個々の戦闘能力は治安維持警察に匹敵する者が多い。というか構成員の中に普通に異端者やニンジャがいたりする。治安維持警察に次ぐ兵力を有しており、ライバル意識が高い。さらに構成員は一流大学出身や警察官僚、大手企業などの上流階級に属する人物らの子息などから俊英をよりすぐり組織したエリートのエリートによるエリートのためのエリート警察で、実力があれば出身を問わない治安維持警察とは仲が悪い。しかしエリートといえど思考回路がまともかどうかは別らしく、。「犯罪者に明日は無い」をモットーに普段は法を犯す犯罪者を問答無用で取り締まる。そのためなら周囲の被害をいとわないルール無用の集団である。捜査警察の名前を聞くだけで犯罪者は震え上がり、国民は罵声を投げるほどである。

軍事

基本的に旧ユーラシア連邦軍や旧構成国の国軍の装備を流用している。オーシア連邦に次ぐ兵力を誇ったが、一連の大戦によって兵員が激減している。絶望的な人員不足を解決するために一部サイボーグ兵士やクローン兵士が用いられている。先の大戦と国土の大幅な減少により戦力の低下が著しいが、それを補うべく異端者を軍に取り入れ始めたため今なお世界に与える影響力は強いものになっている。

陸軍

かつて世界最大を誇る兵士の質と量を誇っていたが、現在は機械化が進んでおり純粋な人間の割合はあまり多くない。

海軍

ズタボロ状態のユーラシア連邦残存艦隊とイギリスを中心とした構成国軍の艦隊を元に再編成された海軍。今現在艦船の統一化が図られている。

空軍

防空を担う軍。航空機の保有はもちろん国土防衛から衛星の管理を担当する。近頃宇宙防衛軍なる軍を設立し拡大をたくらんでいる。

国境警備隊

国務省直属の準軍事組織で、国務省の腰ぎんちゃくなどと呼ばれているかわいそうな軍。国境付近の公共秩序の維持と重要施設の警備などを担当する。

沿岸警備隊

主に主権のおよぶ海洋や河川・湖沼での哨戒・警備救難活動を行う組織であるが、フリゲートや駆逐艦、果てにはヘリ空母もどきを保有し下手な海軍よりも軍事力が高いなぞの準軍事組織。

国土

イタリア半島を中心に、イギリス、フランス、ドイツ、ロシアなど旧ユーラシア連邦残党の中心地となるスカンディナビア半島を除くヨーロッパ全域を国土と定め、またヨーロッパ以外では西アジア西部、北アフリカ北部を属州としている。ユーラシア連邦再統合を企てており、周辺の弱小国を庇護下においたり併合して属州としたりして領土拡大を推し進めいている。なお、現地の住民は専ら旧国名で呼んでいる模様。かつての国は周辺の中小国と合併され省と一括りにされた以外は以前と変わらず、各省ごとによって行政が違うのが特徴。周辺国同士による連合に近い形となっており、省内でも場所によっては行政が違うところもある。なお、中の人が分類するのが面倒くさがったため皇帝管轄めいた属州はエジプトのみとする(ヲイ

行政区分

  • 管区
管区とは、帝国政府とは主権を共有しながらも独立した準国家統治体である。州は帝国政府の設置によるものではなく併合前の国家の名残を残したものか、併合した際に合わせて作られた統治体で、その自律性は非常に高い。個別の管区毎に憲法を持ち、管区内の自治体設立も管区の権限でおこなっている。
各管区の地方行政体系・自治構成単位の構成・構造はかならずしも同一ではないが、基本的に管区憲法で地域で分割した行政単位として州が設置されている。州は扶桑の都道府県庁に似た機能をもつ実体的な地方行政組織である。
各管区には州とは別の地方行政区画として各種の自治体があり、これらは扶桑における市町村レベルの機能とほぼ同等である。しかし、帝国の自治体は管区によって区画されて成立したものでなく、住民によって設立され管区憲法に定める手続きによって承認され法人格を得るものであり、自治体が設置されていない地域が国土面積の大半を占めている。

  • 道管区
道管区とは、ローマ帝国における最大の行政区画である。中分類の管区や小分類の州よりも上位に位置づけられている。管区が国にたとえるならば道管区は一種の連邦である。
その統治にはプラエフェクトゥス・プラエトリオ(道長官)が当たる。道長官が有する道管区における権限は、ローマ本国の行政府や立法府に匹敵するもので、軍事と司法、財政と一般行政など、政府のほとんどの分野で幅広く権限を振るった。道管区長はいわばは行政府の補佐官の長であり、軍の副司令官であり、そして主計総監である。さらに各管区には「総督」と呼ばれる、現代で言う国家主席にあたる地位を占めており、総督が各州ごとの執政代官の意向を聞き、管区ごとの意見をまとめ本国に報告するのが道長官となっている。

