2011年9月2日(金)

金沢 兼六園、長町

2011-09-01 | 2011-09-03








木津屋旅館の部屋からの眺め。3階角部屋なので眺め最高。

今日は早朝の兼六園に行こうと思ってたけど、昨日たくさん歩いた疲れからかそんなに早くは起きられなかった。
8時前に出発、兼六園まで歩いてく。



尾張町のギャラリー三田



旧村松商店




洋風の離れ付の近代和風住宅。



昨日も見た、大手門前の洋館。門は和風だった。



白鳥路。金沢城の堀が埋められて遊歩道になっている。
大通りを避けて来たのに、自転車がびゅんびゅん通る。通勤・通学の時間帯で、抜け道に使われてるみたい。



前田利家像。



兼六園の茶店通り。
お団子がガイドブックに載ってたので、それを朝ごはん代わりにする。



あんころと兼六だんご。
米粉と塩だけでつくるだんごに砂糖をつけて食べる。昔ながらの味らしいけど、素朴すぎてあまりおいしくなかった。




入場料を払って兼六園の中に入ってすぐの店でまた団子と納豆餅。
こっちの店も団子が固めでいまいちだった。

8時半を過ぎたあたり、団体客がどっと押し寄せてきた。



兼六園と言えばの徽軫(ことじ)灯籠と霞ヶ池。



眺望台からの眺め。

両立することが難しい三対、六つの要素を兼ね備えているので兼六園。
宏大(広く開放的)と幽邃(静寂で奥深い)
人力(人工物)と蒼古(侘び寂び)
水泉と眺望

兼六園最大の特徴は、眺めのよい高台にありながら、用水をひくことで水の流れもあるところ。



霞ヶ池に張り出す唐崎松。枝振りがすごすぎる。



霞ヶ池に浮かぶ蓬莱島。



明治紀念之標。
この日本武尊像は、1880年(明治13年)に建てられた、日本初の銅像。
日本一ものには弱い俺。



山崎山。兼六園の東の奥。
このあたりまでは団体観光客がやってこなくて静か。



苔と木々がとてもいい雰囲気。



山崎山の麓にある辰巳用水の出口。
1632年に金沢城の防火用水としてひかれた。
取水地は犀川の上流10km。江戸時代初期にすごい土木技術。
金沢城の手前で兼六園内を流れ、曲水、池、滝となっている。



成巽閣。13代藩主斉泰の母のために造営した御殿。

建物内は撮影禁止なので写真なし。



根上松。斉泰が盛り上げた土の上に植えて、成長後土を取り除いたと伝わる松。



マングローブみたい。



曲水



霞ヶ池。徽軫灯籠の反対側。鏡みたいに木々が映ってきれい。



霞ヶ池に張り出す内橋亭。



黄門橋。
一枚石から削り出し。自転車好きは、削り出しという言葉に弱い。
長さ6mで全国の日本庭園で4番目に長いらしい。



兼六園のもう一つの日本一。日本最古の噴水。
霞ヶ池との高低差を使った逆サイフォンで噴出している。



瓢池に注ぐ翠滝。
高低差のある園内に二つの池があるのも兼六園の特徴。



瓢池にある夕顔亭



滝があったり、高い木々に囲まれていて、霞ヶ池とは違う雰囲気。



梅園にある舟之御亭。たしかに舟のかたち。



兼六園の随身坂口から出て、すぐにある大きな建物。旧津田玄蕃邸。
加賀藩の重臣津田家の屋敷を移築したもの。
加賀藩は大藩なので、重臣だと1万石を越え、小さな藩の大名並み。屋敷もでかい。



金沢神社。
前田家の祖先とされる菅原道真を祭る。金沢の受験生が参拝する神社らしい。



金城霊沢。金沢の名前の由来となった井戸だが、ひっそりとしている。



きれいな水。神秘的な雰囲気。



ルネサンス風の旧陸軍第九師団司令部庁舎と、バロック風の旧陸軍金沢偕行社
どちらも明治時代の建築で、それぞれ金沢城内と大手町から移築された。
かつては県庁の分室として使われていたが、現在は何にも使われいない様子。
ふたつとも国登録有形文化財になっているが、ほとんど見に来る人もいなそうだ。もったいない。


100円で乗れる市営のコミュニティバス、金沢ふらっとバスに乗ってにし茶屋街方面に移動。




大工町で降りて歩く。


犀川大橋で犀川を越える。
国登録有形文化財



神明宮。神明の大ケヤキ。



にし茶屋街
ひがし茶屋街と共に江戸時代からある茶屋街だが、こっちは伝統的建造物はごく一部しか残っていない。写真の反対側には普通の建物も建っている。
ひがしや主計町のように伝統的建造物群保存地区にもなっていない。

ただ、現役の茶屋の数はにしが一番多いそう。



西茶屋資料館
かつてここに建っていたお茶屋を再現。



甘納豆かわむら
デパートで扱ってないし、通販もしてないし、それどころかウェブサイトすらない。でも高評価。すごい店だ。
甘納豆の種類がたくさんあって、でも無添加で日持ちしないのでかなり迷って数種類購入。



