大平廃村
おおだいらはいそん
三州街道の飯田と中山道の妻籠をつなぐ、大平街道の中間にあり、
茶屋宿として栄えた。林業・農業との兼業宿場である。
交通形態の変化・林業の衰退により、昭和45年11月に集団移住して廃村となった。
石置板葺屋根の
せがい造りの民家が約24戸存在している。
特徴
街道面のつし二階部分が張り出すせがい造りで、石置の板葺き屋根のものが多い。
間取りは休憩客に多くの座を提供するため、前土間になっている。
土間に面して広間があり、土間ぎわにいろりが切られている。
2005年9月15日~16日
「大平宿をのこす会」を中心として有志により保存されていて、一泊2000円で泊まることができた。
飯田市街地にあるアウトドア用品店「アルススポーツ」で予約と鍵の受け取りと返却をした。薪もここで買える。
囲炉裏やかまど、薪で焚くお風呂といった、昔の生活が体験できる。
あるものは、なべ(ボロい)と食器(ボロい)。電気はきている。布団は無い。
携帯電話はもちろん圏外だが公衆電話がある。
関連項目
最終更新:2013年06月08日 11:57