デュアルコントロールレバー



ブレーキレバーシフトレバーを一体化したレバー。

シマノの商標だが、他社の同様のレバーも含めることもある。

シマノ

シマノのデュアルコントロールレバーを他社との区別のために「STI」と言うことがあるが、STIはデュアルコントロールレバーを含めたシマノのコンポーネントのコンセプトを指すので、本来は誤用である。
STIコンセプトのレバー」ではあるため、STIレバーというのは間違いではない。
ただし、MTB用のSTIコンセプトのレバーは、かつてはシフターとブレーキレバーを従来と同じ形状のまま一体化したデュアルコントロールレバーではないものであった。これもSTIレバーということになる。

シマノ MTB用

2003年から2010年にかけて存在した。
2003年モデルのXTR/M960系で初めて採用された。その後モデルチェンジしたデオーレXT/M760系デオーレLX/M580系デオーレ/M530系に採用されていった。
前後シフターの操作をあわせるため、リアディレイラーローノーマルとなった。
当初はシフターの方式を完全に置き換えることを目指しており、ラピッドファイヤープラスと、従来のトップノーマルリアディレイラーはラインナップに入っていなかった。
しかし、ブレーキレバーとともにシフトの機構が動くことによる操作のダルさ、ブレーキレバーが動くことによるブレーキタッチの悪さから特に下り系では評判が悪かった。
また、他社ブレーキが使えないことから、完成車への採用が抑えられて普及が進まず、逆にスラムにシェアを奪われることにもつながった。
そこで、ラピッドファイヤープラスとトップノーマルリアディレイラーが再びラインナップに加えられ、両方の方式を並立させることとなった。
デュアルコントロールレバーとして二世代目となる、XTR/M970系デオーレXT/M770系



関連項目


  • 自転車用語
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最終更新:2013年06月29日 11:11