内地

  • ローマ
ローマ帝国の帝都。厳密なる法規制によって古くからの街並みが保たれた上部都市と、核戦争に耐えうるように設けられた巨大多積層ジオフロントで構成されている。皇帝の居住地であるサン・ピエトロ大聖堂が置かれているバチカンは重要文化財に指定されており、一般的には帝国を代表する観光名所として知られている。 一般人による内部への侵入、写真撮影といった行為は「重要文化財保護」の名目で規制されており、ローマ親衛隊による厳重な警備が敷かれている。

イタリア道管区
  • イタリア管区
皇帝が居住するローマを中心とした半島。元イタリア共和国。ローマ本国とシチリア州、コルシカ州、サルディーニャ州、ガリア・キザルピーア州の4州によって構成されている。さらに、政治経済の中心となる首都郊外区と南イタリアを中心とする食糧供給区の2つによって分かれている。ローマ帝国の中心地であるだけに軍事力は地区内最高であり、イタリア半島そのものが難攻不落の軍事要塞となっている。産業はゲルマニア・ガリア・ブリタンニアに次ぐ生産数を誇る。

  • パンノニア管区
オーストリアやハンガリー、クロアチア、セルビア、スロベニア、スロバキア、およびボスニア・ヘルツェゴビナの各国にまたがる。パンノニア・プリマ、パンノニア・ウァレリア、パンノニア・サウィア、パンノニア・セクンダの4つによって分かれている。

  • アフリカ管区
北アフリカ北部一帯を占める地区。元は北アフリカに位置した諸国。北アフリカ戦争により併合。マウリタニア・ティンジターナ州、マウリタニア・カエサリエンシス州、アフリカ州、キレナイカ州、ヌミディア州によって構成されている。

  • アエギュプトス地区
いわゆるエジプト。ナイル戦争でローマ軍が勝利し属州に。半ば皇帝の私有地みたいな扱いをされており、別荘地が建てられている。アフリカ内では随一の農業生産数を誇る。アフリカ侵攻の要所として多くの親衛隊が駐在している。アレクサンドリア大図書館はかなりの知名度を誇る。

ガリア道管区
  • ガリア管区
フランスやベルギー、スイスにあたる地区。アクタニア州、ガリア・ルグドゥネンシス州、ベルギガ州、ガリア・ナルボネンシス州、アルペス・ポエニナエ州、アルペス・コッティア州、アルペス・マリティマエ、ヘルウェティアなどの多くの州から構成されている。陸軍の兵員数は地区内で最も多く、戦車の保有数はロシア地区の次に多い。多くの軍事要塞が建てられている。農耕が盛んでローマの穀庫と比喩されている。

  • ゲルマニア管区
大ゲルマニア、上ゲルマニア、下ゲルマニア、ラエティア州、ノリクム州、アグリ=テクマテス州など旧ドイツやオーストリア、ベルギー、スウェーデンなどの北欧系国家によって構成されている。少数精鋭を旨とし、兵士の質はかなり高い。陸軍の機甲化が進んでいるほか、潜水艦や軽空母など海軍戦力にも力を注いでいる。工業地帯が多く、高品質で信頼性の高い製品を多く製造する。

  • ヒスパニア管区
スペインやポルトガルのイベリア半島に位置する地区。ベティカ州、ヒスパニア・タラコネンシス州、ルジタニア州によって構成されている。ジブラルタル海峡の軍事要塞化が進んでいる。ブリタンニアに匹敵する海軍国家で、イタリア本島防衛の要として重要視されている。

  • ルシアタニア管区
ポルトガルに位置する管区。

  • ブリタニア管区
アイルランドを含めたイギリス全域を包括する地区。上ブリタンニア、下ブリタンニア、カレドニア州、ヒベルニア州など、旧イギリス及びアイルランドによって構成されている。地区内で最大の海軍戦力を保有するほか、最強の海兵隊を有する。世界の工場の名は伊達ではなく、ゲルマニアに匹敵する工業地区として知られており、最先端の技術の研究や生産が行われている。軽工業は毛織物が盛ん。

オリエンス道管区
  • ビザンティウム管区
ギリシアやアテネなどのバルカン半島部や東欧全域、アナトリア半島一帯を治める地区。欧州部はモエシア州、パンノニア州、ダルマティア州、トラキア州、ダキア州、マケドニア州、アカイア州、キプロス州によって構成されている。イタリア本島に次ぐ文化都市として知られ、東ローマとも呼ばれている。鉱物資源に恵まれており、多くの貴金属を採掘できる。学術研究都市であるコンスタンティノープルには城壁を兼ね備えたサイクロトン研究施設が備えられており、多数のビーム砲によって守られている。

  • サラセニウム管区
ビザンティウム地区以東の小アジア一帯を形成する地区。シリア州、ガラティア州、カッパドキア州、リュキア・パンピュリア州、キリキア州、ユダヤ州、アラビア州、メソポタミア州、パルティア州、アルメニア州、アッシュリア州、ホスルホエネ州、メソポタミア州、アシア州、ビティニア州によって構成されているクルセイダー作戦によって西アジア諸国を制圧し領有化した。テロが頻繁に発生し治安はかなり悪い。ユダヤ州はコンスタンティノープルやジブラルタルに次ぐ軍事要塞と化している。

