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「いよいよ入学式か…」

桜舞う校門の前で俺は微妙な気持ちを隠しきれていなかった。
俺の名前は沢谷 涼(さわや りょう)。今日からここ北海道立隆別高校に通う高校1年生だ。
シニアリーグでは地区でも相当強いチームにいた。
一応野球部に入部するつもりだ。
入学式も終わり、早速仮入部受付が始まった。
俺はすぐに野球部の列に並んだ。

「3番目だな」

前にはすでに二人並んでいた。
(まぁまだ初日だからこんなもんなのかな…)
そんなことを考えていると後ろの人が声をかけてきた。

「お前も野球部に入るのか?」

見るといかにもモテそうな人が立っていた。

「そうだよ。俺は沢谷 涼だ。よろしく。」
「俺は奏住 拓人(かなずみ たくと)だ。ボジションはシニアではピッチャーをやってたよ。」

ここにシニア経験者がいたのは少し驚いた。しかもピッチャーだ。ここは北海道にある無名の新設校だ。

「俺はキャッチャーをやってたんだ。これからはバッテリーだけど頑張ろう。」
「お前がキャッチャーか。こちらこそよろしくな。」

奏住は笑顔で答えてくれた。
こいつとならうまくやっていけるような気がした。
少なくとも、あいつよりは…