2004年3月11日(木)


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「すいませーん」の声で目が覚める。
俺らのテントが入口の前に立っていたために入れない清掃業者の人だった。

いそいでテントをどかす。怒られるかなと思ったけど、「起こしてすいませんね」と言っていた。いやいやこちらこそすいません。



テン場の様子。この建物は宿になっている。

右のほうに風呂があり、窓に近いところは外から丸見え!ありえない設計。


(橋爪撮影)
道の駅宍喰温泉の道路をはさんで向こう側は海。みんなで海を眺めてから出発。



国道55号を走る。
最初は少しアップダウンでトンネルもあった。

コンビニで最初の休憩したとき、このあたりはサーフィンが盛んらしく、店員も明らかにサーファー。黒い、黒すぎ。店にはたぶん彼のボードが立てかけてあった。
すごい町だなここは。


(北條撮影)
ともちゃんパンクで修理中。



東洋町のあたりから、国道55号は、ひたすら海沿いの平地を走る。



天気が良くないのが残念だけど、日が出てたらすごい日焼しそう。
海がきれいで、涼しくて、走っててきもちいい。



なんにもないので、なんでもないところで休憩。


(北條撮影)
休憩中に橋爪体操を伝授された。何にいいのかは忘れた。
写真でも充分怪しいが、橋爪家では、お父さんとお母さんが向かい合ってやってたらしい。
怪しすぎる橋爪家。


(橋爪撮影)
海がきれい。協調性のないポーズ。

国道55号は車もあんまり通らない。たまに通る車に意味もなく手を振りまくったりしていた。


(北條撮影)
出発してからもしばらく何もなかったが、やっと見どころっぽいところを発見。
鹿岡鼻。先端の夫婦岩。

もう12時すぎたが、相変わらず店は全然ない。


(橋爪撮影)
岩に登ったりして遊ぶ。


(橋爪撮影)
この先が室戸岬。
岬まで行ってお昼ご飯を食べようということに。


(北條撮影)
そろそろ岬というところで、とうとう雨。雨宿りもかねて、御厨人窟へ。
絶壁に空いている洞窟。弘法大師が修行した場所。ここから見えた海と空から「空海」と名づけたという。

入ろうと思ったら、観光バスが来て大量のお遍路が。10分くらいすると引き上げていった。
俺は、将来も絶対ツアーで旅行はしないぞ。



洞窟の中


雨がやんだ頃出発。まもなく岬らしきところに到着。しかし何もない。
店がないどころか、「室戸岬」って書いてある石碑みたいなのがあるような撮影スポットもない。
室戸岬がこんなに寂れてるとは思わなかった。



岬の西側。お昼ご飯を食べるために、室戸市街地をめざす。


(北條撮影)
「オーシャン」というスーパーがあって、やっとお昼ご飯にありつけた。



室戸といえばカツオのたたき。
あと、メバチマグロとビンヨコの刺身。
ビンヨコってのはキメジマグロのことらしい。キメジマグロはキハダマグロの子供らしい。結局キハダもキメジもメバチもなんだかわからないけど、そういうことらしい。

ここで話し掛けてきたおばちゃんは、「一生の思い出になるね」を連呼していた。
一生の思い出か。


(北條撮影)
少し走るとまた雨が降り出して、道の駅でカッパを着る。

走り出して少しするとまた雨がやんだ。

予定では重伝建の吉良川のまちなみに寄るはずだったが、先頭の池上はスルー。
時間と残りの距離を考えれば妥当な判断か。残念だけど。
と思っていたが、普通に見逃しただけらしい。看板も立ってたじゃーん。
池上の先頭力はまだまだ。


(北條撮影)
ともちゃんの体調が悪いらしく、休憩を入れる。
プレ前半は特に過酷だったから疲れがたまっているのかもしれない。


休憩の後、先頭が橋爪に交代。最初はどれくらいのペースで走ればいいかわからない様子だったが、しばらくするとわかったようだ。上り坂が意外と速い。


スーパーで買出しを済ませ、二十三士温泉へ。
大きくてきれいな温泉で、さらに客が少なかったので最高だった。
ゆっくり入って、マッサージチェアーでのんびりしてたら従業員のおばちゃんが話し掛けてきた。
今夜は温泉の近くの公園に泊まる予定だったが、おばちゃんがいいテン場を教えてくれた。
ここの温泉にはお遍路さんや自転車旅行者がよく来るらしく、雨がふりそうな日はそこをすすめているらしい。
近くの公園には屋根のあるところがなかったので、とてもありがたかった。



後免奈半利線の田野駅。3年前四国に来た時はなかった線だ。新しいので、全線高架。駅前にきれいで24時間使えるトイレもある。

夕ご飯は鍋。第一弾完成



いただきまーす


(北條撮影)
駅の高架下なので雨の心配も全然ない。夕ご飯を作っている頃雨が降り出したが、問題なし。
最初の公園に泊まってたら悲惨な事になっただろう。



今日も遅くなってしまって、鍋第二弾ができるまでみんなうとうとしてた。


夜一時頃、寝る準備をしていたら、なんとパトカーが。
他の人の経験談から大抵見逃してくれるという事を聞いていたが、やっぱり警察ってのはこわい。

職務質問を受けたけど、気をつけて、がんばって、みたいなことを言われただけですんだ。大学名聞かれた時はいうかどうか迷ったけど、大学生ってのが確認できれば良かったらしい。

トイレのあたりにたむろしてた高校生は補導されかかってた。すぐに家に帰るように言われていた。その後もずっといたけど。


パトカーが去る時に、バキバキッとすごい音が。ぶつけたのか?と思って、そばに行ったら、池上のマグカップが踏み潰されていた。
「ごめんごめん」と軽ーくあやまって去っていった。そのときトイレに行ってた池上。
戻ってきて、変わり果てたマグカップを見てがっくり。

夏合宿のとき、最上川さみだれ大堰で(ステキなおねえさんから)もらった、想い出のマグカップなのだった。



テントを張って就寝。



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タグ:

旅行記
最終更新:2011年02月11日 16:33