1980年代前期
マウンテンバイクは山を下るだけでなく、オフロードを自在に走れるようになり、現在のマウンテンバイクの原型ができあがった。
下りだけでなく、アップダウンのある長い距離を走れるようになった。
カリフォルニア州サンフランシスコ郊外でのロックホッパー、コロラド州クレステッドビュートでのパールパスツアー、ファットタイヤバイクウィークといった多くのイベントが開かれた。
ジョー・ブリーズや、トム・リッチーらに続けと、多くのマウンテンバイクフレームビルダーが創業していった。
それらは少量生産だったが、1981年には世界初の量産マウンテンバイクがスペシャライズド社から発売され、大ヒットした。
自転車の本場ヨーロッパのパーツメーカーは一過性のブームとして見向きもしない中、マウンテンバイク専用コンポーネントが日本のマエダ工業とシマノから発売された。
コンポーネントはもちろんさまざまなパーツの開発競争の中、よりよいマウンテンバイクをめざし、試行錯誤を繰り返していった。
マウンテンバイク団体「NORBA」が組織された。
レースとトレイル保護を掲げ(後にトレイル保護はIMBAに移る)、マウンテンバイカーが環境保全にも目を向け始めるようになる。
年表
1981 |
スペシャライズド社が世界初の量産マウンテンバイク「スタンプジャンパー」を発表 |
1982 |
マエダ工業がマウンテンバイク用パーツ「マウンテック」を発表 |
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シマノがマウンテンバイク用コンポーネント「デオーレXT」発表 |
1983 |
1月 NORBA(アメリカマウンテンバイク協会)が組織される。 |
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トレック社からマウンテンバイクが発売。 |
1984 |
マエダ工業がマウンテンバイク用自転車コンポーネント「XC」を発表 |
関連項目
最終更新:2007年01月09日 01:32