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*ボトムブラケットシェル
自転車の[[フレーム]]の一部。BBシェルと略される。
[[クランク]]の回転を支持する[[ボトムブラケット]]を装着する。
**規格
***[[JIS規格BB]](ISO、イングリッシュ、ユーロ)
・接合方式:[[ねじ]] BC1.37-24(左正ネジ・右逆ネジ)
・シェル内径:1.37インチ(34.8mm)
・シェル幅:68mm・73mm(83mm・100mm 一部ダウンヒルバイクのみ)
・採用自転車:ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク等、レース用BMX、フラットランド用BMX
シェル内には雌ねじが切られる。右側はクランクの回転で緩まないよう[[逆ねじ]]。
シェル幅73mmはマウンテンバイク及びクロスバイク等(MTBと同じ[[エンド幅]]135mm規格の自転車)の規格。
[[ダウンヒルバイク]]には、83mmや100mmのワイドBBが使われることがある。
ストリート・フラットランド用BMXでも軽量化のため一時期使われたが、ベアリング径が小さいため、強度が必要なストリートには使われなくなった。フラットランド用BMXでは現在でも使われているが、スパニッシュに移行しつつある。
***[[イタリアンBB]]
・接合方式:[[ねじ]] M36-24(左右正ネジ)
・シェル内径:36mm
・シェル幅:70mm
・採用自転車:一部のヨーロッパブランドの[[ロードバイク]]
JISと同じくシェル内に雌ねじが切られているが、ねじの規格が違うため互換性はない。また、両側とも正ネジとなっている。
***[[フレンチBB]]
***[[クラインプレシジョンBB]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:33mm
クラインの規格。1983〜1996年まで採用されていた。
***[[BB30]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:42mm
・シェル幅:68mm・73mm
・採用自転車:ロードバイク、XC系マウンテンバイク
キャノンデールが2000年に発表した規格。
ベアリングを直接圧入する。ベアリングが奥に入り込まないようにするための、サークリップというスナップリングをはめるための溝がある。
ベアリングカップを排除することによる軽量化と、大口径化してクランク軸を30mmと太くすることによる高剛性化をねらっている。
***[[プレスフィット30]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:46mm
・シェル幅:68mm・73mm
スラムが提唱する規格。
BB30と同じベアリングをカップに入れたBBを圧入する。シェルの内部は何の加工も無くただの筒状。
***[[BBライト]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:42mm、46mm
・シェル幅:79mm
サーヴェロの規格。BB30・プレスフィット30の68mmのBBシェルの左側を11mm伸ばし、79mmとしたもの。
***[[BB386EVO]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:46mm
・シェル幅:86.5mm
FSAが提唱する規格。シェル幅の広いプレスフィット30。
BB外側の幅が、ロードのJIS規格BBシェル+エクスターナルBBと同じ90mmとなる。
***[[プレスフィットBB86]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:41mm
・シェル幅:86.5mm
・採用自転車:ロードバイク(ジャイアント、スコット等)
ロード用[[エクスターナルBB]]の圧入版。
BB外側の幅が、ロードのJIS規格BBシェル+エクスターナルBBと同じ90mmとなる。
***[[プレスフィットBB92]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:41mm
・シェル幅:91.5mm
・採用自転車:XC系マウンテンバイク
MTB用[[エクスターナルBB]]の圧入版。
BB外側の幅が、MTBのJIS規格BBシェル+エクスターナルBBと同じ95mmとなる。
***[[BB90]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:37mm
・シェル幅:90mm
・採用自転車:トレックのロード
ロード用[[エクスターナルBB]]のベアリングのみ圧入版。
***[[BB95]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:37mm
・シェル幅:95mm
・採用自転車:トレックのMTB
MTB用[[エクスターナルBB]]のベアリングのみ圧入版。
***BB65
・接合方式:圧入
・シェル内径:65mm
ルックの規格。ワンピースのクランクを使うため超大径ベアリング。
***[[アメリカンBB]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:51mm
かつてはBMXの主流の規格だったが、重量が重いためスパニッシュBBやミッドBBに置き換わり、現在では安価なモデルにのみ見られる。
ダートジャンプ用のマウンテンバイクにも一時期見られたが、現在では見られない。
***[[スパニッシュBB]]
・接合方式:ベアリング圧入
・シェル内径:37mm
・採用自転車:フラットランド用BMX、ストリート用BMX、ストリート用MTB
flyバイクが考案した規格。
BBシェルにベアリングを直接圧入する。
***[[ミッドBB]]
・接合方式:ベアリング圧入
・シェル内径:41mm
・採用自転車:ストリート用BMX
スパニッシュBBと同じく方式だが、ベアリングの径が異なる。
アメリカンBBのベアリングを直接圧入する。
**シェル内径比較
・33mm:[[クラインプレシジョンBB]]
・34.8mm:[[JIS規格BB]]
・36mm:[[イタリアンBB]]
・37mm:[[スパニッシュBB]]/BB90・BB95
・41mm:[[ミッドBB]]/[[プレスフィットBB86]]・[[プレスフィットBB92]]
・42mm:[[BB30]]・[[BBライト]]
・46mm:[[プレスフィット30]]・[[BB386EVO]]・[[BBライト]]
・51mm:[[アメリカンBB]]
・65mm:BB65
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**関連項目
#RELATED
・タグ &TAGS()
