旧芝離宮恩賜庭園
きゅうしばりきゅうおんしていえん
2013年5月現在
大久保忠朝上屋敷の庭園、楽寿園が始まりで、宮内庁管理の離宮を経て、大正13年(1924年)東京市に下賜され、旧芝離宮恩賜庭園として公開された。
作庭当時は海岸に面しており、
浜離宮恩賜庭園同様汐入の庭であった。
現在では周囲の埋め立てとビル群により海の眺望は失われた。一部が鉄道の増設用地に提供され面積が狭くなった。
- 1678年(延宝6年):老中・大久保忠朝が芝金杉の地を拝領し、屋敷を構える。
- 1686年(貞享3年):大久保忠朝屋敷内の庭園楽寿園として作庭される。
- 1818年(文政元年):大久保忠真が邸地を返上、堀田正功が拝領する。
- 1821年(文政4年):堀田家が邸地を返上、御用屋敷となる。
- 1823年(文政6年):清水家の下屋敷となる。
- 1846年(弘化3年):紀州徳川家が拝領、同家の別邸となり、芝御屋敷と称された。
- 1871年(明治4年):有栖川宮熾仁親王邸となる。
- 1875年(明治8年):英照皇太后の非常御立退所として皇室が買い上げた。
- 1876年(明治9年):芝離宮となる。
- 1891年(明治24年):迎賓館として洋館を新築。
- 1923年(大正12年):関東大震災で洋館焼失。
- 1924年(大正13年)1月:昭和天皇の御成婚を記念し、東京市(現東京都)に下賜。園地の復旧と整備を施す。
- 1924年(大正13年)4月20日:旧芝離宮恩賜庭園として開園。
- 1933年(昭和8年):史蹟指定を受ける。
- 1979年(昭和54年):文化財保護法により名勝指定を受ける。また、この年から入園が有料となった。
入り口
藤棚
木橋、中島
九尺台
唐津山
石柱
西湖の堤
中島
築山
築山上から
砂浜
雪見燈篭
関連項目
最終更新:2013年05月12日 22:40