オラーシャ道管区
  • バルト管区

  • スオミ管区

  • スエビ管区

  • ウクライナ管区

  • ユークトバニア管区
ユークトバニア連邦共和国の国土のうち、ヨーロッパ・ユークの領土を引き継いだ地区。ウラル山脈以東を管轄している。国土が非常に広いため、機動性の高い兵器が重点的に配備されている。地下資源が豊富で、多くの天然ガスや原油が採れる。対アジア戦略の最重要地のため東部方面の海軍戦力は充実している。

社会

ローマ市民権

欧州統一時に、帝国議会はローマ帝国の臣民には、国民としての権利を保障する「ローマ市民権」なるものを制定した。これはいわば国籍及び住民票で、ローマ帝国に在住する全ての臣民が有するものとして全臣民に分け隔てなく与えられるものとされている。ローマ市民権は、人が帝国において働き、生活し、帝国政府のサービスや援助を受けられるなど、その人物が一連の権利や権限を持っているかどうか識別するための法的指標となっている。
そのため、これがなければ手厚い社会保障など各種サービスの提供を受けられないうえに娯楽施設の入場や帝国内での買い物すら出来ないものとされている *2
帝国憲法のローマ市民権条項に従って、統一時にローマまたは現帝国領土内に在住していた者、ローマ帝国領土内で出生した子、帝国市民の父及び母の下に生まれた子、外国籍から帰化した者(帰国子女)などが有する。市民権取得者は、自動的にローマ市民となり同国の構成員となる。ローマ帝国法律では、外国籍の人物でも、ローマ市民権を取得することは可能となっている。市民権を取得していない外国籍人は、ローマ在住者であっても、ローマ帝国の市民権保持者としての市民にはならない。また、外国籍であっても、皇帝と帝国政府に忠誠を誓うための宣誓セレモニーに出場した者や軍役を4年務めた者も保持することができる。
しかし、これらのローマ市民権は、皇帝が持つ異端の能力「八岐大蛇」に由来する能力の一つ「虚実転換術」の効果を促進させるデバイスで、帝国内で虚実転換術が作用しているといえどももこれをもっている者とそうでない者では影響力が違う。そのため、市民権を持たない大玲瓏帝国兵や野良異端者には効果は薄く、統一時に同盟を結んだ大玲瓏帝国の兵士には何の影響もなかった。むしろ帝国内で暴れまわる野良異端者の早期発見に効果があるとされている。また、再犯罪を起こしそうな拘置者などにはあらかじめブラックリストに登録されており、ローマ帝国内で犯罪を犯した場合は身元を割り当て早期逮捕するなど、ローマ帝国内の警察の検挙率の高さにも一役買っている。

ヒュドラ・システム

ローマ帝国内で運用されている社会制度。管轄は厚生労農省。サイマティックスキャンにより読み取った人々の生体力場を解析しそれをPSYCHO-PASSとして数値化しそれをもとに精神の健康状態、個人の能力を最大限生かした職業適性を示し人々が最適で充実した人生を送れるように支援を行う包括的生涯福祉支援システム。精神状態が数値化されたことで効果的な心理療法が確立され、人々は心の安寧を手軽に得られるようになった。さらに犯罪を犯す可能性がある又は犯罪を犯した者は街頭スキャナによるサイマティックスキャンで即座に判別できるようになり、脳内にIRCチップを埋め込まれているため身元を即座に探し当て速やかに検挙するため治安は劇的に改善した。
そもそもは混乱が続く欧州ユーラシアを統一した帝国が国内経済を立て直すための失業者支援策として作られた「職業適性考査」が始まりである。その後、このシステムが発展を遂げヒュドラシステムとして社会を包括的に管理するようになった。システムは都内各所に設置された複数のスーパーコンピューターによる並列処理、あるいはグリッドコンピューティングによって構成されている。
帝国以外のユーラシア諸国は経済崩壊後の混乱が未だ続いておりかろうじて帝国のみがシビュラシステムによって法治国家の体を保っている。帝国政府はヒュドラ・システムの国外輸出政策を進めており、国外の治安回復を試みている。その実験例として東部に位置するトルメキア帝国王都トラスにおいてヒュドラ・システム導入のための試験運用が行われている。

同盟国

  • 企業連
いわずと知れたお得意先。通称「企業」・先の世界ではヨーロッパを支配していただけあって侮れない軍事力を持つが、ローマの台頭によって数々の戦いに破れ、今ではローマ帝国の支配下に置かれている。それでも、地方においてはなお強い権限を持つ。

  • トルメキア帝国
かつてユーラシア解体戦争時にいち早く西アジア周辺国を統合し、ローマ帝国制定までは企業の干渉を撥ね退けて君臨していた大帝国。ローマ帝国が成立する前まではオーストリアまで勢力を広げるものの、欧州統一戦争によってローマ帝国に瞬時に押し返され、西アジア東部にまで追いやられた。今では同盟関係を結んでいるが、実際はローマ帝国の属国と化している。国土はペルシア~インドまでを有する。首都は王都トラス。