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*ボトムブラケットシェル
自転車の[[フレーム]]の一部。BBシェルと略される。
[[クランク]]の回転を支持する[[ボトムブラケット]]を装着する。
**規格
***[[JIS規格BB]](ISO、イングリッシュ、ユーロ)
・接合方式:[[ねじ]] BC1.37-24(左正ネジ・右逆ネジ)
・シェル内径:1.37インチ(34.8mm)
・シェル幅:68mm・73mm・83mm(一部ダウンヒルバイク)・100mm(一部ダウンヒルバイク・[[ファットバイク]])
・採用自転車:ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク等、レース用BMX、フラットランド用BMX
シェル内には雌ねじが切られる。右側はクランクの回転で緩まないよう[[逆ねじ]]。
シェル幅73mmはマウンテンバイク及びクロスバイク等(MTBと同じ[[エンド幅]]135mm規格の自転車)の規格。
[[ダウンヒルバイク]]には、83mmや100mmのワイドBBが使われることがある。
ストリート・フラットランド用BMXでも軽量化のため一時期使われたが、ベアリング径が小さいため、強度が必要なストリートには使われなくなった。フラットランド用BMXでは現在でも使われているが、スパニッシュに移行しつつある。
***[[イタリアンBB]]
・接合方式:[[ねじ]] M36-24(左右正ネジ)
・シェル内径:36mm
・シェル幅:70mm
・採用自転車:一部のヨーロッパブランドの[[ロードバイク]]
JISと同じくシェル内に雌ねじが切られているが、ねじの規格が違うため互換性はない。また、両側とも正ネジとなっている。
***[[フレンチBB]]
***[[クラインプレシジョンBB]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:33mm
クラインの規格。1983〜1996年まで採用されていた。
***[[BB30]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:42mm
・シェル幅:68mm・73mm
・採用自転車:ロードバイク、XC系マウンテンバイク
キャノンデールが2000年に発表した規格。
ベアリングを直接圧入する。ベアリングが奥に入り込まないようにするための、サークリップというスナップリングをはめるための溝がある。
ベアリングカップを排除することによる軽量化と、大口径化してクランク軸を30mmと太くすることによる高剛性化をねらっている。
***[[プレスフィット30]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:46mm
・シェル幅:68mm・73mm
スラムが提唱する規格。
BB30と同じベアリングをカップに入れたBBを圧入する。シェルの内部は何の加工も無くただの筒状。
***[[BBライト]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:42mm、46mm
・シェル幅:79mm
サーヴェロの規格。BB30・プレスフィット30の68mmのBBシェルの左側を11mm伸ばし、79mmとしたもの。
***[[BB386EVO]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:46mm
・シェル幅:86.5mm
FSAが提唱する規格。シェル幅の広いプレスフィット30。
BB外側の幅が、ロードのJIS規格BBシェル+エクスターナルBBと同じ90mmとなる。
***[[プレスフィットBB86]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:41mm
・シェル幅:86.5mm
・採用自転車:ロードバイク(ジャイアント、スコット等)
ロード用[[エクスターナルBB]]の圧入版。
BB外側の幅が、ロードのJIS規格BBシェル+エクスターナルBBと同じ90mmとなる。
***[[プレスフィットBB92]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:41mm
・シェル幅:91.5mm
・採用自転車:XC系マウンテンバイク
MTB用[[エクスターナルBB]]の圧入版。
BB外側の幅が、MTBのJIS規格BBシェル+エクスターナルBBと同じ95mmとなる。
***[[BB90]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:37mm
・シェル幅:90mm
・採用自転車:トレックのロード
ロード用[[エクスターナルBB]]のベアリングのみ圧入版。
***[[BB95]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:37mm
・シェル幅:95mm
・採用自転車:トレックのMTB
MTB用[[エクスターナルBB]]のベアリングのみ圧入版。
***BB65
・接合方式:圧入
・シェル内径:65mm
ルックの規格。ワンピースのクランクを使うため超大径ベアリング。
***[[アメリカンBB]]
・接合方式:圧入
・シェル内径:51mm
かつてはBMXの主流の規格だったが、重量が重いためスパニッシュBBやミッドBBに置き換わり、現在では安価なモデルにのみ見られる。
ダートジャンプ用のマウンテンバイクにも一時期見られたが、現在では見られない。
***[[スパニッシュBB]]
・接合方式:ベアリング圧入
・シェル内径:37mm
・採用自転車:フラットランド用BMX、ストリート用BMX、ストリート用MTB
flyバイクが考案した規格。
BBシェルにベアリングを直接圧入する。
***[[ミッドBB]]
・接合方式:ベアリング圧入
・シェル内径:41mm
・採用自転車:ストリート用BMX
スパニッシュBBと同じく方式だが、ベアリングの径が異なる。
アメリカンBBのベアリングを直接圧入する。
**シェル内径比較
・33mm:[[クラインプレシジョンBB]]
・34.8mm:[[JIS規格BB]]
・36mm:[[イタリアンBB]]
・37mm:[[スパニッシュBB]]/BB90・BB95
・41mm:[[ミッドBB]]/[[プレスフィットBB86]]・[[プレスフィットBB92]]
・42mm:[[BB30]]・[[BBライト]]
・46mm:[[プレスフィット30]]・[[BB386EVO]]・[[BBライト]]
・51mm:[[アメリカンBB]]
・65mm:BB65
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**関連項目
#RELATED
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