市町村道

しちょうそんどう



市町村長がその市町村の区域内の部分について当該市町村議会の議決を経て路線を認定したもののことをいう(道路法第8条)。
但し、他市町村の区域に亘るものについては、当該他の市町村長の承諾を要する(この場合、当該他の市町村長も、当該他の市町村議会の議決を経なければ、承諾できない)。

市にあるものを市道(しどう。または「私道」と区別するために「いちどう」と呼ぶこともある)、町にあるものを町道(ちょうどう)、村にあるものを村道(そんどう)という。
また、東京都特別区は市についての規定を適用することになっており、市町村道に相当するものとして特別区の区域内に作られるものを特別区道(または単に区道)という。以下、市町村道と言う場合には特別区道も含むものとする。

市町村道の管理は、その路線が在する市町村が行う。



  • 幹線市町村道
国道(高速自動車国道・一般国道)を補完し、都道府県道(主要都道府県道・一般都道府県道)とともにその地方の幹線道路網を構成する道路

幹線一級市町村道
都市計画決定された街路
主要集落(戸数50戸以上)と、その集落と密接な関係にある他の主要集落とを連絡する道路など

幹線二級市町村道
集落(戸数30戸以上)同士を連絡する道路
集落と、その集落と密接な関係にある一般国道、都道府県道、幹線一級市町村道とを連絡する道路など
国道、都道府県道と結ぶ。



  • 一般市町村道
それ以外の市町村道。日常生活に必要となる生活道路


市町村道は膨大な延長があるため、特に幹線市町村道を優先して整備が行われている。幹線市町村道は、その重要度に応じて幹線一級市町村道、幹線二級市町村道に分けられている。







関連項目


























最終更新:2008年12月06日 01:41