  • ボストニア王国

企業

ユーラシア大陸における大勢力の一つ。かつての旧ユーラシアに属する欧州諸国、ユークトバニア、日本などの旧列強諸国の経済圏を中心とした企業連合体を組織している。ロームフェラ、アナハイム、アンブレラ、神羅、ゼネラル・リソース、ニューコムのような経済力、軍事力、技術力の高い企業群が先導して利益追求のために全体として巨大かつ複雑な強力システムを形成している。主な活動目的は企業連の所属する勢力の平和維持(安全保障)や企業連が管理運営する経済や社会などに関する協力、安定、発展の現実である。ちなみに企業連が勝手に決める「決議」「決定」「宣言」その他諸々は、根拠をなんら持たない仲間内での取り決めで、自分達の都合の良いように世界を勝手に作り変えている傲慢極まりない組織である。
先述した大企業を中心に形成されており、圧倒的な経済力と技術力、軍事力で他の振興組織や旧ユーラシア連邦、ローマ帝国に属していない独立国家に対して経済的圧力をかけたり、軍事力で恐喝したりなど横暴を限りを尽くす。
基本的に「拝金主義」であり、利益追求のためなら同じ企業連に属している企業でも平気で攻撃を行ったり環境を顧みない大破壊を行ったり敵勢力であっても潤沢な資金を盛っていたら積極的に協力するなど常識を逸脱した奇行を平気で行う。
上記のとおり、企業は企業連に縛られるということなくそれぞれ独自の権限を持っており、企業連にも明確な本部といった概念が無く、それぞれの企業が好き勝手に運営いている。

主要企業一覧

ローマ帝国を裏から操る暗黒メガコーポ支える主要企業の一覧 。倫理観が崩壊した暗黒メガコーポとあんなものを造り出す変態企業が蔓延る魑魅魍魎の巣窟と化している。連邦解体戦争で主力を担った企業だけに国内の影響力は非常に強いが、欧州統一戦争でボコられた影響か今のところは帝国に恭順である。

企業連合統治機構

通称「企業連」。ユーラシア解体戦争後、生き残った大手企業同士が相互利益のため共存し新たな秩序の維持を目的に組織された企業連盟。かつてユーラシアを支配していた企業は力を失い、各地で物資を巡る争いが頻発する。 破壊と混乱の中で疲弊した企業側は、単独での支配権の確立は困難だと判断、自らの権益の守るために連合統治機構を設立する。主に企業間紛争避けるために企業連治安維持機構の設立や異端者の共同管理機構であるマーヴェリックを設置している。しかし、実際のところは政治的発言力の高いロームフェラの意思を「企業の総意」として代弁するだけの組織になってしまっている。それでも前まで企業間で繰り広げられてきた企業間の利害に絡む資源・資産の所有権争いや間接的な妨害は無くなりはしなかったが目立たなくはなり、企業連が果たした役割は大きいといえる。

治安維持機構

企業間の争いなどの仲裁のために組織された企業連の実働部隊。フランスのパリに本部を構える。民族や国家の枠組みを超えた欧州の平和と治安の維持を目的とし、企業連の平和維持委員会が有する権限によって、統治力を失った国家に代わり企業を法的に拘束できる数少ない非企業組織である。しかし、近年まで企業連所属議員の大半がロームフェラ出身者で占められていたため、調停役の体を装ったロームフェラの代行機関とも言える。ある程度の軍備を保有しているが、中立性維持のために脅威となりうる強力な兵器の保有を意図的に避けていたこと、ロームフェラの影響力などの政治的事情、また傭兵組織「レイヴンズリング」の台頭とそれを活用した企業間の政争、実際の派兵回数の少なさなどから「張り子の軍隊」と揶揄されているが、治安維持機構側は少数精鋭の軍隊と開き直っている。しかし各企業が持つ総合兵力を比較した場合で、近代化のおかげで現在の兵力は一企業が持つPMCsに匹敵する軍事力を有する。ただしリングと比べると空気。ローマ帝国の成立を持って一応の平穏が訪れた欧州だが、自ら撒いた争いの種の後始末役として存続し続けることになる。

マーヴェリック

ユーラシア解体戦争の教訓により、企業が直接異端者やニンジャ、ネクストACを所有し運用することによるパワーバランス(物理)の崩壊の危機感を抱いた企業連が設置した異端者やニンジャの管理機構。しかし、実態はローマ帝国の面倒ごとをまとめて引き受けるニンジャ威力部門としての性質が強く、実質ローマ帝国の手足として動くことが多い。肝心の企業ニンジャの抑止力としての効果も年月の経過とともにその機能・存在意義は薄れ、現在では企業の意を受けたミッション仲介ブローカーのたまり場と化し、実質的な企業ニンジャがマーヴェリック内に多く存在している。果てにはアナハイムや神羅カンパニーのように異端者やリンクスに準ずる戦闘能力を持ったナニカサレタ強化兵士や人工知能を秘密裏に作っており半ば形骸化しつつある。

