大澤真幸、『電子メディア論:身体のメディア的変容』、東京:新曜社、1995.

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**大澤真幸、『電子メディア論:身体のメディア的変容』、東京:新曜社、1995. [[Amazon.co.jpでの紹介>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4788505215/qid=1133681022/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-2443137-2337930]] <著者> 大澤真幸 [[本人サイト>http://www.masachi.jinkan.kyoto-u.ac.jp/]]、[[Wikipediaでの紹介>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%BE%A4%E7%9C%9F%E5%B9%B8]] 1958年 松本市に生まれる。 1987年 東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得修了。 1990年 東京大学大学院社会学研究科博士号取得(『行為の代数学』により。) 現 在  千葉大学文学部助教授 専 攻  社会学 著 書  『行為の代数学』(青土社)、『身体の比較社会学Ⅰ、Ⅱ』(勁草書房)、『資本主義のパラドックス』(新曜社)、『意味と他者性』(勁草書房)。 訳書  スペンサー・ブラウン『形式の法則』(共訳、朝日出版社) (本の紹介より) <内容> (「BOOK」データベースより) 電話、文字と声、カフカの小説、ザッピング・テレビ、広告などの具体的な分析を通して、電子メディアによる身体感覚の変容を詳細に跡づける。 <目次> 1 電話するボブの二つの信念 2 電話の快楽 3 メッセージとマッサージ 4 文字の文化 5 聞こえない声 6 マス・コミュニケーションの儀式 7 マスコミへの理由なき従属 8 超パノプティコンの機能 9 権力の変容 <書評> 本全体では新しい電子メディアが、近代以降の社会における権力などのありかたに与える影響を様々な例を挙げながら考察している。 独立した形で付録としてオタク論が収められており、この部分について評する。 著者は「オタクにおいては、自己同一性を規定する二種類の他者、すなわち超越的な他者(第三者の審級)と内在的な他者とが、極度に近接しているのだ」と仮定し、具体的な事例をその証拠して持ち出しながら論を進めている。アイドルオタクが応援するのはもっぱらあまり売れない普通の女の子っぽい人であり、ゲームオタクはバグに喜ぶ、などであり、別冊宝島の『おたくの本』から引用されている。これらの現象は特異な他者性をあらわしていると解釈される。 既存の枠組みにもっぱら依拠しているわけでもなく、抽象的な定式化と具体的な事例とを交錯する姿は職人を思わせる。この本ではまえがきで少し触れられているだけだが、オウム真理教とオタクのつながりについても指摘している。
**大澤真幸、『電子メディア論:身体のメディア的変容』、東京:新曜社、1995. [[Amazon.co.jpでの紹介>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4788505215/qid=1133681022/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-2443137-2337930]] <著者> 大澤真幸 [[本人サイト>http://www.masachi.jinkan.kyoto-u.ac.jp/]]、[[Wikipediaでの紹介>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%BE%A4%E7%9C%9F%E5%B9%B8]] 1958年 松本市に生まれる。 1987年 東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得修了。 1990年 東京大学大学院社会学研究科博士号取得(『行為の代数学』により。) 現 在  千葉大学文学部助教授 専 攻  社会学 著 書  『行為の代数学』(青土社)、『身体の比較社会学Ⅰ、Ⅱ』(勁草書房)、『資本主義のパラドックス』(新曜社)、『意味と他者性』(勁草書房)。 訳書  スペンサー・ブラウン『形式の法則』(共訳、朝日出版社) (本の紹介より) <内容> (「BOOK」データベースより) 電話、文字と声、カフカの小説、ザッピング・テレビ、広告などの具体的な分析を通して、電子メディアによる身体感覚の変容を詳細に跡づける。 <目次> 1 電話するボブの二つの信念 2 電話の快楽 3 メッセージとマッサージ 4 文字の文化 5 聞こえない声 6 マス・コミュニケーションの儀式 7 マスコミへの理由なき従属 8 超パノプティコンの機能 9 権力の変容 <書評> 本全体では新しい電子メディアが、近代以降の社会における権力などのありかたに与える影響を様々な例を挙げながら考察している。 独立した形で付録としてオタク論が収められており、この部分について評する。 著者は「オタクにおいては、自己同一性を規定する二種類の他者、すなわち超越的な他者(第三者の審級)と内在的な他者とが、極度に近接しているのだ」と仮定し、具体的な事例をその証拠して持ち出しながら論を進めている。アイドルオタクが応援するのはもっぱらあまり売れない普通の女の子っぽい人であり、ゲームオタクはバグに喜ぶ、などであり、別冊宝島の『おたくの本』から引用されている。これらの現象は特異な他者性をあらわしていると解釈される。 既存の枠組みにもっぱら依拠しているわけでもなく、抽象的な定式化と具体的な事例とを交錯する姿は職人を思わせる。この本ではまえがきで少し触れられているだけだが、オウム真理教とオタクのつながりについても指摘している。 <他の書評> ・[[セブンアンドワイ>http://www.7andy.jp/books/detail?accd=19547928]]

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