巨鼇山 清見興国禅寺(清見寺)
こごうさん せいけんこうこくぜんじ(せいけんじ)
駿河湾を望む風光明媚な高台にある。
境内を東海道本線の線路が横切っている。
歴史
寺伝では、奈良時代の創建と伝わる
鎌倉時代に禅寺として復興し、足利尊氏や今川義元の帰依を受けて繁栄した。その頃今川家の人質だった徳川家康は当寺の住職太原雪斎に師事し、当寺で勉強していた。
江戸時代には徳川家の庇護を受けた。東海道の目の前にあることから、朝鮮通信使や琉球使の接待がここで行われた。
総門
総門を過ぎたあたりから見た東海道。
山門
1651年(慶安4年)に建築。屋根は檜皮葺だったが、1989年(明治22年)に現在の瓦葺に改められた。
清見寺所蔵の冊子「巨龜山旧雑記」によると、左甚五郎の弟子の設計。
仏殿
1842年(天保13年)建築。
釈迦如来の坐像(家康公姫君静照院寄付)、両脇に迦葉と阿難、背後に三開山(開山関聖上人、準開山太原崇孚禪師、中興開山大輝祥暹禅師)の像が安置されている。
1825年(文政8年)改築。
臥龍梅
庫裏
潮音閣
鐘楼
鐘楼と潮音閣
関連・参考サイト
関連項目
最終更新:2011年03月29日 23:24