民間軍事会社「レイヴンズリング」

報酬と引き換えに、あらゆる合法・非合法の以来の実行を請け負う傭兵組織。通称「リング」。もともとは連邦解体戦争後のユーラシア復興に向け、それに関係する企業間の対立を仲裁する治安維持機構を母体としており、復興の完了と同時に解散する予定であったが、「金さえ払えばどんな内容の依頼でも受ける」というその性質がもはや企業にとっては必要不可欠な存在となっていたため、ローマ帝国の台頭とそれによるヨーロッパの復興後にも存続し続けることになる。
ACを乗りこなす構成員は「レイヴン」と呼ばれている。基本的にリング自身は依頼内容や依頼主には一切関知せず、事実上制約はない。傭兵も同様で、各レイヴンに対しても干渉はしないが、ユーラシア内のパワーバランスを崩す恐れのある過激な力を持つ者や勢力、契約違反をした企業や個人に対しては最上位ランカーによって組織された精鋭部隊が投入され相応の制裁を受ける。超強力な傭兵組織で、どの勢力も手を出すことは出来ないアンチェインであり、最強の傭兵集団である。

ロームフェラ財団

財閥系巨大資本グループに属する統合軍需産業。政治的影響力が強いグループでもあり、その恩恵を受けてACや機構化歩兵や対ニンジャ用パワードスーツ開発における地位を確固たるものにしている。プリブスと呼ばれる欧州貴族ら特権階級が母体となって設立された。イギリスのバーミンガムに拠点を置き、ローマ帝国を裏で取り仕切る恐るべき暗黒経済組織。表向きには美しい自然や古きよき伝統の保護を目的に結成された自然保護団体であるが、既得権益の保護と拡大を目的を色彩が強い。機構化歩兵を中心に銃器、弾薬、強化代骨格、ステルス技術、軍用ナノマシン、レールガン、レーションの製造を中心に行っているが、一般的には消費者金融を生業としているイメージが強い。ほかにもカジノ、ホテル、レストランなどの飲食店も経営している。あらゆる手段で借金を取り立てることで知られ、自己破産して借金を支払えそうでも無い状態でもマフィアを用いて取り立てに来させる。偽名を使おうが海外に逃げようががロームフェラ・ネットワークと呼ばれる広大な情報網を持っているため、地獄の果てまで執拗に追いかけてくる。どうしても返済が出来ない場合は家族にまで手が及び、最悪臓器の提出や人身売買などを行うというマッポーぶりは下記の企業らに勝るとも劣らない。さらに負債者を集めてギャンブルを開催するが、これは悪趣味な資産家達に見物させることで参加費や賭け金を徴収する目的で行われている。

OZセキュリティカンパニー

ネクストリングの次の規模が大きい傭兵団体。黄道帯機構(Organization of theZodiac)の略称で、実質ロームフェラ財団の威力部門。もともとは機材を搬送する搬入会社だったが、作業用パワードスーツや外骨格強化服を軍事転用し、高水準の装備と人員をサービスする業務実施、ロームフェラの全面支援を経て民間軍事会社となった。事業内容は直接戦闘、要人警護や施設、車列などの警備、軍事教育、兵站などの一般的なことから戦乱の影響で警察が機能していない地域へ警察代行として派遣、一般企業から一般家庭の警備など日本で言うSECOMやALSOKのようなことまでこなす。

アームズスティック社

ロームフェラ財団傘下の公営組織で、障害者支援を目的で社会福祉事業を行っている慈善事業団体。しかしあくまでそれは表向きの事業で、裏ではクライエントの依頼のもとで敵対勢力への諜報や暗殺などの活動を行う暗黒非合法組織。ロームフェラ財団の進んだサイバネ技術を駆使して全身の80%以上が改造され、ヒューマノイドとして非合法任務に投入される。工作員や戦闘員は戦争孤児や重度の身体障害者の中でも身寄りが無い者、また死刑囚や無期懲役を受けた囚人なども含まれており、社会的に抹殺された後数ヶ月に渡る洗脳研修を受ける。暗殺活動などテロ組織に実力行使を行う作戦部と、スパイ活動を中心とする公安部に分かれている。全身をサイバネ置換された者は作戦二課が運用し、暗殺や保安警備に利用している。その一方で、サイバネ外骨格で培った成果を民生用義肢などにフィードバックし、実績を上げていることで世間の目を欺いている。上記のOZと違い、構成員が構成員だけに公にはされず非正規部隊としての側面が強い。

アンブレラ製薬

アナハイムと双璧をなす暗黒メガコーポ。社名は「傘で人類を庇護する」から由来し、社訓は「人々の健康を庇護する」。一般的にはクリーンな製薬会社として知られており、ローマ帝国の医療分野の90%を独占する。万能細胞や抗がん剤の開発、サイバネ技術の実用化により一般人からの受けは非常にいい。栄養剤や清涼飲料水などを安価で提供するが、それらの中に微量に麻薬成分が含まれており用量を守らずに飲みすぎると麻薬中毒に陥り死ぬまで搾取されることになる。また、感染病を人為的にはやらせておきながらその抗体を取り扱ったり、身寄りの無いホームレスや孤児を引き取る慈善事業を行っているが一部の者は裏で人体事件の材料に使われたりなど論理間の崩壊ぶりがすさまじい。裏では合法ドラッグに加えてクローンウォーリアやバイオ生物兵器の提供先として知られており、特にクローンウォーリアは帝国軍にも採用されている。政界にも太いパイプを持ち、法規などの操作、他社や政財界への二重スパイ活動も行う。また、独自に特殊戦闘部隊 (U.B.C.S.)や保安警察(U.S.S.)などの軍事組織を組織しており、有事の際には即座に対応できるよう配慮されている。バイオ研究には最も力を注いでおり、ニンジャの身体改造からTウィルスやGウィルス、Cウィルスを中心とした細菌兵器から人間と動物をTウィルスによって合成させた冒涜的生物の開発などを行っている。

