かぶり厚さ

かぶりあつさ



鉄筋コンクリートで、鉄筋を覆っているコンクリートの厚さのこと。
コンクリートはアルカリ性で、鉄筋が錆びるのを防いでいるが、空気中の二酸化炭素などの影響で次第に中性化する。

鉄筋の表面まで中性化が進むと、鉄筋が錆び始める。
錆びると膨張し、コンクリートがひび割れ、水分が入り込むとでさらに錆びが進み、耐久性が落ちる。

よって、かぶり厚さが大きいほうが耐久性が高く、建築基準法では、耐力壁や柱、のかぶり厚さは4cm以上、スラブは3cm以上と規定されている。


関連項目

最終更新:2007年10月18日 19:29