スープカレー
特徴
具の肉や野菜が大ぶりである。
動物や野菜から取ったダシに、スパイスペーストを合わせてスープを作る。「トマト系スープカレー」では、フォン・ド・ボー(仔牛のダシ)を使ったり、炒めたバジルとその香味オイルをたっぷり浮かべることが多い。イタリアンやフレンチを学んだシェフにより取り入れられた。
具はスープと別に調理する。メインの具はチキンレッグ・豚角煮・ラムチョップなどで、これに素揚げしたジャガイモ、ニンジン、ピーマン、オクラ、カボチャなどの野菜が添えられる。
食べ方に一定の決まりはない。
- スプーンにライスをのせ、スープに浸しながら食べる。
- スープとライスを交互に食べる。
- スープをライスに掛けながら食べる。
- ライスをスープに投入して食べる。
- 具をライスの上に取り出し、切り分けて食べる。
概要
とろみの少ないサラサラしたスープ状のカレー。
そのルーツとしては、漢方の薬膳スープ、スリランカやインドネシアのカレー、タイカレー(レッドカレー)、南インド料理のラッサムやサンバルなどがある。
東京・大阪・名古屋などにも札幌由来のスープカレー店が開店しており、CoCo壱番屋のようなカレーチェーン店も期間限定商品として全国的に発売している。
家庭用の「スープカレーの素」もベル食品やハウス食品によって全国的に発売されている。
歴史
- 1971年:札幌市の喫茶店「アジャンタ」が発売した薬膳カリィがオリジナルとされる。
- 1993年:「マジックスパイス」がそれにソトアヤムというインドネシア料理のエッセンスを加えて「スープカレー」と名付けて売りだしたところ、行列ができるほどの人気店となる。
- 2002年:札幌市内にスープカレー店が乱立。ブームとなる。
- 2003年:神奈川県の「横濱カレーミュージアム」にマジックスパイスが出店し、スープカレーが全国的に知られるようになる。
関連項目
最終更新:2013年03月23日 00:26