トライセル社

アンブレラ・グループに属する大型複合企業。名前のトライセルは「海運部門」「資源開発部門」「製薬部門」の3つの部門を統合するといった意味合いがあり、主に北アフリカで勢力を伸ばしている。海運部門は旅客輸送や貨物輸送、海上護送と幅広く取り扱っており、保有する船はタンカーから自動車運搬船、旅客船、果てにはイージス艦や強襲揚陸艦、大型潜水艦まで保有している。開発資源部門はアフリカ各地で発見されたレアメタル採掘鉱山、油田、天然ガス田等の開発を行っており、神羅に勝るとも劣らない影響力を持つ。製薬部門は同じくアフリカで採取した新種・珍種の動植物、昆虫などを基に薬品開発を行っている。

神羅カンパニー

エネルギー関連の独占と供給により、他の追随を許さない資本力を持つ暗黒メガコーポの一つ。ロシア・シベリア地方に本社を置く。その技術力を活かして都市開発なども行っており、ミッドガルは同社の技術の結晶といっても過言ではない。ミッドガル内は都市の開発からインフラストラクチャー事業、治安維持まで一手に独占しており、同社の影響力は非常に大きいものとなっている。例に漏れず本社も企業連の巧みなイメージ戦略により、民衆の味方としての地位を確立しているが、裏では非道な人体実験や強引な石油施設の建設などの問題行為を連発、秘密を隠ぺいする為に村や都市一つを犠牲にするなどはザラであり、社員の間にも不満を持つ者は少なくない。環境を顧みない強引な事業に反感を持っている者がおり、たびたびテロの標的にされている。治安維持部門とは名ばかりの私設軍隊を保有しており、潜水艦や超巨大ロマン砲、ソルジャーと呼ばれる並みの異端者に準ずる戦闘能力を持った兵を有する。

アナハイム・エレクトロニクス

工業分野を独占している、アンブレラと並ぶローマ帝国の暗黒メガコーポの一つで、ヨーロッパ最大の総合軍需産業として知られている。電気・電気機器の開発製造を中心とするほか、機甲化歩兵や戦車、哨戒艦から超弩級戦艦の建造まで携わっている。正式名称はアナハイム・エレクトロニクス・ヨーロッパで、企業名どおりアナハイム社の欧州法人であったが、ユーラシア連邦が発足して以来オーシアとの関係悪化により分裂し現在に至る。もっぱらアナハイムと呼ばれている。イギリスのロンドンに資本の大半を移していることから「西洋の専制君主」、帝国の軍事発注を一手に引き受けていることから「死の商人」などとありがたくないあだ名を頂戴している。基本的なローマ帝国軍の兵器はアナハイムが携わっている。そのうえ工業別の独立採算制を言い訳に、一部の部署は旧ユーラシアやベルカ残党、自由国民戦線の残党、オーシア本社などから依頼を受けえて軍事兵器を発注している。ハイテック以外にもメガフロートやジオフロントなど企業体が押し進める地域再開発の主幹を握っている。立ち退きの憂き目に遭った労働者は「プロジェクト」と呼ばれる区画に強制収容され、14時間働きっぱなしという過酷な重労働を強制される。また、イージス艦や正規空母、強襲揚陸艦などの並みの軍隊に匹敵する独自の軍事を保有し、PMCsとして世界各地に派遣している。

ミサワ・インダストリ

日本の東京に本拠地を置く重工業績系総企業。日本名は三澤重工。欧州最大の企業であるアナハイム・グループに属する。工業以外にも電機にかなりの力を注いでいる。ユーラシア連邦解体後もヨーロッパから主に圧力で撤退せず、成り行きでアナハイム・ヨーロッパの傘下に置かれるとなる。軍事面では主に軍用車両や軍艦の造船を中心としている。日本の企業らしく質の高い製品を提供することに定評がある。開発方針は大艦巨砲主義、そしてアナハイム・グループの「スプーンから戦艦まで」を更に鋭角化し特化させ、文字通り軍事以外にも家電から鉄道、造船など幅広い分野の事業を行う。信頼性が高く堅牢で知られ、軍用車両は10年整備しなくても動くとすら言われる程である。

