フランク・ロイド・ライト
Frank Lloyd Wright
人間が建築に求める合理性は、工業生産方法が要求する合理性とは別のものであり、建築は有機的でなくてはならないと主張した。
住宅建築を得意とし、プレイリースタイル(草原様式 Prairie Style)の作品で知られるようになった。
そのスタイルには変遷もあり、一時はマヤの装飾を取り入れたことがあるが、基本的にはモダニズムの流れをくみ、幾何学的な装飾と流れるような空間構成が特徴である。
浮世絵の収集でも知られ、日本文化から少なからぬ影響を受けていることが指摘されている。
施主の妻と不倫・駆け落ちをしたり、その妻が使用人に殺害されるなどのスキャンダルを起こし、仕事がなくなった時期に引き受けたのが日本の帝国ホテルの仕事であった。
代表作
- ロビー邸
- カウフマン邸(落水荘・滝の流れる家)
- マリン郡役所
- ペンシルベニア州エルキンズ・パークのベス・ショーロム・シナゴーグ
- フランク・ロイド・ライト自邸兼事務所 (Frank Lloyd Wright Studio)、アメリカ合衆国イリノイ州オークパーク市
- ユニオンチャーチ、アメリカ合衆国イリノイ州オークパーク市
- タリアセン・ウエスト
- グッゲンハイム美術館
- ジョンソンワックス社
- 旧山邑邸(兵庫県芦屋市、ヨドコウ迎賓館) - 重要文化財
- 自由学園明日館(遠藤新との共同設計) - 重要文化財
- 帝国ホテル - 取壊しとなり、玄関部分のみが愛知県犬山市の博物館明治村に再現された
関連項目
最終更新:2011年10月10日 01:48