大玲瓏帝國補足辞典

ここでは、大玲瓏帝國物語や登場する用語について補足・解説するページ。

大玲瓏帝國物語

新世界編・第一章「終焉の異端者と復讐の園」のオチについて


前wikiが消失したことで、オチを付けることができなくなった前回の物語。この場を借りてその前物語がどういう顛末を辿ったのかを解説します。
  • 大まかなあらすじ
 主人公・北神優紀は、ゴスニア戦争に介入してきた謎の国際テロ組織「ブラック・ウルフ」との接触により、初代皇帝・堕花嶺香や北神凛が進めている恐ろしい計画「新人類創生計画」の存在を知ることとなり、さらに自身がその計画のキー的存在であることを告げられる。その最中、第八代皇帝・明冷泉帝皇を狙ったテロ事件・陽老門の変に前後して、海軍元帥であった皇族・堕花佑香が計画を進めるために、一条春義などの八代皇帝派の朝廷重役を事実上追放し九代皇帝となって朝廷執政を握る事件が発生する。その事件で朝廷を追放された明冷泉帝皇は上帝に即位し、連邦時代の古都・星野に拠点を移す。明冷泉帝皇は、戦争から帰還した優紀から計画の存在を知らされ、計画を進めていた者たちに失望し、自身もそれら勢力と対立していくことを決心する。優紀は近衛大元帥の職を自ら辞職し、北神家が蓄財していた莫大な資産を持ち出し姿をくらました。それから数か月後、計画を進める勢力とそれを阻止する勢力との対立が激化する。上皇側についた近衛軍と皇帝側に就いた近衛軍。北神凛・ムサシ・リィアハの五大異端者の二頭が率いる「白火の艦隊」と、北神優紀こと雪龍華、支倉宗介・翔太郎親子率いる「NEVORIS/I・VRX」と「ブラック・ウルフ」連合。やがて帝國は争いの嵐が襲い掛かることとなるのであった。

  • 物語の結末
「白火の艦隊」設立までは前wiki内での設定で明らかにしていたので、その後ついて解説します。
北神優紀は、帝國内での内偵を済ませた後、ブラック・ウルフの棟梁・支倉宗介と接触する。その最中、白火の艦隊がブラック・ウルフの移動要塞に強襲を仕掛けけてきた。そこに現れたのは、世界五大異端者の二頭・北神凛とムサシ・リィアハであった。彼女らは、優紀の身柄の引き渡しと武装解除をブラック・ウルフに求めた。それを受け入れないと、徹底的に潰し、帝國にいる上皇帝側の近衛軍との戦争も辞さないと警告を突き付けたのである。優紀と宗介は、これらの要求を付き放し、抗戦をする選択を行う。そしてついに、ブラック・ウルフと白火の艦隊の間で大規模な戦闘が勃発するのであった。
 五大異端者の二頭という圧倒的な力を前に優紀、宗介、翔太郎のSSレート級の異端者らは、死闘を尽くして戦いを繰り広げて行く。「天蠍」と呼ばれる強大な異端の能力を持っているムサシ・リィアハ。彼女は力のごり押ししで敵を圧倒して行き、宗介を死の淵まで追いやることに成功した。しかし、宗介の瀕死は翔太郎の覚醒を呼び起こし、さらにマナや嶺爾らチャイルド・ソリダーの捨て身の連携攻撃によって、ムサシは能力を完全開放する寸前で倒される。だが、倒した代償は大きなもので、宗介は瀕死に陥り、嶺爾は戦死、マナも戦闘による精神への負担と左腕、右足の喪失によって瀕死の危機に晒されていた。マナは自分を闇から救ってくれた「パパ」のような存在である宗介ともに戦い、そしてその役に立てたことに満足し、宗介との無理心中を希望する。同じく瀕死にいた宗介も、マナという「わが子」の手によって殺されることを望み、実子の翔太郎に対しては父親として果たせなかった懺悔と謝罪の言葉や母親に関することすべてを話し、「お前を一生父親として愛している」と涙ながら語った。一方の翔太郎も自身の父親が語ったありのままの真実を受け入れ、父の最後の望みを叶えるとして、介錯を行いマナと宗介は死亡した。
 一方、自身の先祖であり師匠である北神凛との激闘を繰り返す優紀は、凛の持つ北神家最強の「醒白蛇」の能力に一歩及ばない状況の中、戦っていた。防戦を強いられる優紀であったが、そこに、覚醒をした翔太郎が駆け、ムサシを撃破したことと共に宗介やマナ、嶺爾が死亡したことを告げる。さらに、ムサシは最初から死んでいて誰かによって操られていたという事を告げた。それを聞いていた凛が口を開き「そうだ。ムサシは異端者として覚醒した。しかし、その強大すぎる能力によって嶺香お姉様の地位が脅かされかねないから、我々が殺して封印した」と、ムサシが数十年間行方不明となっていた真実を語った。それを聞いた優紀は「貴様のような奴に異端者の運命を決める資格はないッ!」と言い放ち激昂する。そこで、殺意の情念から覚醒した優紀は、「異形の異端者」に変り果てて、翔太郎と共に凛と渡り合う程の闘いを繰り広げていく。その結果凛は敗北し、優紀との闘いの中で感じたことを翔太郎に告げた。
「私は、お姉様(堕花嶺香)の為に長い現世を生きて、そして尽くしてきた。そこで、私はあることに気づいてしまった。それは、お姉様がこの世界に絶望し嫌悪し、自己嫌悪に陥ってしまっていることに。だから、お姉様は、人間でも異端者でもない、新しい人類を創生し、世界の構造すらも自らの手で変えてしまおう考え、新人類創生計画を思いついた。今、私は自分の子と戦って気づいた。それは、人間も異端者もそれぞれも我々が想像している以上によきとこがあり、わるきところがあり、豊かで素晴らしい存在であること。人間も異端者も分かり合っていける。共存していける。だからこそ、お姉様を闇から救ってほしい」

(まだ書いている途中です)

新世界編第二章「アルストロメリア/L.o.F」

導きの樹の出現に伴う大規模な緑化現象と小規模の内紛から4年後の大玲瓏帝國。第十代皇帝の治世となり、復興が進んでいた。そのような中、近衛陸軍大佐・師龍笠嶺(かさね)は、帝都の治安維持と緑化現象の調査ために帝都一の遊郭天原に出向いていた。天原の地は、以前から数多くの娼婦が集まる古びた繁華街であったが、緑化現象と内紛による混乱により生活に困窮した人々が流れ込み、より一層、性と喧騒が飛び交う無法地帯と化していた。以前からそのような状況を耳にはさんでいた笠嶺は、異端者らが売春されている事を知り、治安維持を名目に違法な風俗店を取り締りを行う。そこからある一人の異端者の少女を救い出す。彼女の名前は「サイカ」。――彼女は普通の異端者と違う小さな龍のような角が生えていたのである。
 一方その頃、北神薫や斎などの近衛軍の最上級将校らは、多忙の合間に手に入れた僅かながらの休日を高級リゾート地で過ごしていた。そのような中、薫の耳にある一報が入ってくる。それは、帝都で謎の白拍子の格好をした集団が現れ、多くの人間や異端者が行方不明になったり、変死を遂げたりする怪事件が発生しているという事であった。怪しく思った薫は、自身の直属部隊を使い調査に乗り出し始めた。

雨と偽りの愛が存在する繁華街

謎の華奢な少女が紡ぐ点と点。

白い舞は赤く赤く染まり、落ちてゆく。

そして、やがてそれは――真実を

アルストロメリア・L.o,F