亀鶴山 易行院 誓閑寺

せいかんじ


東京都新宿区にある、浄土宗の寺院。

新宿区内に存在する最古の梵鐘が、新宿区指定有形文化財となっている。

所在地 東京都新宿区喜久井町61
地図

誓閑和尚がこの地に「方松庵」を建てたのがはじまり。
尾張家の下屋敷に隣接していたため、当家の奥女中の墓が多かったが、今は大奥老女・川瀬のひとつを残すのみとなっている。

梵鐘
1682年(天和2年)近在の住民の寄進により鋳造された。
総高138cm、口径79cm、周囲236cmで、形状は比較的古い様式を残している。
池の間(銘文等を刻む空間)は四つに区画され、全面に銘文が刻まれている。
銘文中の「武州荏原郡」とあり、当時すでに豊島郡になっていたこのあたりが、いまだ古い郡名で呼ばれていた例を示す史料となっている。
夏目漱石は自宅すぐ近くだった当寺の鐘の音について、随筆「硝子戸の中」でふれている。


鐘楼

昭和四十九年四月に、千葉県木更津市の選擇寺より移築




2015-07-18…






参考サイト



関連項目







タグ「新宿区」「歴史」がついた項目




最終更新:2017年11月16日 17:38