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*調質 ちょうしつ 合金の引っ張り強さ、加工性、耐食性、寸法安定性、破壊靱性などの特性を改善するためにする操作。 熱処理と加工により強度をあげるのが主な目的。熱処理と加工は合金の種類によって使い分ける。 どのような調質をしたかを示す調質記号を合金名のあとにつける。 [[アルミニウム合金]]の場合、熱処理によって調質する熱処理合金は2000、4000、6000、7000系。 加工によって調質する非熱処理合金は1000、3000、5000系。 ---- **調質記号 ・熱処理 |T1|熱間加工から急冷し、自然時効(常温で時効硬化)させたもの| |T3|[[焼き入れ]]後、冷間加工し、自然時効させたもの| |T4|焼き入れ後、自然時効させたもの| |T5|熱間加工から急冷し、[[人工時効硬化]]処理したもの| |T6|焼き入れ後、人工時効硬化処理したもの| |T7|焼き入れ後、安定化処理したもの| |T8|焼き入れ後、冷間加工し、人工時効硬化処理したもの| |T9|焼き入れ後、人工時効硬化処理してから冷間加工したもの| ・非熱処理 |F|製造のまま| |H112|製造のままの状態で機械的性質が保障されているもの| |O|軟化[[焼きなまし]]により完全に再結晶してもっともやわらかい状態になったもの| |H1n|加工硬化したもの| |H2n|加工硬化後、適度に軟化焼きなまししたもの| |H3n|加工硬化後、安定化処理したもの| nは1~9の数字が入り、硬化の程度をあらわす。nの数が同じならH1n、H2n、H3nの硬さは同じ。 ---- **関連項目 #RELATED ----
*調質 ちょうしつ &FURIGANA(ちょうしつ) 合金の引っ張り強さ、加工性、耐食性、寸法安定性、破壊靱性などの特性を改善するためにする操作。 [[熱処理]]と加工により強度をあげるのが主な目的。熱処理と加工は合金の種類によって使い分ける。 どのような調質をしたかを示す調質記号を合金名のあとにつける。 [[アルミニウム合金]]の場合、熱処理によって調質する熱処理合金は2000、4000、6000、7000系。 加工によって調質する非熱処理合金は1000、3000、5000系。 ---- **調質記号 ・熱処理 |T1|熱間加工から急冷し、自然時効(常温で時効硬化)させたもの| |T3|[[焼き入れ]]後、冷間加工し、自然時効させたもの| |T4|焼き入れ後、自然時効させたもの| |T5|熱間加工から急冷し、[[人工時効硬化]]処理したもの| |T6|焼き入れ後、人工時効硬化処理したもの| |T7|焼き入れ後、安定化処理したもの| |T8|焼き入れ後、冷間加工し、人工時効硬化処理したもの| |T9|焼き入れ後、人工時効硬化処理してから冷間加工したもの| ・非熱処理 |F|製造のまま| |H112|製造のままの状態で機械的性質が保障されているもの| |O|軟化[[焼きなまし]]により完全に再結晶してもっともやわらかい状態になったもの| |H1n|加工硬化したもの| |H2n|加工硬化後、適度に軟化焼きなまししたもの| |H3n|加工硬化後、安定化処理したもの| nは1~9の数字が入り、硬化の程度をあらわす。nの数が同じならH1n、H2n、H3nの硬さは同じ。 ---- **関連項目 #RELATED #INCLUDE(プルダウン自転車用語) ・タグ &TAGS() ----

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