2004年3月7日(日)
「ちょっとすいませーん」おばちゃんの声で目を覚ます。
おいおいまだ四時前だぜとテントから出ると、四時から使うからどいて、とのこと。
なにもこんな早くから使わなくても・・・
極寒の中テントや荷物を、夕ご飯を作っていた駐輪場まで移動してまた寝る。
二度目の眠りについたが、今度は6時半頃。
またもやおばちゃんの声で目を覚ます。
今度はゲートボール大会だそうだ。
1人やけに張り切って仕切るおばちゃんがうるさかった。何もそんなにがんばらなくても・・・。
仕切ってるけど人望は薄いらしくみんな聞いちゃいない。
試合が始まっても、一人だけやけに勝負にこだわって、「笑ってる場合じゃないでしょ!」などと、一人で怒っていた。
みんな聞いちゃいないんだけど。
ゲートボール大会の脇で朝ご飯の準備。寒い。
開会式が始まった。
おばちゃんが椅子を貸してくれた。一脚だけ。
ともちゃん大将と、家来。
(北條撮影)
大量のおじいちゃんおばあちゃんがいるのでそりゃあもう話し掛けられる。
カップめんや甘酒をくれ、うるさいおばちゃんも今日行く予定の温泉のタダ券をくれた。
ちなみに、この公園にお風呂セットとパンツを忘れた。はずかし。
蓮池公園を出発して、まずは
丸亀城に向かう。
門のところに自転車を止めると、そこに数人いたボランティアガイドのうちの1人のじいちゃんが、すごい売り込んできた。
そんなに案内したいのか・・・。
そして強引にガイドになってくれた。
(北條撮影)
このじいさんは元気があり余ってるらしく、上り坂を走り出す。
そして、とにかくよくしゃべる。
寝不足の俺らはついていけないほど元気。
(北條撮影)
丸亀城は日本一石垣が高いので、本丸からの景色はすごくいい。
香川県は、絵に描いたような山が平野にぴょこぴょこでているのが特徴的でおもしろい。
(北條撮影)
丸亀の街を見下ろす。
(北條撮影)
石垣の曲線がきれい。
瀬戸内海と、瀬戸大橋が見える。
(北條撮影)
高い石垣の上にある本丸。
(北條撮影)
町から見た様子。ほんとに高い!
高松といえば讃岐うどん。
三年前の春合宿で行ったうどん屋さん、
さか枝は残念ながら休みだった。
別のうどんやさんへ向かう。ちなみにこのとき先頭の池上は逆方向に走り出した。うー、先頭力以前の問題だー。
こんぴらや兵庫町店。上に乗ってるのはなんと高野豆腐の天ぷら!
四国の人は高野豆腐が大好きらしい。スーパーのお惣菜売り場には必ずある。
そして四国の人は、なんでも天ぷらにするらしい。玉子とか。
うどんを食べた後、
高松城跡の公園、玉藻公園へ。
高松城のお堀は瀬戸内海の海水を引き込んでいる。
ぁゃιぃ
くせもの。重要文化財の月見櫓。
(北條撮影)
庭園にあった石橋は、欄干まで全部一枚岩からの削り出し!
削り出しという言葉に弱い俺。
庭園の中の建物。
天守は現存していなくて、神社が建っていた。
塩江まで行くとスーパーがなさそうなので、途中で買出しを済ませる。
国道の電光掲示板に「塩江以降積雪のため通行禁止」みたいなのが見えた。がびーん。
だんだん道が登りだし、山へ入っていく。日も暮れてきた。実際寒くなってきた。でも俺らは行かなきゃならない。他にあてがないから。
完全に日が沈み、かなり寒くなってきた。ガソリンスタンドでバーナー用のガソリン補給。
追い討ちをかけるおばちゃんの言葉、「昨日は-6℃だったよ」がびーん。
だんだんと路肩に白い物が見えてきた。本格的に寒くなってきた。変にテンションがあがり、叫び始める安藤。「温泉に入りてえー」
そしてやっと「道の駅まで1km」の看板。あと少しで温泉に入れる・・・。そんな俺らを待ち構えていたのは、この看板。
がびーん。試練が与えられすぎ。
同じように臨時休業と知らずに来ていた地元の家族に、朝もらったタダ券をあげて、他のお風呂を探す事に。
寂れかけた温泉街の暗い川沿いの遊歩道を歩く。
唐突にあらわた三本の杉のイルミネーションがむなしく光ってた。
(北條撮影)
道の駅しおのえに戻り、夕ごはんを作る。
すぐに作れる料理の代表格、麻婆豆腐だったものの、寒すぎてバーナーに力がなくなかなかできない。
手を暖めようと鍋を触りまくってた。
この日も、出来上がった後驚くほど早く冷めた。
寒い。すごく寒い。
(北條撮影)
今日のテン場。また駐輪場。
寒い日ばっかり。いいかげんあったかくなってほしい。
最終更新:2011年02月11日 15:01