七稲地蔵

なないねじぞう


石川県金沢市の卯辰山山麓寺院群の寿経寺門前にある石地蔵。
1858年(安政5年)におこった、卯辰山の泣き一揆で処刑された七人の首謀者を供養している。

所在地 石川県金沢市子来町57
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安政5年は、地震、冷夏、長雨により不作だった。
それをうけて、米の買い占めや売り惜しみにより価格が高騰し、庶民の生活が困窮した。
7/11の夜、約2000人が卯辰山に登り、城に向かってひもじさを訴えて泣き叫んだ。
翌日、藩の御蔵米500俵が放出され、米の価格を下げる命令が出された。
しかし、卯辰山は金沢城を見下ろせるため、立ち入りが制限されていたこと、事前の断りなく直訴することは重罪だったため、首謀者7人は7/26に捕縛された。うち5名が打ち首、2名が獄死した。




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最終更新:2011年12月26日 17:41