パンター航空会社

欧州最大規模の勢力を誇るAEグループのAEヨーロッパの提携下部企業。 航空・航宙以外にもロケットエンジン分野に高い専門性を発揮し、燃費の良さと高い推力を売りにしている。一般的には旅客機を製造・運用する大手航空会社で知られているが、戦闘機・攻撃機・爆撃機・軍用輸送機・人工衛星・ミサイル・スペースシャトルなどの帝国国防省や帝国航空宇宙局からの受注契約が大半で、売り上げの80%は軍需である。また、海軍の装備開発にも積極的に乗りだしており、イージスシステムや各種艦載ミサイル及びそのVLS等をマンチェスター社と共同で開発している。

マンチェスター・インターナショナル

夢とロマンを提供するAEグループの一員。 得意分野は電算機やセンサーなど電子系分野の技術に秀でるハイテク企業。 特にミサイル部門に於いては圧倒的なシェアを持ち、パンター社が海軍の装備開発に進出している中でも安定して高水準のミサイルを輩出。 またFCSも製造しており、最大ロック数やミサイルロック時間に優れたミサイル適正特化型のものとなっている。レーダーの開発に関しては異常にこだわりがあるらしく、コスト度外視&電力をかなり多く食うが高性能・高出力だたりと扱いにくいものを多く作っており、BFF社との「ハイ・ロー・ミックス構想」のような運用が行われている。ミサイルを作っているだけあって対ミサイル兵器フレアやレーダー波を吸収する特殊素材も開発している。兵器以外にも電子レンジを中心とした家電製品を作っている。

DGF社

社名はDransfield & Groocok Foundation の略。ユーラシア解体戦争に壊滅的被害を被り倒産の危機に陥ったが、AEグループの支援により見事復興し、以後AEグループの傘下に収まり現在に至る。製造する兵器は精度と射程を重視したものが多く、スナイパーライフルやそれを活かす長距離対応のFCS、レーダーで高い評価を得ている。他にもECMやデコイなど防御装備も取りそろえる。AEグループに吸収されてからは似た分野に強みを持つマンチェスター社との競合が心配されたが、ミサイル用と射撃用で棲み分けはできている様子。それどころかBFFの方はミサイル市場に進出するなど、攻めの姿勢を見せている。

ユーロ=アジア電気鉄道

鉄道事業を中心に農業、飲食、重工業、商業、鉱業などさまざまな分野の企業を傘下に抱えている超巨大鉄道会社で、範囲はヨーロッパ全土から中東、アフリカを含む。ユーラシア大陸横断鉄道を発展させ、独自の交通網を構築した。社員の多くは旧大陸横断鉄道から在籍していたものが多く、ノウハウはかなり高い。連邦時代と打って変わって「安全かつ完璧で正確に」をモットーとしており、日本並みに定時性が極めて高く、電車や路線の本数でこれを実現している。しかし代償に複雑化してしまい若干乗りにくい一面を持つ。軍事面も抜かりはなく、非常事態時に戦車を運搬できる地下通路や核シェルターを持っており、地下帝国と形容される巨大なジオフロントを建設している。ほかにも企業が独自に持つ戦力として列車砲、装甲列車や戦車、歩兵戦闘車、戦闘機、AC部隊や独自のネクストACなどの軍事兵器も有している。

ゼネラル・リソース社

ユージア大陸を実質支配していた暗黒メガコーポのユーラシア支部が本社から独立し、ユーラシア解体戦争時に数多くの中小企業を吸収して現在の地位に至った大手IT企業。航空産業に関して高い技術力を持っており、部品と工程を減らし従来の3分の2の予算で戦闘機を製造できる技術を持つほか、航空貨物会社や旅行会社も経営している。アナハイムと同じく環境破壊問題など強引なやり口が問題視されており、神羅と同じくしょっちゅうテロの標的にされている。対テロ自主防衛のためにG.R.D.F.という私設軍隊を設立しているが、実態は合法非合法を問わずに内外の反抗勢力を排除することを目的としている。帝国に対する治安維持強力といった表向きの活動から、敵対する国家や企業に対する妨害工作や不穏分子の暗殺など多岐にわたるが、企業連の設立に伴い現在はPMCsとして活動している。あらゆる情報・電子機器の管理を司る電脳空間「エレクトロスフィア 」と、その端末OSである「データスワロー」を開発した企業でもある。主に重工業、建設、都市開発、航空運輸、エレクトロニクスを得意としており地下ジオフロントや大陸間道路の建設で知られている。

ニューコム社

正式名称はニューロン・コンピュータ・カンパニー。上記のゼネラル・リソースと同じような経歴を経て現在に至る。上層部に不満を持つゼネラル・リソースの技術者と大手航空会社を合併し、ゼネラル・リソースと苛烈な企業争いを行っていた。「ニューコム・バイオ」「ニューコム・インフォ」「ニューコム・スフィア」「ニューコム・スペース」「ニューコム・パブリッシング」の5部門で構成され、近年ではさらなる他業種への進出も見せる巨大複合企業である。ゼネラルリソースと比較して自由で先進的な企業風土を持ち、そのために数多くの優秀な技術者を集めることに成功している。特にバイオ・ナノテク分野や優れた宇宙開発力に支えられた情報通信分野の技術力は上記の企業に勝るとも劣らない。ゼネラル・リソースが利益至上主義とするならばニューコムは科学・研究至上主義であり、非人道的研究や環境破壊がマスコミなどから強く非難されている。ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、人工知能といった先進的な技術を用いる分野や情報通信、宇宙開発を得意としており、独自の報道機関も有する。

