トライアル



自転車の競技のひとつ。

走行が困難なセクションを足をつかずにクリアーする競技。
足をつくと減点される、減点制で行われる。
タイム・トライアルと区別するためにオブザーブド・トライアルと呼ばれることもある。

オートバイのトライアルの真似事を子供が始めたところから、専用の20インチホイールのトライアルバイクができ、自転車トライアルが競技になった。
1981年にUCIに承認されるが、1991年にBIU(国際バイクトライアル連盟)が独立する。
UCIとBIUではルールが違い、BIUはペダル・ガードを当てても減点されないが、UCIでは減点される。

20インチ

変速はなく、かなり軽めのギア比。前のギア板の保護のためにアンダーガードがつく。
タイヤは20インチで、後ろは2.5インチ程と太く、前は2.0インチほど。
ブレーキは前後油圧リムブレーキマグラHS33)が基本だが、前はディスクブレーキの場合もある。
長いステムに、幅の広いハンドルバーサドルは無いか、あってもプラスチック製の申し訳程度のもの。


26インチ

マウンテンバイクもトライアル的に乗られるようになり、BIUでも1992年から26インチクラスが新設される。


バイクはハードテイルリジッドフォーク
ギアは後ろのみで、前のギアをぶつけないようなガードがついている。ギア比は軽い。
タイヤは26インチで、後ろは幅2.3~2.5インチと太く、前は2.0インチ程度の軽いタイヤを使う。
ブレーキは後ろは、油圧のリムブレーキで、前は油圧リムブレーキが基本だが様々。
長いステムに幅の広いハンドル、競技専用車はサドルはない。


歴史

1975年、スペインのカタルニア地方で、子供たちがオートバイのトライアルの真似事を自転車で始めたのがきっかけ。
1978年、トライアル用オートバイメーカー「モンテッサ」の開発部門担当で、元スペインチャンピオンのペドロ・ピが、世界初のトライアル用自転車「モンテシータT10」を市販し、息子のオット・ピをデモンストレーターに、バルセロナを中心にデモンストレーションしたところ大ヒットした。
その後ペドロは世界初のトライアル用自転車メーカー「モンティー」を創設。
1984年 UCI世界選手権大会開催



関連項目

  • 自転車用語
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最終更新:2011年10月06日 01:50