渡月橋
とげつきょう
京都府京都市の桂川にかかる橋。
橋脚と橋桁は鉄筋コンクリート製だが、欄干部分は景勝地である嵐山の風景にとけ込むよう木造となっている。
観光パンフレットなどにこの橋が写り込んだ写真が使われ、観光地としての嵐山を象徴する建造物ともなっている。
長らく橋には照明施設が無かったが、地元の任意団体である「京都嵐山保勝会」が関係機関の協力を得て橋の上流にあたる西高瀬川との分岐部にサイフォン式小型水力発電機を設置し、そこで得られた電力により、夜間帯にLED照明を用いて橋を照らしている。
また、関西電力と相互に供給できる体制(系統連系)が採られており、逆潮流(同電力への売電)による利益は周辺の清掃などの活動資金に使われている。
歴史
- 承和年間(834年 - 848年):僧、道昌が架橋したのが始まりとされる。現在より200mほど上流に位置し、法輪寺橋と呼ばれていた。
- 1606年:現在の位置に、角倉了以が架けた。
- 1934年(昭和9年):現在の橋が完成。
関連項目
最終更新:2012年03月16日 10:36