兼六園
けんろくえん
石川県金沢市にある庭園。
岡山市の後楽園・水戸市の偕楽園と並んで、
日本三名園の一つに数えられる。
特別名勝に指定されている。
広さ約3万坪、江戸時代を代表する
池泉回遊式庭園としてその特徴をよく残している。
中国で名園の条件といわれた、宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の六つを兼ね備える名園との意味で、当時の老中松平定信が命名したとされている。
所在地 |
石川県金沢市兼六町 |
料金 |
300円 |
時間 |
7:00~18:00(10/16~2月末は8:00~16:30) |
休園日 |
無休 |
地図 |
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霞ヶ池を渡る石橋を琴に見立てて徽軫(筝の弦を支える道具)になぞらえた。
兼六園を代表する景観となっている。
1774年に建てられた茶室。
1861年に作られた、日本に現存する最も古い噴水。
これより高い位置にある園内の水源、霞ヶ池から石管で水を引き、水位の高低差だけを利用して、水を噴き上げさせている。
歴史
- 1676年(延宝4年):5代藩主前田綱紀が「蓮池亭(れんちてい)」を造り、その庭を「蓮池庭(れんちてい)」と呼んだのが始まりとされている。これは、蓮池門(れんちもん)を入った辺りであり、現在7つある門の中で、正門とされている。当時は、金沢城の外郭として城に属していた。
- 1837年(天保8年):13代藩主前田斉泰は霞ヶ池を堀り広げて増庭させ、現在のものにほぼ近い形にしたとされる。「兼六園」の名称が定められたのもこの頃である。
- 1871年:日時を限っての公開が始まる。
- 1874年5月7日:正式に一般公開された。
- 1876年:兼六園観光案内組合が組織され、積極的な観光利用の歴史が始まった。
関連項目
最終更新:2011年09月17日 20:02