ボトムブラケット
フレームとの組み合わせは、取り付け規格と
ボトムブラケットシェルの幅に種類がある。
クランクとの組み合わせは、クランク軸と一体となっているか否か、クランク軸が一体の場合はクランクとの嵌合の方式や軸の長さに規格がある。
規格
JIS規格BB(ISO、BSA、BSC、イングリッシュ、ユーロ)
- 接合方式:ねじ BC1.37-24(左正ネジ・右逆ネジ)
- 採用自転車:ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク等、レース用BMX、フラットランド用BMX
従来型の規格。BBの形式は、BBシェル内に収まるクランク軸と一体になったものと、BBシェルの外側に付くクランク軸が別体のものがある。
- 接合方式:ねじ M36-24(左右正ネジ)
- 採用自転車:一部のヨーロッパブランドのロードバイク
従来型の規格。JISと構造は同じだが、ねじの規格が違うため互換性はない。
BBの形式はJISと同様。
- 接合方式:圧入
- ベアリング外径33mm/内径15mm
- ベアリング厚さ:8mm
クラインの規格。1983〜1996年まで採用されていた。
クランク軸は別体。
- 接合方式:圧入
- ベアリング外径42mm/内径30mm
- クランク軸:30mm
- 採用自転車:ロードバイク、XC系マウンテンバイク
キャノンデールが2000年に発表した規格。
ベアリングを直接圧入する。
クランク軸は別体。
- 接合方式:圧入
- BB外径46mm/ベアリング外径42mm/内径30mm
- クランク軸:30mm
スラムが提唱する規格。
BB30と同じベアリングをカップに入れたBBを圧入する。
クランクはBB30と同じ規格のものを使える。
サーヴェロの規格。BB30・プレスフィット30のシェル幅違いなのでBBは同じ。
プレスフィット30のシェル幅違いなのでBBは同じ。
- 接合方式:圧入
- BB外径41mm/ベアリング外径37mm/内径24mm
- クランク軸:24mm
- BB全幅:90mm
- 採用自転車:ロードバイク(ジャイアント、スコット等)
ロード用
エクスターナルBBの圧入版。
BB外側の幅が、ロードのJIS規格BBシェル+エクスターナルBBと同じ90mmとなる。
- 接合方式:圧入
- BB外径41mm/ベアリング外径37mm/内径24mm
- クランク軸:24mm
- BB全幅:95mm
- 採用自転車:XC系マウンテンバイク
MTB用
エクスターナルBBの圧入版。
BB外側の幅が、MTBのJIS規格BBシェル+エクスターナルBBと同じ95mmとなる。
- 接合方式:ベアリング圧入
- ベアリング外径37mm/内径24mm
- BB全幅:90mm
- 採用自転車:トレックのロード
ロード用エクスターナルBBのベアリングのみ圧入版。
- 接合方式:ベアリング圧入
- ベアリング外径37mm/内径24mm
- BB全幅:95mm
- 採用自転車:トレックのMTB
MTB用エクスターナルBBのベアリングのみ圧入版。
BB65
ルックの規格。
ワンピースのクランク
ルック695のみ採用
- 接合方式:圧入
- BB外径51mm/ベアリング外径41mm
- 採用自転車:BMX
カップに圧入されたベアリングを、BBシェルに圧入する。
かつてはBMXの主流の規格だったが、重量が重いためスパニッシュBBやミッドBBに置き換わり、現在では安価なモデルにのみ見られる。
ダートジャンプ用のマウンテンバイクにも一時期見られたが、現在では見られない。
- 接合方式:ベアリング圧入
- ベアリング外径:37mm
- 採用自転車:フラットランド用BMX、ストリート用BMX、ストリート用MTB
flyバイクが考案した規格。
BBシェルにベアリングを直接圧入する。
- 接合方式:ベアリング圧入
- ベアリング外径:41mm
- 採用自転車:ストリート用BMX
スパニッシュBBと同じく方式だが、ベアリングの径が異なる。
アメリカンBBのベアリングを直接圧入する。
関連項目
最終更新:2011年10月19日 23:50