シャッター通り

シャッターどおり


商店や事務所が閉店・閉鎖し、シャッターを下ろした状態の空き店舗が目立つ、衰退した商店街や街並みを指す言葉。
中心市街地の空洞化を表す現象の一つ。

街並み全体を指す場合は「シャッター街」と呼ばれることもある。地方では1980年代後半頃から顕著化し、身近な都市問題として、最近特に注目されている。


原因・背景

モータリゼーションが進展した1970年代以降、地方都市を中心に自動車での買い物が定着し、ロードサイドショップが郊外の国道やバイパス沿いに乱立するようになった。
2000年、大規模小売店舗法が改正され、全国各地の郊外にイオンなどの巨大ショッピングセンターが矢継ぎ早に建設されるようになった。それらは従来の枠を超越し、百貨店や映画館(シネマコンプレックス)、専門店街、カルチャーセンターなどそれまで都市中心部で享受してきた機能をすべて取り揃えていた。既存の商店街はなすすべもなく一気に衰退するようになった。そのスピードは急速で、全国的に同様の現象が起こったため大問題となり、2005年に大店法の再見直しが行われるに至った。
古くから続く商店街だけではなく、1970年代以降に再開発された地区でも核店舗の撤退し代替が決まらない空きビルが出現。核店舗を失い集客力が失せ、さらに衰退に拍車がかかるという負の連鎖が起こりだした。

高度成長期前後に開店した商店主の代替わりの時期に後継者難から閉店に至ることや、昔ながらの営業形態のまま、消費者の動向に対応できない店舗も多く見受けられる。

空き店舗の増加により、寂れた印象を与えると客足が遠のき、ますます空き店舗が増える。店舗の数が減ると、維持管理費、イベント等の一店舗当たりの負担金が重くなるなどすることから、老朽化した設備の更新が進まなかったり、魅力あるイベントを打てなかったりすることにつながる。このような悪循環が繰り返されることになる。

背景には商店街の個々の店舗(個店)で、それぞれがおかれた経営状況が異なる上に、個店はあくまでも一国一城の主であることから、他者の干渉がはばかられたり敬遠されるなどの事情もあり、活性化に対して商店街としての意見の一致がなかなか見い出しせず、また土地と店舗建物の権利関係が複雑なことが多く、面的な再開発が進まなかったことがあると言われている。

対策

人通りが減少し、スラム化、ひいては治安悪化を招く恐れもあることから、ポケットパークなど公共スペースに転用したり、明るさを取り戻すためにシャッターに絵を描き込むなどの工夫も行われているが、構造的な変化を止めることは難しい状況である。しばしばシャッター通りを脱した成功例とされるもののひとつに滋賀県長浜市が挙げられるが、端的に言えば観光地化であり(黒壁スクエアの項を参照)、このような事例が成功例として紹介されること自体が対策の困難さを示しているといえる。行き過ぎた郊外化の流れに歯止めをかけるため、中心市街地活性化法(中活法)の制定など国や行政主導で中心市街地の活性化を進める動きもあるが、一度失った買物客を再び寄せ付ける有効な手段はいまだ見出せていない。


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