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尊敬している田村ゆかりがよくしゃべるからというきっかけでぴたテンを見ているのですが、その主題歌がおもしろいです。
出だしの部分で徹底的に有用性を否定していますね。料理ができなくても、部屋が汚くても何でもいいと。
おたくというものはサブカルチャーの一種だと言われるように、支配的な価値観(メインカルチャー)と対抗するという性質があります。資本主義対おたく、恋愛主義対おたく、等々。現代では有用性が重視されており、日本の最近の動向を見ていても競争を促進する方向に向かっているようです。
おたく作品ではそれに対抗して有用性を否定するような部分があるように思います。いわゆるギャルゲーの主人公も冴えない男ってことが多いですし。ときめきメモリアルは能力を上げるとモテるということを皮相的に示して批判しているとも考えられます。
おたくは母子関係をモデルにしていると思うのですが、母親が子供を有用性で判断しないように、おたく作品中の少女も視聴者あるいは読者をそのまま受け入れるのです。
ぴたテンを取り上げましたが、有用性という概念でいろいろな作品を見るとおもしろいかもしれません。
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日記] - &trackback() - 2005年10月27日 17:05:02
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最終更新:2005年10月27日 17:20