西検番事務所
芸妓衆の稽古場兼管理事務所。



脇の道を通って、裏へ行くと三味線の音が聞こえた。練習してるんだろう。





工事中。町並みにあわせて修景してるのかな。



泉用水。
このあたりは一般住宅地で、その中を流れている。


ふらっとバスに乗って、長町方面へ移動。




昭和な感じな商店街を歩く。



そして昭和な感じの店で昼食。
グリルオーツカ



金沢名物ハントンライス。スプーンの下の紙ナプキンのたたみ方まで昭和。



ハントンライスとは、ケチャップ味のバターライス、半熟の薄焼き卵の上に、白身魚と海老のフライが乗り、タルタルソース・ケチャップがかかっている料理。

こういう子供の夢みたいな料理好きなんだよなー、トルコライスとかスパカツとか。

具が何も入ってないケチャップライスが1合半くらいある。
120円増しで大盛りってメニューに書いてあったけど、する人いるのか?
普通盛りで満腹。



長町武家屋敷跡を歩く。大野庄用水。



長町で最も有名な通りへ。



武家町らしい、曲がった通り。



大屋家住宅。
むくり屋根の門が優美。松が塀を突き抜けてる。





旧桑嶋家長屋門。


主屋は残ってないのだが門はけっこう残っている。


旧天野家長屋門。



旧高田家長屋門。



金沢市足軽資料館。足軽の住宅を移築。



下級武士の足軽でも、武家住宅なので接客空間が重視されてる。
玄関と玄関の間があり、最もいい場所に座敷があり、専用の便所がある。



座敷。
足軽は基本的に50坪の一戸建て。庭では野菜や果樹を栽培していた。



聖霊修道院聖堂
事前に調べてなかったが、金沢市足軽資料館の近くをうろうろしてたらたまたま見つけた。



金沢市老舗記念館
明治時代に建てられた巨大な商家が移築されてる。



当時の店の間を再現。
江戸時代以前からある老舗の薬屋。



裏側は庭に面して座敷や茶室がある。



二階の展示。お菓子でできた花。



金沢の結婚式、お金かかりそー。



金沢のオシャレストリート、竪町商店街。



このスーパー、なつかしー、6年前(2005年8月19日)行った。



金沢にもあるぞ109。


ふらっとバスに乗ってひがし茶屋街方面へ。







ヤマト醤油味噌東山直売所のしょうゆソフトクリーム。


ひがし茶屋街の観光は昨日したので、お買い物。



ひがし茶屋街一番丁。細い通り。



一番丁から観音町通りに抜ける道。クランクしてる。



観音町通り。左の東茶屋休憩館…は、江戸時代末期に建てられた旧涌波家住宅を当時の状態に復元している。市指定有形文化財。



主計町。いったん宿の木津屋旅館に戻る。



不室屋の生麩まんじゅうを食べて休憩。



暗がり坂。



暗がり坂を抜けると久保市乙剣宮…の境内。大きなけやき。





再び兼六園
兼六園の入園券は一日券なので、何度でも出入りできる。



霞ヶ池から、金沢城に水を送る水道管の跡。
兼六園と金沢城の間は百間掘があるが、その下をくぐる逆サイフォンで送水されていた。



雁行橋。



金沢21世紀美術館。カラー・アクティヴィティ・ハウス。


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外から眺めるだけでもきれいだけど、外をぐるぐる回ったり、中から見回したりすると色が変化しておもしろい。

建物のミュージアムショップと無料ゾーンへ。



一番有名な、スイミング・プール。
なんと、展示替の作業中で中に入れないとのこと。残念すぎる!
外から見ても、中に人がいないからただのプールにしか見えない・・・



市民ギャラリー
加賀友禅の図柄をアレンジした壁画。



雲を測る男



ブループラネットスカイ
立方体の部屋の天井の中央が四角く開いてる。
額縁に入った絵みたいな空を、ベンチに腰掛けてぼけーっと見る。これいいなー。





金沢湯涌サイダー柚子小町

金沢の湯涌温泉のサイダー。柚子の香りがとてもよくておいしい。



鶏肉のリエット
カレー風味で意外。



小海老とマッシュルームのラヴィオリ
海老とマッシュルームって間違いない組み合わせでおいしいんだけど驚きはない。
でも、これは泡立てたソースのおかげで見た目も食感も面白い。どこにラビオリがあるのかわかりにくいけど。



鶏もも肉のコンフィー
おいしかった。鶏肉がほろほろとして、いい食感。
肉の下には、つぶされた茄子。まさかの甘酸っぱいレモン風味。
言われなければ何かのジャムかなって感じで茄子の味は全然しない。わざわざ茄子を使った意味はない気もするけど、食感と酸味は肉ととてもよくあっていた。



クレームブリュレ
カスタードクリームがとてもなめらかで口どけよくておいしかった。

2500円のコースだからそんなに期待してなかったけど、とてもよかった。
金曜の夜だから混むかと思って予約したのに、うちらが食事中他にほとんど客がいなかった。静かでよかったけど心配になってしまう。店はきれいだし、ライトアップされた金沢城の石垣も見えて眺めもいいし、接客もいいし、コストパフォーマンスいいし、最高だと思うんだけど。

東京にも同じ店があるけど、調べたら1000円高かった。そうだよなー。



また金沢21世紀美術館へ行って、夜のブループラネット・スカイを観賞。
無料ゾーンは夜10時までやってる。すごい。

主計町まで歩いて帰った。
昨日12kmも歩いて疲れたっていうのに、さらに長い14kmも歩いてた。


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最終更新:2011年09月28日 02:20