風猛山 粉河寺
ふうもんざん(かざらしさん) こかわでら
和歌山県紀の川市にある天台宗系の粉河観音宗総本山の寺院。
西国三十三箇所第3番札所。本尊は、千手千眼観音菩薩。清少納言の『枕草子』にも、「寺は石山、粉河、滋賀」といわれた名刹。
1585年(天正13年)、豊臣秀吉が紀州に攻め入り、根来寺や雑賀衆とともに抵抗したものの全山焼失した。
現在の伽藍はほとんどが江戸時代の再建。
大門から南に約1km続くJR粉河駅前通は、門前町として栄えたが、県道の拡幅工事により、かつての面影はなくなってしまっている。
所在地 |
和歌山県紀の川市粉河2787 |
料金 |
境内自由、本堂300円 |
時間 |
8:00~17:00 |
地図 |
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本堂の擁壁を兼ねた前庭は、豪壮な石組みに植栽を合わせた座視式の枯山水蓬莱庭園である。 桃山時代・上田宗固の作庭とされる先例のない様式で、
国指定名勝である。
関連項目
最終更新:2011年05月26日 22:27