サスペンション




タイヤを路面に押さえつけ、また、衝撃を吸収することで操縦安定性をあげる装置。

基本的にはスプリング(ばね)と、ダンパー(減衰装置)から構成される。



マウンテンバイク用サスペンションの歴史

1990年、サスペンションエンジニアのポール・ターナーが初のマウンテンバイク用サスペンションフォークロックショックスRS1」を発売。ストロークは40mm程度だった。
第一回世界選手権大会のダウンヒルで、使用したグレッグ・ヘルボルトが優勝。
すぐにマニトウマルゾッキなど数社からマウンテンバイク用サスペンションフォークが発表された。

1991年には、キャノンデールゲイリーフィッシャー、オフロード(現在はK2に買収)からフルサスペンションバイクが発売され、以降多くのメーカーが
フルサスペンションバイクを開発する。

多くのトップライダーがこぞって使い、実戦でテストしながらノウハウをフィードバック、改良し、早くもサスペンションの開発競争が始まった。

1994年頃から、ストローク50mm程度のクロスカントリー用と、80mm程度にロングストローク化するダウンヒル用に分かれ始める。ロングストローク化競争が始まる。
1997年にクロスカントリー用は80mmで止まり以降は軽量化を追及していくことになる。

ダウンヒル用はフロントは剛性の問題からロングストローク化は難しく、リアトラベルの長さが先行していたが、1997年ダブルクラウン化して以降、2000年ごろには180mmになった。




1998年
  • フォーク
ロックショックスボクサー 150mm
マルゾッキ モンスターT 180mm
コーワ DHR 160mm

  • フレーム
GT ロボDH 152mm
ジャイアント ATX DH 150mm

1999年
サン ラディカル+ 140mm
シュウィン ストレート8 200mm
イエティ DH8 200mm
シンテシー バズーカ 165mm
コナ スタブ 180mm
ロッキーマウンテン RM9 230mm
トマック 204マグナム 204mm
エルスワース デア 175mm
インテンス M1 200mm


関連項目

最終更新:2011年10月17日 21:56