親衛隊

ローマ帝国の主力として活躍する皇帝直属の精鋭部隊。皇帝の意向によって運営され、帝国軍よりもアグレッシブに活動できるのが特徴。異端者を中心に組織されており、異端者による抑止力を目的としている。最終目標は旧世界の破壊と新たなる秩序を持ってユーラシア世界を再統一することで、旧連邦国家や旧国家、独立国家郡に対して破壊活動を行っている。複数のマフィア組織や異端者組織のみならず、帝国軍や企業連までもを親衛隊中枢部の管理下に置き、親衛隊の手足としてテリトリーごとに管轄させる「フランチャイズ・システム」を採用している。徹底して組織間の管轄テリトリーや情報の伝搬が制限されており、皇帝ただ一人を除いては、近衛騎士団の幹部の異端者達ですらその全容を把握しきれていない。その規模はかなり大きく、ローマ帝国軍や企業連、さらには外国の軍隊でさえも自由自在に動かせれるほど影響力は大きい。

皇帝近衛騎士団

皇帝近辺の警護と要人暗殺を兼ね備える暗殺組織。親衛隊の衛星組織には所属しない即時対応戦力であり、中枢部分からの指令に対し常に待機状態にある精鋭部隊としての一面が強い。近衛騎士団と親衛隊の関係はFBIと自治体警察のようなもので、近衛騎士団と親衛隊は単純な戦闘力の差で区分されているわけではない。それでも中枢部分に据えられるだけあって所属する異端者の中には相応の実力者が多い。大玲瓏帝國の近衛軍や「八鬼の異端」のように、強力な異端者を中枢に置くことである種の抑止力となっている。
しかし、厳格な階級制度が生み出した弊害として組織内の派閥間紛争が激しく、上層部の保身・事なかれ主義が強いという欠点を抱える。また組織内のフットワークも基本的に鈍重である。
加えて、ローマ至上主義という組織の思想故か、非異端者や帝国に所属していない存在を等しく見下している傾向が根強い。更に外注の人員や設備を用いる事を忌む風潮も強いことが、近衛騎士団の「組織全体のフットワークの重さ」という欠点をより悪化させてしまっている

聖十二騎士

皇帝近衛騎士団の中でも、皇帝によって任命される最強の騎士団の総称。その爵位は大公爵以上と帝国の中でも皇族の次に高く、所属する者の敬称も貴族と同じく「卿」となっている。人格、出自、年齢、性別などは一切関係なくその実力のみで選ばれている。全員が近衛騎士団の軍団を統括する幹部級位階「グランドマスター」で占められており、強大な権限を有する。ただし最高幹部という立場から一様に腰は重く、重大な任務や個人的思惑以外で基本的に彼らが前線に赴くことはない。

16人委員会

ローマ帝国の各部門を統括する影の最高幹部陣。円卓議会とも、使徒機関とも言われている。存在そのものがトップシークレット扱いされており、その存在を把握する構成員の数は非常に限られている。多くは近衛騎士団の幹部から編成されており、実質的に近衛騎士団や親衛隊を束ねる立場にもある。構成員は異端者だけではなく通常の人間も含まれており、仲には企業連の重鎮なども含まれている。異端の能力よりも社会的地位が重んじられている。軍事のほかにもローマ帝国では最上位の意思決定に携わる。表向きには行政府内閣を組織している政務官の役割を持つものもおり、政治力はきわめて高い。

メンバー
  • 大君主:皇帝
  • 独裁官:ユリウス・アウレリウス・クラウディアス・アントニウス・ロマヌス
  • 執政官:グナエウス・コルネリウス・アンナエウス・プルケル
  • 法務官:フラウィウス・ポンペイウス・エトルリアヌス・スペルブス
  • 財務官:ロームフェラ財団CEO
  • 治安維持部門:マルクス・アウレリウス・コンスタンティウス・レパルス
  • 威力部門:アエミリウス・プリスキアヌス・メッサラ
  • 軍事部門:ヨハネス・ユスティアヌス・コンスタンティウス・マイヨル
  • 航空部門:ウァルス・ヘリオガバルス・タキトゥス
  • 宗教部門:グレゴリウス22世
  • 宇宙開発部門:神羅カンパニー宇宙開発部部長
  • 機動艦隊司令官:ルキウス・ドミティウス・アフリカヌス・オクタヴィアヌス
  • 兵器・重工部門:アナハイム・インダストリ代表取締
  • バイオ・医療・生体兵器部門:アンブレラ製薬CEO
  • マスコミ・報道部門:ロームフェラ財団代表取締役
  • 異端者研究部門:ミリア・オクタヴィアヌス・ウェスパシアヌス・セヴェルナ
  • サイバー・セキュリティイ部門:ニューコム社情報環境開発事業部部長