栃木

とちぎ


栃木県栃木市にある、歴史的町並みが残る地区。
江戸から明治にかけて舟運で栄えた商家の町並み。
現在でも400棟を越える蔵造りの建物が現存する。

所在地 栃木県栃木市


歴史

天正年間(1573~92)に皆川広照によって栃木城下町が建設されたことに始まる。
しかし、改易によって栃木城は破却されてしまった。

徳川家康の死の翌年1617年(元和3年)、日光に埋葬され、天明宿から栃木宿を経て今市宿、日光鉢石宿に至る街道(日光例幣使街道)が整備された。
同時に栃木の町の中心を流れる巴波川(うずまがわ)の舟運が開かれた。

舟運により栃木は商品の一大集散地となり、各種商品の問屋や小売店が例幣使街道沿いに店舗を連ねるようになり、江戸時代を通して発展した。

幕末に相次いで大火がおこり、大半が焼失したが、消失を免れた蔵造りの建物が見直された。

当初栃木県の県庁は栃木町に置かれ、明治になっても発展を続けた。
有力商人たちは次々に豪壮な店蔵や塗屋を旧例幣使街道沿いに建て、奥には何棟も土蔵を建てた。




関連項目









最終更新:2008年07月10日 11:35