富士宮やきそば

ふじのみややきそば


静岡県富士宮市で食べられているソース焼きそば。
戦後富士宮市一帯に広がったもので、コシのある蒸し麺、肉かす(ラードの搾りかす)を使用すること、仕上げに削り粉をふりかけることが特徴。



戦後、マルモ食品の創業者が戦地の台湾で食べた台湾ビーフンを再現しようとしたが、参拝や買い出しに来る人が持ち帰れるよう、傷みにくくする工夫がなされてできた。
一般的な焼きそばと違い、蒸した後ゆでずに、強制冷却して表面に油を塗り、水分を少なくしている。

肉かすは、「さの萬」の佐野萬蔵が天かすの代わり用いて評判を呼び広まった。


歴史

  • 終戦後:お好み焼き店や鉄板を備えた駄菓子店が多く開店。これらの店で焼きそばが出された。
    • 当時は信濃絹糸紡績株式会社(現在のシナノケンシ)をはじめ、複数の製糸工場が操業されており、そこで働く女工たちの休日の外食にこうした店が利用された。
    • 太平洋戦争に当地方から招集された兵士たちはおおよそ満州に派遣されていたことから、戦後復員した元兵士たちにとっても炒麺に似たやきそばが受け入れられた。







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最終更新:2011年07月03日 21:05