1990年代にマウンテンバイク用のサスペンションが開発されると、ダウンヒルではすぐに採用され、
フルサスペンションがあたりまえとなり、より長いサスペンションをとメーカーによる競争となっていった。
一方、クロスカントリーレースでは、最初こそペダリングロスがおこることからサスペンションの有効性を疑問視していたが、効果が認められすぐにフロントサスペンションはあたりまえのものとなっていった。レースでは依然
ハードテイルを使うことがほとんどだったものの、クロスカントリー向けのフルサスも開発されていった。
2000年代に入ると、
ダウンヒルバイクのロングストローク化競争もおさまり、動きの質が問われるようになり、サスペンションユニットやリンクの技術が進歩した。
ペダリングロスの少ないフルサスも開発されるようになり、クロスカントリーレースでもフルサスが使われるようになる。
フリーライドという概念により、ダウンヒルレース向けではないロングストロークのフルサスペンションバイク、フリーライドバイクが増えていく。
フォークロスや
ダートジャンプのために、頑丈なハードテイルがあらわれてきて、エクストリームな乗り方に使えるマウンテンバイクが増えていった。