千葉家住宅
ちばけじゅうたく
岩手県遠野市にある、江戸時代に建てられた民家建築。
南部
曲屋を代表する大規模な住宅。
主屋、土蔵、石蔵、稲荷社、大工小屋が
重要文化財に指定されている。
所在地 |
岩手県遠野市綾織町上綾織1-14 |
入場料 |
350円 |
時間 |
8:30~17:00(11月から3月は16:00まで) |
遠野市西寄りの山麓に小城のような屋敷を構えている。
天保年間に主屋が建設され、大正末期頃までに現在のような屋敷構えが整った。
主屋の周囲には、江戸末期から大正期にかけて建設された附属建物が残り、その特異な敷地構成とともに豪農の屋敷構えをよく保っている。
主屋
- 建築年代:江戸末期1830〜1867頃
- 平面形式:曲屋
- 規模:桁行25.9m、梁間11.7m、馬屋 桁行14.7m、梁間10.5m
- 屋根材:茅葺
- 屋根形状:寄棟、馬屋側入母屋
主屋の座敷では面皮材の棹縁を使用するなど、瀟洒な意匠を見せている。
南部曲り屋の分布域南縁に位置するとともに、遠野地方に典型的な平面をもち、洗練された座敷意匠を採用するなど、江戸末期の大型曲り屋民家として高い価値がある。
土蔵
- 竣工:1912年(明治45年)
- 構造:土蔵造
- 規模:桁行17.1m、梁間5.8m
- 階数:二階建、一部三階建
- 屋根形状:切妻、東面庇付
- 屋根材:桟瓦葺
石蔵
- 竣工:大正末期(1912-1925頃)
- 構造:石造
- 規模:桁行4.9m、梁間3.9m
- 屋根形状:切妻、東面庇付
- 屋根材:桟瓦葺
参考サイト
関連項目
最終更新:2013年04月22日 22:50