6000番系アルミニウム合金
アルミニウム合金の一種。
マグネシウム、ケイ素系合金。
自転車のフレームによく用いられる。
負荷が掛かった時にアルミニウム結晶がずれるのを、添加した微細なケイ酸マグネシウム結晶が止めることで強度を得ている。
6061
マグネシウム、ケイ素、クロムを添加。
パイプを軟化
焼きなまししてから、バテッド処理、絞り加工、成形、曲げ加工などを施す。残留応力をとるため、工程ごとに残留除去
焼きなましをおこなう。
加工が終了後T6の
熱処理(
焼き入れと
焼き戻し)を行い、最適な大きさのケイ酸マグネシウム結晶を最適に分散させることで材料の強度を高める。
溶接の高温にさらすと、ケイ酸マグネシウム結晶が溶け、小さい結晶が大きくなってしまい、
熱処理の効果を奪い取って溶接部周辺の材料が弱くなる。
そのため溶接した後のフレーム全体をT6の
熱処理をすることで強度を高め、あわせて溶接により生じた残留応力を取り去っている。
関連項目
最終更新:2012年03月25日 01:47