1980年代後期
レースはスキー競技を参考に、クロスカントリー、ダウンヒル、スラロームなどの競技手法が確立していき、レースイベントが盛んになっていった。
各地で開催されるイベントに統一性がなくルールがまちまちだったことから、各イベント統合の動きがおこり、NORBAによって、全米選手権大会や、シリーズ戦のナショナルチャンピオンシリーズが開催されるようになる。
カリフォルニア州マンモスマウンテンなど、広大なスキーリゾートがその開催場所となった。
多くの有名企業がマウンテンバイクに参入し、伝統的な
クロムモリブデン鋼だけでなく、アルミ、カーボン、チタンなどの新素材のフレームも開発されるようになっていった。
もはや一過性のブームとはいえない状況で、1989年にはヨーロッパのカンパニョーロもマウンテンバイクコンポーネントに参入した。
トレイル保護の活動は、NORBAから1988年設立のIMBAに移り、活発になっていった。
マウンテンバイクが自然環境に与える影響が研究され、ハイカーの与える影響とさほど変わらないことが証明された。
マリン郡ではBTC(マリン郡バイシクルトレイル保全委員会)が発足し、MTB入山禁止条例の撤廃を求めて活動を始め、いくつかのトレイルを再びマウンテンバイカーに開放することに成功した。
世界各地にもマウンテンバイクは広がっていき、協会の設立・レースの開催がされるようになっていった。
年表
1985 |
シマノがインデックスシフトを開発。 |
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「第1回全米選手権大会」開催 |
1986 |
7月 アメリカで「マウンテンバイクアクション」誌が創刊。 |
1987 |
NORBAによる「世界選手権大会」がカリフォルニア州マンモスマウンテンリゾートで開催される |
1988 |
IMBAが設立される |
1989 |
カンパニョーロがMTB用コンポ「ユークリッド」を発売 |
関連項目
最終更新:2007年01月11日 20:10